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香港の「鼎泰豊」 [2010香港・マカオの旅]

2010年9月17日(金)、現地時間 午後6時41分、香港 シルバーコード

アヴェニュー・オブ・スターズを後にして、私はシルバーコードというところへやってきた。
ここはいろんなブランドのお店が入っているショッピング・モールであるようだが、
私はここに入っている「鼎泰豊」というところで今日の晩飯を食べることにしたのである。
「鼎泰豊」というと小籠包で有名な店で、本店は台湾の台北にある。
私は初の海外旅行が台北であったが、その時、鼎泰豊の本店で食事をしたのを想い出す。
本店の味は期待に違わずおいしかった。今は日本にも支店があるが、やはり本店には敵わない。

鼎泰豊
鼎泰豊

その「鼎泰豊」が香港にもある。というか、この有名店は今やアジア各地に支店がある。
香港に来たからには、香港ならではの食事をしてもよかったが、この時は小籠包の気分であった。
私は皮が破れて肉汁がじゅわっと口の中に広がるあの食感を想像しながら鼎泰豊のあるフロアへ。
すると、入店を待つ人、人、人…。やはり鼎泰豊は香港においても人気店なのであった…。
店員に「食事をしたい。ひとりである」といった旨伝えたところ、
"A17"という入店待ちの番号札とメニューを渡された。メニューは日本語でも記されている。

入店待ちの札とメニュー
入店待ちの札とメニュー

"A17"という番号だが、いつ呼ばれるのか?どれくらい待つのか?聞き逃したらどうするか?
いろんな事態を想像してしまったが、客の回転は想像以上に早い。
よく見ると、受付の上部にあるテレヴィ・モニターが次の入店番号を示してくれていた。
そのモニターに"A17"という番号が出た。私はすかさず受付カウンターに歩み出た。
私が日本人であると察知していたのであろう、日本語堪能な店員が席まで誘導してくれた。
食したい品をチェックしたオーダー用紙を渡して、後は食事が出てくるのを待つばかり。

ビェールと前菜

ビェールと前菜

まず1品目。「高菜と豚肉の漬物」。これは前菜という位置づけであり、いわば「おつまみ」。
じゃあ、ビェールは?と私が注文したのは青島ビェールである。軽い感じで飲みやすい。
前菜をつまみ、青島ビェール。暑かったせいか、とても身にしみてくる。小籠包が待ち遠しい。
そうそう、もちろん小籠包は注文した。ここでは一番オーソドックスなものを。
本当ならいろんな点心を試してみたいが、頼みすぎると食べきれない。ひとり旅のつらいところだ。
2品目。「小籠包」がやってきた。店員がせいろのふたを開けると6個の小籠包。

小籠包①
6個入りの小籠包

なんだか食べるのがもったいないが、暑いうちに食べてしまおう。
小籠包のてっぺんを箸で軽くつまんでレンゲに乗せてみる。プヨプヨしている。
これを醤油につけ、きざみしょうがをちょこんと乗せて一気にいただく。
舌の上で転がしていてもしようがない。思い切って皮を破る、すると熱い肉汁が広がる。
あ、あ、熱い!猫舌の人は要注意であるが、この食感が小籠包の楽しみなのである。
やっぱり熱い方がおいしいであろう。私は冷めないうちに6個の小籠包をたいらげた。

小籠包②
レンゲに乗せた小籠包

3品目は小籠包を食している最中にやってきた。「ワンタンスープ」である。
ワンタンの中にはエビが入っていただろうか。プリップリとした食感を楽しんだ。
青島ビェールも飲んでいるもんだから、次第に私は心地よくなってきているが、
こんな中、小籠包、ワンタンスープとたいらげると残念ながらもう満腹となってしまう。
で、最後はデザート(スイーツ?)である。「西米露」というタピオカ入りのココナッツミルク。
そのココナッツルミルクに小さく球体に加工されたメロンが7個入っている品であった。

