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第2回映画検定 [映画]

実は昨日、國學院大學まで「第2回映画検定」を受験しに行ってきたのであって、
前回2級に合格した私は1級受験の資格があるわけであって、
ということは当然1級を受けたのであって、じゃあ、その手応えどうよ?って話になるわな。

実は試験終了直後は結構手応えを感じていたのである。
でも、今はちと不安なのである。マークミスしていないかしら。とか。
受験番号しっかりマークしたかしら。とか。
合格通知は1月上旬。それまで私は夜も眠れない日々を過ごすことに相成るのか。

さて、1級の難易度はどうだったのか。
正直、前回受けた2級とあまり変わらないような気がするのである。
ただし、2級は全問マークシート方式であるのに対し、1級は8問記述問題があった。
その内、映画関連の用語について100字以内で説明せよ。という問題が2問ある。
つまり、ここでは時間配分が重要となろう。

だが、このようなものが販売されていたのである。もちろん私は事前に購入。

映画検定公式問題集〈vol.2〉

映画検定公式問題集〈vol.2〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本


↑この問題集には1級を想定した問題が収録されている。
そしてここからかなりの割合で出題されたのだった。
まったく同じ問題、ちとヴァリエーションを変えた問題。
これに目を通しておくのと通さないのとでは雲泥の差であろう。

例えば、この問題集には「黒澤明監督『七人の侍』で七人の侍を演じた役者7人の名を書け。」
といった問題があった。うおお。このような問題が1級では出題されるのかと狼狽したが、
待てよ。これはこんなヴァリエーションもあり得る。と私が考えたのは、
「黒澤明監督『七人の侍』に登場する七人の侍の名を書け。」という問題で、
この場合、答えは「勘兵衛、五郎兵衛、七郎次、平八、久蔵、勝四郎、菊千代」となる。

いや、こんなヴァリエーションもある。
「黒澤明監督『七人の侍』に登場する七人の侍のうち、最後まで生き残った侍の名を書け。」
この場合、答えは「勘兵衛、七郎次、勝四郎」となり、演じたのは「志村喬、加東大介、木村功」。
するとどうだろう。本番の試験では「生き残った侍を演じた俳優の名を漢字で書け」。
というヴァージョンが出題されたのだ。生き残った3人のうち2人の役者名を書けばよい問題だった。
見事ビンゴで、我ながら驚いた。

もちろん、問題集からの問題ばかりでない。問題集には収録されていないこんな問題もあった。
「戦前、上原謙、佐野周二とともに松竹大船三羽烏と呼ばれた俳優は誰か」という問題。
これは4択問題で「佐分利信」か「岡田時彦」かで大いに迷ったが、
「岡田時彦」は無声映画のイメージがあり、「上原謙」、「佐野周二」とは時代が違うのではと推理。
私は「佐分利信」を選択し、見事正解した。はずである。

しかし、誤答した問題も試験後いくつか発覚し凹んでいる。
今回は問題集から多く出題された印象があるから、合格するなら今回が大チャンスであろうに。
次回受験するとしたら難易度が上昇すると思われるのだ。
毎回問題集発売するわけじゃあないだろうし…。
そもそも、映画をどれだけ観ているかで合否判定されるべきで、問題集丸暗記なぞ本末転倒だが。

ま。合格したら、また報告しますわ。不合格だったら、なかったことにして!
あ。名前書いたかしら…。あ゛ぁ!!!ぎゃん!?!?!


