SSブログ

フランス映画祭 2013② [映画]

2013年6月23、24日 飯田橋&有楽町 フランス映画祭 2013

ロビーの様子
フランス映画祭 2013

今回も東南アジア3ヶ国の取材記事はおやすみして、フランス映画祭の記事ですよ…。
まず23日の日曜日。私は飯田橋駅からアンスティチュ・フランセ東京に向かったのでした。
午後2時より上映のフランソワ・トリュフォー監督の「緑色の部屋」を観るためです。
私はトリュフォーの映画は大好きでして。でもこの「緑色の部屋」はDVDになっていない。
そして上映後には出演したナタリーさんのティーチ・インがある!行かないわけにはいきません!

「緑色の部屋」は「死」がテーマになっています。ちょっと変わった映画であります。
この作品の6年後には、トリュフォー自身が52歳の若さで亡くなってしまいます。
ろうそくのあかりのみで撮影された美しいシーン…。
7月7日にも上映されるというからまた行こうと思っていますよ。

ナタリー・バイさん
ナタリー・バイさん

上映後のティーチ・イン。
ナタリーさんがトリュフォーとのエピソードを懐かしそうにお話しされていました。
そこで、なんと会場の照明が消えてしまうハプニング!
すると、ナタリーさん、「ろうそくをつけましょう」といって笑いをとっていました。出来すぎ!

「緑色の部屋」鑑賞後は有楽町に移動し、ジャック・ドワイヨン監督の「アナタの子供」を観賞。
この作品は日本公開がまだ決まっていないそうで、これは貴重な機会かもしれません。
うねるような長回しのシーンが続きます。音楽はほとんどありません。
この映画のリズムに乗れたかというと、私はちょっと乗れなかったかな…。
でも、やっぱり子供の使い方がうまい監督さんです。
主演は娘さんのルー・ドワイヨンさん。お母さんの若いころにそっくりです。

ジャック・ドワイヨン監督
ジャック・ドワイヨン監督

ルー・ドワイヨンさん
ルー・ドワイヨンさん

映画祭の最終日の24日。参戦は予定していなかったのですが、我慢できなくなり、当日券を購入。
"Populaire"という作品を観賞したのでした。
この作品は8月の日本公開が決まってまして、日本でのタイトルは「タイピスト!」です。
近年話題になったフランス映画、「アーティスト」と「オーケストラ!」を意識した邦題ですな…。
この映画はもう、幸せな気持ちになりました…。やっぱり行ってよかったですよ。
ストーリーに目新しいところはないのですが、とにかくカラフルで観ていて楽しい作品です。
主演のデボラ・フランソワさんが、もうかわいくて…。デボラさん、上映後のトークも最高でした!

デボラ・フランソワさんとレジス・ロワンサル監督
デボラ・フランソワさんとレジス・ロワンサル監督

と、今年のフランス映画祭が終了。まだその余韻に浸っている私なのですが…。
そんな中、27日の木曜日にたいへんなものがイタリアから郵便で届いていたのでした。これです。

モリコーネさん
エンニオ・モリコーネさんからのメッセージ

数ヶ月前、私はモリコーネさんにファンレターを書いていたのです。CDのブックレットを同封して。
そうしたら、そのブックレットにメッセージが書かれて返送されてきたのです。すごいお宝です!
ただ、イタリア語のため、何と書いてあるのかわからないんだ…。
nice!(173)  コメント(20) 
共通テーマ:映画

nice! 173

コメント 20

まめ

すごいお宝ですね!!!
あぁ、まめもイタリア語は(というか日本語以外はw)読めませぬ・・・
by まめ (2013-06-29 09:16) 

mimimomo

こんにちは^^
本当に凄いお宝~!
読めないほうがお宝らしい?(^^
でも何方かに読んでいただけると嬉しいですね^^
by mimimomo (2013-06-29 12:23) 

orange

素敵ですね。遠い海の(空の)向こうから届いたファンからの気持ちにも応えてくださったのですね。
ちょっと画面Copyをさせて頂きました。ちょっと知人に聞いてみましょう^^僭越ですが…
by orange (2013-06-30 00:55) 

PATA

すごいお宝ですね!
私も日本語と中国語以外はダメなので
誰かに読んでいただけるといいですね。
by PATA (2013-06-30 12:52) 

palette

わ~!モリコーネさんの直筆!
律儀な方なんですね。日本びいきなのかしら。
(りんこうさんのお手紙に感動したのかな)
とにかく、すごいお宝物ですね!
ナタリー・バイさんは、トリュフォーの「アメリカの夜」の
ちょっとドライな感じのADさんが好きでした。
今もきれいですね(^-^)

by palette (2013-06-30 21:39) 

りんこう

まめさん、こんばんは!
こんな世界的マエストロから返信があるとはもう大感激です。
レターはイタリア語で書きました。めちゃくちゃだったかもしれませんが…。

mimimomo さん、こんばんは!
これはやはり内容は知りたいですよね。
最初は「お手紙ありがとう」と書いてあるような気がするのですが…。

orange さん、こんばんは!
ありがとうございます。こんな大作曲家からお返事とは驚きでした。
内容がわかったらお知らせくださるとありがたいです!

