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2014ミャンマーの旅 ブログトップ
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まだまだまだバゴー巡り [2014ミャンマーの旅]

2014年9月13日(土) 午後3時15分 ミャンマー バゴー

タバコ工場の前
タバコ工場付近で

トントン氏によるバゴー案内はまだまだ続く。今度はタバコ工場である。
工場と言っても機械らしきものはどこにもない。女性が手作業でタバコを作っている。
見ると、日本だとまだ高校生くらいと思われる女の子がタバコを作っていたりする。
実際の年齢は当然わからない。ミャンマーの人たちは実際より若く見えるような気もする。

タバコ工場①
タバコ工場

女性はみな頬のあたりに白っぽい粉をつけている。これが「タナカ」である。
先日、NHKの番組を見ていたら「タナッカー」という名称で紹介されていたが。
この「タナカ」というのはミャンマーの伝統的な化粧品で、日焼け止めの効果があるらしい。
トントン氏に日本には「田中さん」がたくさんいると伝えると、知ってるよという風に笑った。

タバコ工場②
タバコ工場

タバコは葉巻タバコである。トントン氏によると寒い地方から取ってきた葉で巻くとのことである。
女性たちは実に手際よく葉を巻き、最後にトレードマークがついたラベルで葉を留めていく。
トントン氏が懐から自分のタバコを一本取り出し見せてくれた。
どうやら、トントン氏が愛煙しているタバコとはブランドが違うということのようだ。
こういう工場などは個人では来られないだろうし、興味深く見学させてもらった。

次に訪れた場所も私の持参したガイドブック(歩き方)には載っていないところであった。
トントン氏もそういうことは承知で「ここは『歩き方』には載っていません」と言う。
その次のひとことがおかしかった。「"Lonely Planet"には載ってます」
トントン氏は"Lonely Planet"も頭に入っているのか。
こういうガイドを生業にしているのであれば、当たり前なのかもしれないが。大事なことである。

大蛇
大蛇

しかし、その訪れた場所と言うのが私にはどういういわれのところなのかよくわからなかった。
どうもお寺であるらしいが、中に入ると大蛇がとぐろを巻いて寝ていた。
この大蛇、私には生き物のように見えなかった。何か造り物であるのだと思われたのだ。
だが帰国後、調べてみたところ、この大蛇は造り物などではなく、生きている蛇であるらしい。
トントン氏にこの蛇は生きているのか?と質問してもよかったのだが…。
その質問がばかばかしく思えるくらい、蛇は微動だにしていなかったのである。
トントン氏の話によると、女の人が蛇に化けてしまった。というような話であったと思うが…。
やはりよくわからない…。いずれにせよ、ここは大蛇を祀ったお寺さんなのである…。

参道
ヒンターゴン・パヤーの参道

次はヒンターゴン・パヤーというお寺へ。
境内へ向かう参道の両脇にはお土産屋さんが並んでいる。
ガラクタのようなおもちゃが売られていたりする。参道で売るようなものなのだろうか…。
ただ、ここでは鳥をモチーフにしたグッズが売られているのが特徴的である。
よく見ると、柱などにも鳥のモチーフが使われているのが目に付く。鳥を祀ったお寺であるらしい。
この境内から西の方角を見ると、大きな仏塔がよく見える。
この仏塔はシュエモードー・パヤーのそれであり、この後、この仏塔へ向かうことになる。

鳥のモチーフ
ヒンターゴン・パヤーで、鳥のモチーフ

仏塔
シュエモードー・パヤーの仏塔が見える

その前に一休み。トントン氏とカフェに入り紅茶をいただいた。
トントン氏はスプーンでよくかき混ぜて紅茶を飲んでいる。
私もそれを真似て、よくかき混ぜて飲んだつもりだったのだが…。
コンデンスミルクがこれでもかとカップの底に沈殿していたのだった…。とても甘い。
ミャンマーの人たちはこういうのを好むのだろうか?
しまいには、コンデンスミルクの原液を飲んでいるような感じとなり、のどがおかしくなった…。

紅茶
ミャンマーの紅茶
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まだまだまだまだバゴー巡り [2014ミャンマーの旅]

2014年9月13日(土) 午後4時32分 ミャンマー バゴー

シュエモード・パヤーへ
シュエモード・パヤーへ

コンデンスミルクたっぷりの紅茶を飲んだ後、シュエモード・パヤーという寺院へやってきた。
これまでトントン氏にいくつか寺院へ案内してもらったが、この仏塔の巨大さは群を抜いている。
それもそのはず仏塔の高さは114メートルあるらしい。さっそく中に入ってみる。
大きな仏塔に近づいてみると、その傍らに大きな円形の物体が置かれている。
これは、1931年の地震によって崩れてしまった仏塔の一部であるのだという。
その後、再建されて現在の姿になっているということだ。ミャンマーでも地震か。
トントン氏に訊ねてみたら、日本みたいに頻繁にはないが、数十年に1度、大きいのがあるらしい。

