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取材3日目、またまた大聖堂へ [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2014年12月31日(水) 午前9時12分 ストラスブール

ストラスブールで①
ストラスブールの朝

取材3日目。大晦日のストラスブールである。
来る2015年はパリ在住の友人と迎える予定でいる。もちろんパリで新年を迎えるのである。
そのパリへは午後3時46分発のTGVで向う。パリ到着は午後6時頃となる予定。
したがって、午前中はまだストラスブールの取材ができる余裕があるわけである。
ではどこに行くか。私はまたまたノートルダム大聖堂へ向ったのである。

大聖堂へ
大聖堂へ

これで大聖堂は3回目だが、聖堂内はろくに見ていないし、「天文時計」というのを見てみたい。
以前の記事でも記したが、2010年に大聖堂を訪れた際にも天文時計は見なかった。
その日は日曜日で大聖堂はミサ中であったため、聖堂の奥の方へは入場できなかったのだ。
もっとも、その時は天文時計の存在など忘れてしまっていた。
ミサの様子を見て、なんだか納得して大聖堂を後にしてしまったのだ…。

飾り付け
ものすごい飾り付け

さて、まずは朝食である。
大聖堂付近まで来た私は、昨日とは別のカフェに入り朝食をとることにした。
メニューを見ると「クグロフ」があった。これだ。クグロフにしよう。
クグロフはこの地域の名物である菓子パンで、斜めにうねった溝があるのがその特徴。
ストラスブールのお土産屋さんでもこのクグロフの型はたくさん目にする。
昨日はシュークルートを食べたし、今日はクグロフ。名物は十分味わっただろう。
今日、大晦日の取材予定をあらためて確認して大聖堂へ。

クグロフ
クグロフとココア

ストラスブールで②
ストラスブールで

ノートルダム大聖堂に入ってみると、天文時計のエリアが開放されていた。
ガイドブックによるとこのエリアへ入場するには2ユーロが必要とあるが、払う必要はなかった。
大きな天文時計がそこにある。どういう機構であるのかよくわからぬが、とにかくでかい。
文字盤と呼んでいいのかよくわからないが、巨大な文字盤らしきものがいくつかある。
そのうちの最下部の文字盤の中央には北極を中心とした地球の図。
その手前には天球儀があって、これもマシンの一部で稼働しているらしい。
しかし、どこをどう見たら時刻や日付が判然とするのかよくわからない。

大聖堂天文時計

わからないまま、しばらく天文時計の前に立っていたら、何と上部のからくりが動き出した。
ガイドブックによると「からくり人形は毎日12:00~」とあるので、これはにわかに驚いた。
時刻はまだ午前10時半なのである。からくりを見ると、キリストや骸骨の人形が登場している。
そういえば、以前プラハでも天文時計を見たことがあったが、あれも骸骨のからくりがあった。
ストラスブールの天文時計もそのプラハの天文時計同様の「伝説」が残るらしい。
製作者が二度と精巧な天文時計を製作できぬように目を潰された。というのがそれである。

文字盤
天文時計の文字盤

からくり
天文時計のからくり

天文時計のエリアには記念品を売る一画があり、私はここでCDを買ってしまった。
ここノートルダム大聖堂で演奏されたミサ曲が収録されているCDである。
フランツ・クサヴァー・リヒターという18世紀の作曲家のミサ曲が収録されていた。
リヒターという作曲家は知らなかったが、私はその時、ある考えを思いついたのであった。
それは、このような教会でCDが売られていた場合、積極的に購入していくということである。
そうすれば、自室でCDをかければ、いろんな教会の雰囲気を味わえるのではないか?
これは、粉末の入浴剤を浴槽に入れ、どこかの温泉の気分に浸るのと同じような効果なのでは?