PATA さん、こんばんは!
これは明らかにサインだけではなくメッセージがありますからね。
ここまでメッセージをくれたのはモリコーネさんがはじめてですね。
何と書いてあるのか、気になるところです。

palette さん、こんばんは!
日本びいきなんですかね。かつて2年連続で日本でコンサートしてくれたし。
僕は2年連続で行きました。その時のこともレターに記しました。
そういえば当時、小泉総理も会場に来ていました。ファンなのだそう。
ナタリー・バイさんは僕も「アメリカの夜」が印象的です。
「アメリカの夜」は大好きな映画なんです。
ニースに旅した時、ロケがあったホテルに泊まったくらいです。
by りんこう (2013-06-30 22:48) 

yakko

お早うございます。
旅だけでなく芸術にも造詣が深いんですね〜(^_^)
by yakko (2013-07-01 08:07) 

coco030705

こんばんは。
いいですね、フランス映画。りんこうさんがご覧になった「タイピスト!」が
観たいです。そして、エンニオ・モリコーネさんからの直筆メッセージ、すばらしいですね。いいファンレターって書くのが難しいんですよ。りんこうさんのはきっとお心がこもっていたので、お返事が来たのでしょうね。よかったですね☆
by coco030705 (2013-07-01 22:29) 

りんこう

yakko さん、こんばんは!
そんなたいそうなことではないんですが、アートは好きな方ですね。
だから旅先でも美術館とか、芸術に関係するところが多いんですよ。

coco030705 さん、こんばんは!
「タイピスト!」はもう公開が決まってますのでぜひ。
50~60年代テイストが楽しい、とてもカラフルな映画でしたよ。
やっぱり自分の感動した気持ちを伝えることが大事なんですよね。
ただ「サインください!」だけじゃ絶対に!ダメです。
by りんこう (2013-07-01 23:08) 

pandan

行ってよかったって思えるって
いいですね〜
by pandan (2013-07-02 06:22) 

りんこう

pandan さん、こんばんは!
最後の日は月曜日の夕方からで、時間的にかなりきつかったんですが…。
走って行って、何とか間に合いました…。
by りんこう (2013-07-02 21:00) 

サンダーソニア

翻訳サイトでどうでしょうか?
by サンダーソニア (2013-07-03 08:32) 

orange

昨日、知人のイタリア人に読んでもらいました。
「私の仕事に関心をもってくださってお便りを頂きありがとうございます。心より感謝いたします。これからもよいことがありますように!」
というような内容だそうです。(知人は15年くらい日本で暮らしていてとても流暢な日本語を話します。最後の一文は英語で言えばCongratulations!なのですが、どのように訳せばよいか…「頑張って!」と訳しても良いかな…と言っておりました。
彼女ももちろんエンニオ・モリコーネのお名前はご存知で、「すごいわねぇ^^」と言っておりました。
by orange (2013-07-03 12:26) 

りんこう

サンダーソニアさん、こんばんは!
翻訳サイトというのも考えたのですが、モリコーネさん達筆です。
この筆記体をブロック体に返還することが僕にはできなかったのです…。

orange さん、こんばんは!
もう何と感謝していいか。ほんとうにありがとうございます!
あのモリコーネさんがそんなことを書いてくださったなんて!大感激です!
ヘンなことが書いてなくてよかった…。
「頑張って!」ですか。やっぱり外国語はニュアンスが難しいのですね。
モリコーネさんに「頑張って!」と言われたらがんばらねば!
ほんとうにありがとうございます!
by りんこう (2013-07-03 22:02) 

サンダーソニア

あーなるほど。
by サンダーソニア (2013-07-04 07:38) 

りんこう

サンダーソニアさん、おはようございます!
すみません。「返還」は「変換」の間違いでした…。
by りんこう (2013-07-04 08:05) 

ryouta nagasaki

はじめまして、私はフランソワさんにファンレターを出したいのですがどうやったら出せますか?
by ryouta nagasaki (2013-08-27 10:29) 

りんこう

ryouta さん、こんばんは!
きっと「タイピスト!」をご覧になったのですね。
すみません。デボラさんのファンレターの宛先はちょっとわからないです。
ネットで調べれば、どこかで出てくるかとは思います。

ファンレターを出すとき、僕はいつも以下のものを入れています。
・返信用(自分の家への)封筒
・国際返信切手券2~3枚(郵便局で買えます。1枚150円)
・もちろんファンレター
あと、サインしてほしいものがある時はそれを折れないように入れます。
返事(サイン)が来るとしても、ふつう数カ月はかかります。
本人のサインだという保証はないですが、嬉しいものですよ。
by りんこう (2013-08-28 21:28) 

naonao

りゅうさんの記事「ニュー・シネマ・パラダイス」経由で、りんこうさんがエンニオ・モリコーネさんからの直筆メッセージをいただいたというのを知り、ここまで来させていただきました!
素晴らしい!すごいですね!
ちょうど「ニュー・シネマ・パラダイス」を25年ぶりに観たところだったので、何だか他人事ながら嬉しくなりました。
イタリア語が分かる方が訳してくださっているのもすごいです。
by naonao (2015-04-11 11:05) 

りんこう

naonao さん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
いやあ。これは自分で言うのもなんですが、素晴らしいですよね。
世界的な、偉大な作曲家が返信してくれて、大感激でした。
モリコーネさんの来日公演も行きました。2004年と2005年。
レターにはそのことを書いたように記憶しています。
もう10年も前なんですね…。小泉総理が会場に来てたなあ…。
by りんこう (2015-04-11 22:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。