セルジュ・ゲンズブールに会いに行った。 [お墓]
パリ、オルセー美術館に近いヴェルヌイユ通りをずんずん歩いているとこんな非道い家がある。
非道い落書き!!!非道い縦列駐車!!!
欧州の大都市では落書きがあちこちに見られる。
これは残念なことで、美しきプラハの街を訪れた際も、
中心部から少し離れると意味不明な落書きが散見されて悲しかったのだ。
しかし、上記写真の住居壁面の惨状は凄まじいものがある。
これは殆ど嫌がらせではないか。これでは住人は精神的に多大な苦痛を被ってしまうだろう。
心配になって、中の様子を伺ってもみたが、人がいる様子はなかったのである。大丈夫だろうか。
実は、これは嫌がらせではない。多分。
というのも、ここはかつてセルジュ・ゲンズブールが住んでいたところで、
ゲンズブールを愛するファンたちが落書きを残していったのであろうと思われたからだ。
ゲンズブールという人は滅茶苦茶な人生を送った人で、
数々のエピソードから、私は横山やすしという人を思い起してしまったのだった。
ゲンズブールは、この落書きだらけの家にはもういない。
ゲンズブールにはモンパルナス墓地に行けば会うことが出来るのである。
メトロに乗ってモンパルナスへ行くとよい。
そして、メトロの切符をゲンズブールのお墓にお供えするとよい。
実際、ゲンズブールのお墓はメトロの切符が散らばっている。
これは、ゲンズブールの「リラ駅の切符切り」という曲に因んでのことらしい。
もちろん、酒やタバコをお供えしてもゲンズブールは喜ぶであろう。キャベツでもよいみたい。
花が絶えないセルジュ・ゲンズブール (1928-1991) のお墓。
りんこうさん、セルジュ・ゲンズブールのお墓もいらしたんですね。
お花が絶えないって、彼の人気のほどが伺えますね。
私が好きだった映画は「ジュテーム、モアノンプリュ」
60年代のちょっと型破れの青春!っていう感じでした。
今では娘シャルロットが人気女優ですものね。
by TaekoLovesParis (2006-04-09 21:48)
「ジュテーム、モアノンプリュ」は未見ですが、同名の楽曲がありますね。
この曲が収録されたCDは持っています。スキャンダラスな曲ですあります…。
無茶苦茶な人ですが、楽曲はポップで親しみやすいのが多く厄介です…。
by りんこう (2006-04-10 01:02)