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第2回映画検定 [映画]

第2回映画検定の合否通知が届いてから、もう一週間以上経つのである。
今回は2級合格者で無ければ受験できぬ1級の試験である。
本来ならば、「合格」→「嬉しい」→「即ブログ掲載!」となるはずだが。
一週間以上も時間が経過。これが意味するところは何であるのか。

そう…。
私は…、
1級の試験に…、
残念ながら…、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
合格しました…。

って、何だそれは。
「合格」→「嬉しい」→「即ブログ掲載!」という前提を示したからには、
合格通知の届いた即日にブログ掲載とならなければ、人としておかしいではないか。
そのような抗議はもっともである。
納豆は朝と晩に分けて食べるとよいらしい。
それに対する抗議ももっともである。
いやいや、私の場合には列記とした理由が存するのである。

「合格」→「さほど嬉しくない、むしろ虚しさを憶えました」→「即ブログ掲載とならない!」
ということであれば、私のこの一週間の空白を説明できるのである。
そう、合格しても別にそれほど嬉しくないのだった。

私は1級受験後から自信はあったのである。
そんなことを豪語すると、まことに嫌な奴であるように思われるであろう。
だけれども、事前に購入した問題集からあまりに多くの設問がそのまま出題されており、
これは「映画検定」というよりも記憶力を試すテストのようになってしまっていたのである。
だからこそ、合格の自信もあったし、虚しさも覚えたのだった。

試験終了直後、「なぁーんだ、2級より簡単じゃないか」と大声で抜かすおっさんがいた。
その気持ちは私もよくわかったのだった。
ただ私は、大声で周囲にアッピールするという、みっともないような真似はしなかったのである。
んなわけで、めでたく?映画検定1級に合格した私。
これが現在のところ映画検定最高レヴェルであるので、次なる目標を見失っているのだった。

が、先日、日本経済新聞を読んでいたところ「ロック検定」開催なる記事を発見。
「ロック」とは「岩」のことではなく「Rock'nRoll」のことだぜ!!!
Yeah!!!Shake it up Baby!!!
と、その記事を発見した刹那は盛り上がった私。

が、ロックの精神と「検定」って相容れるものであるのだろうか。
疑問を感じ始めているのも、また事実なのである。
真のロックの精神を有した人間は「ロック検定」を粉砕してしまうかも知れないことであるなあ。
Yeah!!!Shake it up Baby!!!


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第79回アカデミー賞予想 [映画]

今回は遅々として進まない我が旅行記を中断。
日本時間26日に開催される第79回アカデミー賞の主要6部門の予想をしてみたい。
まずは助演女優賞から。

【助演女優賞】
・ アドリアナ・バラーザ 「バベル」
・ ケイト・ブランシェット 「あるスキャンダルの覚え書き」
・ アビゲイル・ブレスリン  「リトル・ミス・サンシャイン」
・ ジェニファー・ハドソン 「ドリームガールズ」
・ 菊地凛子 「バベル」

受賞者はジェニファー・ハドソンだろう。
日本人としては演技を観ていないけれど、菊地凛子に受賞してもらいたい気持ちが当然強い。
私は菊地凛子受賞の可能性はかなりあるのではないかとノミネート時は踏んでいた。
が、私の取材ではどうもジェニファー・ハドソンが有力のようである。
この人はアメリカのオーディション番組で勝ち残った人物らしい。
かかる新生がオスカー受賞したら、まさにアメリカン・ドリーム。盛り上がること請け合い。

【助演男優賞】
・ アラン・アーキン 「リトル・ミス・サンシャイン」
・ ジャッキー・アール・ヘイリー  「Little Children」
・ ジャイモン・フンスー 「ブラッド・ダイヤモンド」
・ エディ・マーフィ 「ドリームガールズ」
・ マーク・ウォールバーグ 「ディパーテッド」

受賞者はエディ・マーフィだろう。
とはいえ、エディは安泰ではない。大ベテラン、アラン・アーキンの受賞というのもあり得るだろう。
「ドリームガールズ」は未見なので、評することはできないが、得意の歌で場をさらっているらしい。
この人は1985年から86年にかけて「Party All the Time」という曲をヒットさせたこともあった。
が、この年代のエディには勢いがあった。
近年は必ずしもそうではなかったのであり。すんなり受賞となるか。

