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1日目終了 [2008ロンドンの旅]

テート・モダンではお目当ての作品を必ずしも鑑賞できたわけではないが、
常設展示の5階、3階は一通り観て歩き、エゲレス上陸直後で慌ただしかったけれど楽しんだ。
常設展示の中にはジュリアン・シュナーベルの作品もあった。
この人は私が昨年観た中でも印象に残っている映画「潜水服は蝶の夢を見る」の監督である。
もとは画家として出発した人だとは知っていたが、実際に絵画作品を観たのは初めて。


潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 [DVD]

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作品はたくさんの陶器の皿がキャンバスに貼り付けられていて混沌としている。
どうも、「潜水服…」の温かさとこの作品が結びつかないが、しばらくじっと見つめる。
紺色に塗りたくられていて、「潜水服…」の透明感とも結びつかず、よく解らない。
私はなんだかもう一度「潜水服…」を見直してみたくなった。
後ろから、老夫婦がやって来てやはりこの作品の前で立ち止まった。
「オー、シュナーベル…」とか言って去って行ったっけ。

壁面一帯が印象派から現代までの巨大な美術年表のようになっているところがある。
左端が印象派で、ずっと右に移ってゆくと現代活躍している作家たちの名が示されている。
いちばん右のあたりに目をやると、「Takashi Murakami」だって。
やはり世界的に評価されているんだな。でも私にはこれもよく解らない。

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ミュージアム・ショップはかなり充実している。画集がこれでもかとずらりと棚に並んでいる。
まあ、これらを購入しても外国語だから読むことができないし、何より多額の銭がとんでゆく。
そんな中、私は日本語の薄いテート・モダンのガイド本とポストカードを3枚記念に購入。
ガイド本は3ポンド。日本円で400円ほどである。やっぱり円高だからか安く感じる。
ポストカードは1枚0.60ポンドでピカソ、ダリ、ミロのポストカードを購入。
意識したわけではないが、今考えてみたらなぜかみんなスペインの作家だった。

2.jpg
これがその時のレシート

テート・モダンを出ると、テムズ川沿い、冷たく強い風に見舞われた。
肩をすくめ、両手をポケットに入れながら、ミレニアム・ブリッジを渡る。
寒さのせいで、あまりロンドンの夜景を楽しむ余裕もなかったけれど、
タワー・ブリッジはとりあえずデジキャメで撮影し、俺はロンドンに来ているぜ、と噛みしめた。
脳内でWings の「たそがれのロンドン・タウン」を再生させる。
どんよりとしたロンドンをイメーヂさせる名曲だ。

3.jpg
ミレニアム・ブリッジ

ミレニアム・ブリッジを渡りきると、そこにそびえるのはセント・ポール大聖堂。
ここにはまた後日訪れる予定でいる。時刻を確認すると21時50分。
今日はロンドンに着いたばかりなのだから、ここは早く宿に帰り就寝するのが賢明。
明日の早朝からは、またハードな取材が待っているのである。
で、2日目。私りんこうがまず向かった先は観光客があまり行きそうもないところなのであった。
が、これは観光ではない、取材なのである。入国審査時は「Sightseeing」と言ったけれど…。

4.jpg
帰りの地下鉄。誰も乗っていない

ロンドン・タウン

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コメント 4

Mimosa

ロンドンの夜景、とっても綺麗ですね~☆
テート・モダン、かなり前に行きました。でも、友達に連れて行ってもらい、短時間だったので、ほとんど記憶に残ってないのが残念です・・・。
ポンド、今はそんなに安くなってるのですね~。またロンドンへ行きたくなりそうです!
by Mimosa (2009-01-12 14:40) 

りんこう

Mimosa さん。こんばんは!
テート・モダンはじっくり鑑賞したいところです。
私もたっぷり時間はあったはずなんですけれど、
ロンドンに到着した日の鑑賞なんで忙しかった感は否めません…。
by りんこう (2009-01-12 20:50) 

TaekoLovesParis

夜景、なかなかきれいですね。
ポンド安の今年が、ロンドンに行くチャンスかな、ってここを読みながら考えています。
by TaekoLovesParis (2009-01-13 00:09) 

りんこう

円高だと海外旅行する分には助かります。
今回は恩恵にあずかりました。

by りんこう (2009-01-13 22:41) 

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