ワンタンスープ
ワンタンスープ

西米露
西米露

というわけで、今回の取材最初の晩御飯終了。値段は失念しました…。申し訳ありません…。
香港は「食」に興味のある人は魅力的なところであろう。おいしい店はいくらでもありそうだ。
ただ、私は「食」というよりは「スタンプ」が目当てで今回の取材を敢行しているのだが。
ああ、そうだ。明日は中国本土へ日帰り取材するのだったか?
はたして、こんなにのんきに食事していて良いのであろうか?
時刻は午後7時30分を回ったところであるが、この日の取材はまだまだ終わらないのであった…。

混雑
食事を終え店を出る。相変わらず入店待ちの列
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mimimomo

おはようございます^^
小籠包はとても美味しいと思うのですが、わたくし
猫舌(__  あの熱いのがどうも苦手です。
でも美味しそうですね~ スィーツも・・・
by mimimomo (2011-01-20 08:16) 

aranjues

香港にも鼎泰豊出来たんですね。
どうも日本の店が一番すいてますね。
by aranjues (2011-01-20 08:52) 

りんこう

mimimomo さん、こんばんは!
あれは気をつけないとやけどをしてしまいますよね…。
でも、僕は小籠包大好きですね。
やはり台北の本店の味が忘れられないのです…。

aranjues さん、こんばんは!
鼎泰豊は東南アジアにもあるようですよ。
香港店は「ミシュラン・ガイド」香港版で一つ星を獲得しているようです。
by りんこう (2011-01-20 21:40) 

Inatimy

メニューに日本語も写真もあるなら、心強いですね~。
食べたいものが食べられる♪
読めないメニューで、これだ!って、当てもの感覚で選んだ品を
ドキドキしながら待つのも楽しいですけど、
ハズレた時は、どうしよう、これ・・・、ってなっちゃいますものね(笑)。
by Inatimy (2011-01-21 17:32) 

kuwachan

美味しそう!
このビール青島ビールですよね?
フィレンツェの中華料理屋さんで飲んだことがあります^^
by kuwachan (2011-01-21 23:30) 

りんこう

Inatimy さん、こんにちは!
ヨーロッパだと写真がないところが多いからハズすとこわいですね。
香港の「鼎泰豊」のメニューは豊富でした。
写真を見てどれにしようか迷ってしまいました。

kuwachan さん、こんにちは!
フィレンツェで青島ビェールとはなかなか珍しいですね。
中国のビェールではあと燕京ビェールというのを飲んだことがあります。
by りんこう (2011-01-22 14:12) 

palette

これぞアジア、という感じ!
私も小龍包大好き。一人の時は6個が多いので、4個入りを頼みます。このお店、インドネシアでも人気なんです~!

by palette (2011-01-23 07:08) 

りんこう

palette さん、こんにちは!
確かに、インドネシアにもお店があるようです。
インドネシアの小籠包のお味はいかがでしたか?やっぱり行列なんでしょうか。
ひとりだと4個入りくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

by りんこう (2011-01-23 10:11) 

pistacci

日本にもある、と読み、調べて見てきましたが、やはりこの本店にはかなわないようですね。
デザートもおいしそう。
小龍包が久しぶりに食べたくなりました。
by pistacci (2011-01-23 21:00) 

りんこう

pistacci さん、こんばんは!
鼎泰豊は日本ではけっこういろんなところにあるようですね。
日本の鼎泰豊で召し上がらなかったのですか?
鼎泰豊は台北が本店で、今回は香港の支店で食事をしたのですが、
メニューは日本よりもかなり豊富でしたね。
おいしかったけれど、ただ、やっぱり食べるなら台北の本店かな。
by りんこう (2011-01-23 21:37) 

Silvermac

香港で食べた飲茶を思い出しました。
by Silvermac (2011-01-23 22:31) 

りんこう

Silvermac さん、こんばんは!
香港ではやはり飲茶ですよね。僕も「食」に拘っているわけではないけれど、
やっぱり、飲茶のお店には行きましたよ。後で出てくると思います…。
by りんこう (2011-01-23 22:55) 

りゅう

プヨプヨの小籠包いいですね~
とっても美味しそうです♪(*^¬^*)
前菜のボリュームにも圧倒されました!
by りゅう (2011-01-23 23:15) 

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