地震で落下した塔の一部
地震で落下した塔の一部

まだまだバゴーの旧跡巡り。トントン氏のバイクは南へと向かう。野良犬が多いが皆おとなしい。
やってきたのはチャイプーン・パヤーというところで、階段をのぼった先に巨大な座仏がある。
座仏は4体、柱の4面にそれぞれ鎮座している。4体それぞれ表情が微妙に違うのが面白い。
仏様が背にしている柱は30メートルあるというから、これもかなりの大きさである。
チャイプーン・パヤーはバゴーの中心部からは少々離れている。個人で来たらたいへんだったろう。

チャイプーン・パヤー①
チャイプーン・パヤー

チャイプーン・パヤー②
チャイプーン・パヤー

これにてバゴー巡りも終了!と思いきや、トントン氏「アッ!忘れてた!」と言いだした。
最後にやってきたのはシュエターリャウン寝仏という涅槃仏である。
確かに、ここはバゴーの名所の一つ。私もまだ訪れてないな…と内々思っていたのだ…。
この涅槃仏は55メートルある。先に訪れたミャッターリャウン寝仏よりは少々小さい。
それでも55メートルなのである。仏様の各パーツの大きさを示した板が掲げられている。
お顔だけで7メートル弱、耳が4.50メートル、目が1メートルといった具合である。
この涅槃仏は映画「ビルマの竪琴」に登場したということだが、この映画を私は観たことが無い。

シュエターリャウン寝仏
シュエターリャウン寝仏

これでほんとうにトントン氏のバゴー案内はひと通り終了である。
時刻は午後6時前。市内中心部に戻ってきて、適当な食堂で夕食をとることになった。
夕食もトントン氏といっしょである。夕食を取りながら明日の予定の確認をする。
明日はバゴーからチャイティーヨーのゴールデン・ロックを見に行くのである。
ゴールデン・ロック取材後、バゴーに戻ってきて、さらには鉄道でヤンゴンへ向かう予定。
この日程が可能であることは、トントン氏に確認済みである。
もちろん明日もトントン氏はガイドとしてついてきてくれる。

寄進
寄進した人(日本人)の名が。TAKYO になってますが… 

ミャンマー・ビールを飲みながら。飲みやすいので3~4杯飲んだだろうか…。
その酔いが回った状態でトントン氏からいろんな話を聞いた。
子供たちを日本に連れて行きたいだとか、ビザ取得簡素化の話など。ビザ取得簡素化?
ミャンマーを訪れる際にはビザが必要である。
だから、私も渡航前に代行業者に依頼して、ツーリストビザを取得したのである。
そのビザの取得であるが、インターネットでつい先日から可能になったらしいのだ。
わざわざ代行業者にビザ取得を依頼した私。そんなことは知らなかった…。

ミャンマー・ビール
おいしいミャンマー・ビール

さて、トントン氏と2人で食事をしていたところ、ひとりの男が現れた。
この人は翌日私をチャイティーヨー・パヤーまで連れて行ってくれるドライバーのようである。
食堂も地元の人が使うような食堂で、なんだか暗くてこのドライバーの顔もよく見えない。
明日お世話になるこのドライバーに、代金である確か60000チャットを手渡した。
ドライバーはおとなしそうな人だったがトントン氏と二言三言会話を交わすと去っていった。

食べたもの
食べたもの

更新が滞っていたので、ここでおさらいすると、私はこの日ミャンマーに着いたばかりである。
順調にバゴーに到着し、バゴー市内の名所旧跡もトントン氏のおかげでたっぷり取材できた。
翌日は先にも記したが、ゴールデンロックの取材。その後ヤンゴンに向かうという日程。
かなりのハードスケジュールである。トントン氏とは午前6時から行動開始と約束をした。
というわけで、早く寝た方がよいのである。午後8時前には宿の部屋に戻り就寝である。
就寝前に蚊取り線香を焚いた。日本でもデング熱が話題になっていた頃であるから…。

食堂
食堂
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チャイティーヨーへ [2014ミャンマーの旅]

2014年9月14日(日) 午前5時48分 ミャンマー バゴー

2日目の朝
2日目の朝

今日はゴールデン・ロックのあるチャイティーヨー・パヤーに向かう日である。
午前6時にトントン氏が迎えに来てくれることになっている。
早起きは苦手であるが、午前5時過ぎには目を覚ました。そして荷物の整理である。
夕刻にはヤンゴンに向かう列車に乗る予定でいるから、もう宿はチェックアウトなのである。
忘れ物が無いかどうか、最終確認しているとトントン氏がやってきた。

