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夜のクリスマス市 [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2014年12月30日(火) 午後3時36分 コルマール

頭の家
コルマール旧市街にある「頭の家」の装飾。顔の彫刻でいっぱいの1609年に建てられた家

私は海外の墓地を訪ね、そこに眠る著名人の墓を巡ることをよくしていたのである。
今はそれほどでもなくなったのだが、渡航前、コルマールに眠る著名人を一応調べてみた。
すると、アンシという人がコルマールに眠ることが分かった。
アンシはアルザスの伝統的な生活習慣をモチーフにした絵をたくさん残した画家である。
アンシのことは、前回この地方を訪れた時に初めて知ったが、絵はどこかで見たことがあった。
民族衣装をまとった子供たちがとてもかわいく、見ていて心がなごむ絵である。
アンシの墓地は調べたところ歩いて行けそうであったけれど、そこまでの時間はなさそうだった。

アンシのお店
アルザスのイラストレーター、アンシのお店

プフィスタの家
アンシのお店のそばにある「プフィスタの家」(1537年建造)

その替わりと言ってはなんだけれど、旧市街でアンシ・グッズを売る店に入ってみた。
お菓子やワインなどの食材から、食器だとか、その他様々な雑貨が売られていた。
ここでアンシのトランプを購入。これをコルマールに来た記念として駅に戻ることにした。
入り組んだ旧市街を抜け、元来た道を駅に向かってぶらぶら戻って行く。

コルマール駅へ
コルマール駅へ

コルマール駅
コルマール駅

駅に着くと、もう午後5時頃で、電光掲示を見るとストラスブール行きは午後5時37分発である。
それまでの間、駅構内のお店で時間を潰し、"Noel en Alsance"なる小さな本を購入した。
フランス語の本である。フランス語の勉強になると思い購入したのだが、全然読んでいない…。
今あらためて開いてみると、後のほうにクリスマスのお菓子のレシピなどが載っていた。
私が今回の取材でさんざん飲んだホットワインの伝統的な作り方も載っている。
辞書を片手に読んでみようか知らん…。

買ったもの
(左)コルマール駅で買った小さな本"Noel en Alsance"
(右)アンシのお店で買ったトランプ

ストラスブール到着
ストラスブールに戻ってきた

ストラスブールには午後6時過ぎに戻ってきた。
いったんホテルで休憩した後、私はまたストラスブール大聖堂付近に行ってみることにした。
大聖堂前広場のクリスマス市。夜はまた夜でよいのではなかろうか?と思ったのである。
というわけで、寒い中また私は歩きだしたのであるが、やっぱり夜はまた街の表情が違う。
クリスマス・イルミネーションが街を彩っている。
雪景色の中、太陽が沈んだばかりの空は淡く薄暗いオレンジ色がとてもきれいだ。
こういう風景を見てしまうと、寒いけれど、この季節に来られたのはよかったのだと思う。

ストラスブールで①

ストラスブールで②

ストラスブールで③

と、ここまではよかった。
大聖堂前の広場にたどり着いた私は、クリスマス市が軒並み閉まっていることを知ったのである。
時刻は午後7時半。こんなに早く閉まってしまうものなのか。
以前訪れたパリのシャンゼリゼ通りのクリスマス市。あれは遅い時間までやっていた印象がある。
その印象を持って訪れたのだが、やっぱりちょっと早すぎはしまいか?
見上げれば、大聖堂はあたかも自らが光を放っているかのように輝いている。
まあ、この黄金の大聖堂を見ることができただけでもよしとしよう…。

大聖堂①大聖堂②

ストラスブールで④

ストラスブールで⑤

となると、夕食である。どこで食べようか…。
悩みながら、大聖堂前の広場からホテル方面に戻って行く私。
適当なレストランを見つけられないままホテルの前までたどり着いてしまった。
レストランがないわけではないのだが、やはりひとりでは入りづらいのだ…。
それと、まだ取材2日目であるし、あまり銭を使いたくない…。