CD
ストラスブールのノートルダム大聖堂で買ったCD

ちなみに、私は取材先でこれまでも教会のCDを購入したことはあった。
ロンドンのウエストミンスター寺院のCDとラトビアのリガの大聖堂のCDである。
そこにストラスブールのノートルダム大聖堂のCDが新たに加わった。
だから、私がこれらのCDを自室でかければ、部屋の空気がそれぞれの教会の空間に様変わり!
となればよかったのだが、自室の音響装置が貧弱であることに気づかされるだけなのであった…。

パイプオルガン
ノートルダム大聖堂のパイプオルガン
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コメント 10

mimimomo

おはようございます^^
クマの人形の飾りはクリスマスの飾りなのかしら。面白いですね~
プラハの天文時計の骸骨、記憶にあります^^
自宅に温泉を持ち込む粉末の例えが可笑しいです(^0^
by mimimomo (2015-08-09 07:35) 

TaekoLovesParis

大聖堂のこのからくり時計が動くのは、12時と2時と、、、のように時間が決まっていて、それを見るためには、並んで入り、説明つきで、からくり人形が動くのを見る、ちゃんとイベントになっていました。りんこうさんは、苦労しないで動く所が見れてよかったですね。
by TaekoLovesParis (2015-08-09 13:30) 

coco030705

こんにちは。
クマさんの飾りつけがとってもかわいいですね。実物を見てみたいものです。

by coco030705 (2015-08-09 14:42) 

orange

35℃を超える猛暑の中、雪景色がなんとも心地よい^^
そう。ヨーロッパに滞在して「あぁ 欧州へ来たなぁ」と思うのは
教会の鐘の音を聞いた時ですね。お腹の底に響く音。
そしてパイプオルガンの音。
いいですねぇ。
by orange (2015-08-09 17:50) 

youzi

天文時計がとても気になりました。
そして、クグロフとココアが。
またヨーロッパに行く機会があるといいな。
by youzi (2015-08-14 06:49) 

旅爺さん

今日と明日は雨模様の様で湿度も高いですね。
でも日々少しづつ涼しさが増して行きますね。
by 旅爺さん (2015-08-20 08:42) 

desidesi

製作者が二度と精巧な天文時計を製作できぬように・・・云々。
それがほんとなら、大きな天文時計は、
一生のうちに一回しか製作できないってことか〜♪ (๑◔‿◔๑)
by desidesi (2015-08-21 15:07) 

りんこう

mimimomo さん、こんばんは!
クマのぬいぐるみはこれでもかと飾り付けてありますね。
ひとつ欲しいですね…。

Taeko さん、こんばんは!
やっぱり有料なんですね。なんでタダで入れたのか…。
しかも、動きましたからね。天文時計。
定時に動くほうがもっとたくさんいろいろと動いてくれるのでしょうかね。

coco030705 さん、こんばんは!
飾り付けがいろいろ楽しい街並みでしたが、このクマさんはすごいですね。
日本でも近年、クリスマスの飾り付けがド派手な家がありますけれどね。

orange さん、こんばんは!
ようやくちょっと過ごしやすくなりましたが…。もうほんとうに暑いですね。
毎年、こんな暑さになってしまいましたね。日本は…。うんざりですよ。
パイプオルガンはやっぱり教会で聴かないとダメですね。
教会全体が楽器みたいになっていますから。

youzi さん、こんばんは!
僕もまたヨーロッパ行きたいですよ。冬のヨーロッパもいいですね。
大雪とかは勘弁ですが。

旅爺さん、こんばんは!
もうだんだん秋になっていますかね。なんだか寂しい気もしますが。
更新が滞っておりますが、明日には新しい記事を掲載できるかと。

desidesi さん、こんばんは!
もうドでかいコンピュータみたいなものですね。
どういう仕組みになっているのかよくわからないのですが…。
by りんこう (2015-08-21 22:25) 

soujirou-3

高村光太郎が詩った「雨にうたるるカテドラル」の
ノートルダムドパリなんですね
じっくり拝見させて頂きました
by soujirou-3 (2015-08-22 05:56) 

りんこう

soujirou-3 さん、こんにちは!
これはストラスブールですから、ノートルダムドストラスブールですかね。
ノートルダムドパリも後々出てくると思います。
by りんこう (2015-08-22 14:34) 

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