【主演女優賞】
・ ペネロペ・クルス 「ボルベール <帰郷>」
・ ジュディ・デンチ 「あるスキャンダルの覚え書き」
・ ヘレン・ミレン 「クィーン」
・ メリル・ストリープ 「プラダを着た悪魔」
・ ケイト・ウィンスレット 「Little Children」

受賞者はヘレン・ミレンだろう。
こうしてみるとこの部門でアメリカ人はメリル・ストリープのみ。実に14回目のノミネートとなった。
ヘレン・ミレンは3度目のノミネート。ジュディ・デンチは6度目。
ケイト・ウィンスレットはまだ若いが5度目、ペネロペは初ノミネート。
ヘレン・ミレンは現英国女王エリザベスII世を演じているのだという。
前哨戦総なめの堂々たる演技であるようで、私の取材結果では受賞はほぼ確実であるようだ。

【主演男優賞】
・ レオナルド・ディカプリオ 「ブラッド・ダイヤモンド」
・ ライアン・ゴズリング 「Half Nelson」
・ ピーター・オトゥール 「Venus」
・ ウィル・スミス 「幸せのちから」
・ フォレスト・ウィッテカー 「ラストキング・オブ・スコットランド」

受賞者はフォレスト・ウィッテカーだろう。
ピーター・オトゥールは8度目の主演男優賞ノミネート。が、過去7回受賞は無し。
やはり、この人は「アラビアのロレンス」で受賞するべきだった。
罪滅ぼしということなのかアカデミーは4年前、オトゥールに名誉賞を授与した。
だが、この爺さんはそれじゃ黙っていなかった。実に24年ぶりの主演男優賞ノミネートとなった。
アカデミー会員もオトゥールに受賞させたいという意識がはたらくかも知れぬ。
が、前哨戦はウィッテカーが総なめ、彼が演じるのはウガンダの独裁者イディ・アミンなのだと。
これは強烈な役柄なのであり、やはりウィッテカーが受賞とみた。

【監督賞】
・ クリント・イーストウッド 「硫黄島からの手紙」
・ スティーヴン・フリアーズ 「クィーン」
・ ポール・グリーングラス 「ユナイテッド93」
・ アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 「バベル」
・ マーティン・スコセッシ 「ディパーテッド」

受賞者はマーティン・スコセッシだろう。
私はイーストウッドが受賞しても全然おかしくないと思う。
何しろ、全編ほぼ日本語の映画をはじめてアカデミー賞作品賞候補としたのである。
こうなると、もはや何が外国映画なのであるのかさえ判然としなくなってくるのであって、
外国人監督が日本語の映画を撮り、ここまで完成されたものとして世に出すというのは画期的。
でも、イーストウッドは過去2回監督賞を受賞しており、3度目というのは簡単にはいかぬだろう。
いまだ生々しい題材を扱い成功したポール・グリーングラスも評価されるべきだと思う。
が、受賞者は6度目の監督賞候補、一度も受賞無しのスコセッシだろう。
たとえ、これが彼のベストではないとしても。

【作品賞】
・ バベル
・ ディパーテッド
・ 硫黄島からの手紙
・ リトル・ミス・サンシャイン
・ クィーン

今年の作品賞受賞予想はきわめてむつかしい。
ゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞した「バベル」の評価は日々高まっているようで、
まず、「バベル」の受賞というのは大いに考えられる。
また、小品ではあるが「リトル・ミス・サンシャイン」はとても愛すべき映画。
このような混戦の年だからこそのこのような小品の受賞もあり得るだろうし、受賞を見てみたい。
「硫黄島からの手紙」だって受賞してもちっとも不思議ではないだろう。
そもそも「リトル・ミス・サンシャイン」と「硫黄島からの手紙」のどちらが優れているかなんて、
そんなことを決められるはずがない。そんなことを決めるのはナンセンスである。

で、りんこうの予想では、受賞作品は「リトル・ミス・サンシャイン」だろう。
今のアメリカに必要なのはこういう映画なのである。なんちって。さて、どうなることやら。


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