スーパーへ
スーパーへ…

結局、私はホテルの近くのスーパーに入って、"SUSHI"と缶ビールを買ってきて夕食とした。
今日の昼食に比べると、何ともさびしい夕食である…。
しかし、大して腹ペコというわけでもないから、これで十分であった。
それに、ホテルの部屋で食べると何かと気を使わなくて済むので楽である。
いつもレストランで食べるわけにはいかない。たまには、こういう食事も必要なのである。
ということにしておく…。

食べたもの
食べたもの。寿司が6.99ユーロ。缶ビールが1.90ユーロ
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コメント 9

enpoko

旅行でこんな感じの寿司弁当、買っちゃいますね。サーモンのネタは悪くないけど、シャリがやはりちょっと残念なんですよね。これはいかがですか?
by enpoko (2015-07-27 23:32) 

coco030705

こんばんは。
やっぱりヨーロッパは建物がきれいですね。行きたくなってきました。
by coco030705 (2015-07-28 01:14) 

TaekoLovesParis

ストラスブールのクリスマスマーケット、7時半に閉まってるんですか。
まだ明るいうちからやってるのかしらね。でも、街中は人通りがあるようですね。大聖堂は大きさだけでも圧倒されますね。
毎日、レストランより、部屋でのんびり、こんなご飯も明日への英気を養うのに、いいですね。
by TaekoLovesParis (2015-07-28 09:44) 

PopLife

何とも切なく映画のワンシーンをも思わせる夜景ですね。
ビールがやけに身に染みたでしょう❓
ではまた、ありがとうございました。
by PopLife (2015-07-28 10:30) 

ぼんさん

私も海外でお寿司を見つけると衝動買いしてしまいます(^.^)
by ぼんさん (2015-07-29 07:22) 

desidesi

夜の街並がとても素敵ですね〜♪ (๑◔‿◔๑)
トランプのイラストも可愛いね。
by desidesi (2015-07-29 21:52) 

mimimomo

こんばんは^^
コルマールの町、ちょっと変わった建物などもありますね。外国を歩いている感じ、良くわかります。
しかも寒いのが羨ましいような(今暑すぎるものですから(__; )
ストラスブールの夜景が素敵! 歩いてみたいなぁ~
by mimimomo (2015-08-01 18:41) 

youzi

アンシの絵可愛いですね。
外国のクリスマスはとてもいいなと思いますね。
NYのクリスマスを思い出しました。
お寿司の味はいかがでしたか?
NYのスーパーでも売っていて、食べてみたいと
思いましたが、思ったよりも高くて、手が出ませんでした。
by youzi (2015-08-04 06:24) 

りんこう

enpoko さん、こんにちは!
全くおっしゃる通りで。シャリが…。
あと、フランスの人はサーモンが好きみたいですね。

coco030705 さん、こんにちは!
冬のヨーロッパは寒いですが、なかなかいいものです。
大雪とかになってしまうと困りますが。

Taeko さん、こんにちは!
そうです。閉店が早かったですね。朝も早朝からというわけではないです。
もうちょっと開いててもよさそうなものですが。

PopLife さん、こんにちは!
空がオレンジ色の風景はよく考えると夕焼けというわけではないですね。
街の照明が空に反映されたのかもしれません。
こんな色で写真が取れたのでちょっとびっくりしました。

ぼんさん、こんにちは!
寿司は人気がありますからね。ヨーロッパでもお寿司屋さんはよく見かけます。
ぼんさんが食べたお寿司はおいしかったですか?

desidesi さん、こんにちは!
絵になる風景なので写真をいっぱい撮ってしまいました。
SDカードの容量がいっぱいになってしまうくらいに。

mimimomo さん、こんにちは!
コルマールはむかしからの建物が多く残っているようでした。
戦争の被害が少なかったのかもしれません。
おっしゃる通りで日本は暑すぎます!最近は毎年こんな暑い状態ですよね。

youzi さん、こんにちは!
NYのクリスマスはまた雰囲気が違うのでしょうね。
クリスマスは過ぎていたのですが、クリスマスの雰囲気を十分に楽しみました。
お寿司はまあお腹に詰め込むだけという感じで。
まずいとかおいしいとかいう感情はあまりなかったかと思います。
by りんこう (2015-08-09 09:26) 

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