ハダヤ・カフェ
ハダヤ・カフェ

「よく眠りますね」
そう言われたが、それは違う…。私はすでに起きている。でも確かにとても眠いのだ…。
まだ夜が明けたばかりの町に出て、宿の近くのハダヤ・カフェというところで朝食をとる。
頼みもしないのにいろいろテーブルに並べられるが、食べたいものだけとればいい。
食べたものだけあとでお会計をするのであるが、そんなにお腹も減っていない。
またまた甘ったるい紅茶と揚げパンらしき食べ物をちょいといただいて朝食終了である。

食べたもの
食べたもの

出されたもの
出されたもの

朝食を終え、チャイティーヨーに連れて行ってくれるドライバーのところへ向かう。
すると向こうから托鉢の僧侶の列がやってきた。列はかなり長い。
托鉢の列というのは、この前年ラオスのルアンパバーンでも目にしているが、様子がだいぶ違った。
ここバゴーの托鉢の列はごく自然なもののように思えたのである。これがいいのである。
ルアンパバーンの托鉢は多数の観光客が僧侶に供物を捧げていた。私もその一人だった…。
大して意味も考えずに供物をして、おばちゃん2人連中に10ドルを取られてしまったではないか…。
ルアンパバーンは確かにのんびりしたいいところであったのだけれども、もう立派な観光地。
それに比べてここバゴーは供物をする観光客の姿などなく、まだ本来の光景が見られるようだ。

托鉢①
托鉢の列

托鉢②
托鉢の列

さあ、車に乗り込んで出発進行。雨は降っていないが、このまま持ってくれるか…。
車窓から町を眺めるが、やっぱり東南アジア。バイクに3人乗りは当たり前。
隣に停まった車のドアーに日本企業のロゴがあったり。もう、とにかくいろいろ楽しませてくれる。
例えば「株式会社DMウッドラボ」というロゴが入った車を見た。
ミャンマーを走る車の多くは日本の中古車である。日本車は信頼されているのだ。
でも、よく見るとこのロゴはちょっと文字がおかしいのである…。
想像するに、これはこの車の所有者が自分でこのロゴを勝手に入れたのではないだろうか?
こうやって日本語が入っていたほうが、日本車であることのアピールになるのかもしれない。

バゴーで
バゴーで

DMウッドラボ
「DMウッドラボ」のロゴ。文字がちょっとおかしい

ラジオからはミャンマーの歌謡が流れてくる。もちろん聞いても意味はわからないが興味深い。
その曲はとにかく素朴なのである。初期ドゥーワップに通じるような素朴さである。
それがちょっとチャイニーズな感じのサウンドにも聞こえるからなかなか面白い。
トントン氏はドライバーと話をしているが、ときどき車窓の景色の説明をしてくれる。
ある川を通った時は、向こうのほうに橋がかかっていたが戦争で爆破されたのだと教えてくれた。

シッタン川(たぶん)
シッタン川。だと思う

ちょっとした町を通ると、そこの住居はほとんど高床式。
アウンサンスーチー氏の肖像やスーチー氏が率いる政党、国民民主連盟の旗を掲げた家もある。
そこにぽつぽつと雨が降り始める。ああ、やっぱり…。雨季だから仕方が無いのだが。
それにしても、チャイティーヨーがあるのは山の上。山の上はどんな状況なのだろうか?
またそこに向うには、政府運営のトラックの荷台!に乗って行かねばならないのである。
このトラックの本数が雨期には激減すると聞いていたが大丈夫なのだろうか?

牛さんもいます
牛さんもいます

キンプンのトラック乗り場
キンプンに到着。トラック乗り場

バゴーの街を出てから1時間40分ほど。チャイティーヨーに向かう麓の町キンプンに到着。
さっそくトラック乗り場に向ってみると、なんと!もうトラックの荷台は人でいっぱい!
見ると、海外の観光客というよりはミャンマーの人たちが多いようであった。
やむなく次のトラックに乗ることにした。それほど待たずに次のトラックが来るようである。
雨季にトラックの本数が減ることを心配していた私だが、どうも杞憂であったらしい。
次のトラックが出るまで、しばらくトントン氏とキンプンの町を歩いてみる。
舗装されていない土の道路に面してお土産屋さん、宿、食堂などなどが並んでいる。
当初、初日にこのキンプンまで一気にやってきて宿泊することも考えていたのだが…。
やはりそれは無理があったかもしれないな…。バゴーに一泊して正解だった。

キンプンで
キンプンで
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