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ワット・シェントーンで [2013ルアンパバーンの旅]

2013年4月27日(土) 午前10時31分 ラオス ルアンパバーン 

サッカリン通り
サッカリン通り

国立博物館を出て、シーサワンウォン通りをずっと東に歩いていく。
やがて通りはサッカリン通りという名前に変わる。このあたりがこの町のメインストリートである。
あっさりとしているが、今や観光客に人気の町であるから、観光客向けの店がちらほらある。
そして、朝あれだけの僧侶を見ただけあって、やっぱりお寺がいくつもある。
私が今から行こうとしているのは、この町を代表するワット・シェントーンというお寺。
1560年に建立された「ルアンパバーン様式」という様式の美しいお寺ということだ。

メコン川
メコン川

チャンパー
ラオスの国花「チャンパー」が咲いていた

狛犬?
狛犬?こわいんですけど…

ワット・シェントーンに入場するには20000キップを払う必要があるとガイドブックにはあった。
だが、どこで払ったらいいのかよくわからないので、私はすっとぼけて敷地内に入ってみた。
すると、金ぴかの伝統衣装を身にまとい、ばっちり化粧をした女性?に呼び止められたのだった。
見れば、その女性は折りたたみ式のテーブルを出して、お寺の入場券を販売していた。
これは失礼…。5USドルで支払うと、2USドルのお釣りがきた。
釣りを受け取る際、入場券売りの顔をちらと見たら、女性と思っていたその人は何と男性だった…。
あんまり凝視するのもなんなんで、そのまま立ち去ったのだけれども、間違いなく男だった。
隣国タイもオカマが知られるところであるし、そういう文化?風土?があるのだろうか…。

ワット・シェントーン
ワット・シェントーン

お祈り
お祈り

こうして入場したワット・シェントーン。敷地内はまるで縁日のようであった。
もちろん、手を合わせてお祈りしている人はたくさんいるのだけれども、それだけではない。
子供たちが風船を割るゲームをしていたり、電池で動くおもちゃが売っていたりするのだ。
どこからかマイクでアナウンスが聞こえてくる。お祈り?だと思うがよくわからない。

風船割りゲーム
風船割りゲーム

ワット・シェントーンで
ワット・シェントーンで

にぎやかな境内をひととおりぶらぶらして、本堂に行ってみることにした。
靴を脱ぎ、本堂に上がろうとしたら、複数の言語で観光の注意点を記した掲示を発見。
注意書きはおそらく、英、仏、中、ラオス、タイ、そして日本の6つの言語でなされていた。
ラオス(ラーオ語)とタイ語の2つはまったくわからないから自信が無いのだけれど…。
そこに、どんなことが書かれているかといえば、托鉢見学に関する注意である。

注意書き
托鉢見学に関する注意

だいたいこんなことが書いてあった。
①お布施は自分にとって意味深く、敬意を持って行うことができる人のみ行うように!
②お布施の食糧は売り子からではなく、ローカルマーケットで事前に用意せよ!
③至近距離でも写真撮影は遠慮するように!(「至近距離での」の間違いであると思われる)
その他いろいろ注意があり、詳しくは掲載した画像をご覧いただきたいのであるが…。
今朝の私の托鉢取材。上記3点に関してどうだったかをここで検証してみようと思う…。

注意書き(日本語)
日本語の注意書き

①お布施は自分にとって意味深く、敬意を持って行うことができる人のみ行うように。
 →ただ興味本位だったかもしれませんな…。
②お布施の食糧は売り子からではなく、ローカルマーケットで事前に用意せよ。
 →で、お布施用食料は売り子(おばさん2人組)から購入してしまったな…。
③至近距離でも写真撮影は遠慮するように。(「至近距離での」の間違いであると思われる)
 →写真も結構撮りましたな…。まあ、フラッシュはたいてません。フラッシュは厳禁です!

本堂
本堂の中

今朝の私の托鉢…。功徳を積むなどと嘯いていたが、このように全くダメであるようだ…。
注意書きはこれから巡るお寺にもことごとく掲示されていた。
というわけで、これから訪問をお考えの方は、このような点を十分理解した上で取材されたし…。

僧侶
僧侶
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コメント 14

mimimomo

おはようございます^^
オカマ文化があるのですか。ま、お写真はそれこそ失礼でしょうが、ちょっと見てみたかった(^0^
托鉢のお布施にもルールがあるわけですね。覚えておきます。
by mimimomo (2013-10-29 09:42) 

orange

郷においては…ですね。
異文化が凄い勢いで流入し、自国文化が損なわれないよう…
そんな配慮もあるように思います。
何かにつけ古典文化の継承と文化遺産の認定。そして文化遺産観光。いろいろな難しさがありますね。
by orange (2013-10-29 13:45) 

りんこう

こんばんは!
いやー…。下書きはしていたんですが、予約投稿にしていたもので…。
画像もない未完成の記事がしばらく掲載されておりました…。
はずかしい!!!急きょ写真を加えて記事を完成させました!
by りんこう (2013-10-29 21:59) 

mimimomo

おはようございます^^
あーなるほど。今みてみたら、「変だわ~確か見に来たはずなのに、お写真に全然見覚えがない」と思いました^^
by mimimomo (2013-10-30 08:05) 

サンダーソニア

時々 同じようなことをしています^^;
アップしちゃったとか
逆もあって予約したつもりでアップできてないとか。
↑これが多いです。

入場料は観光客向け価格な気がしますね。
現地の人は不要なのでは?
by サンダーソニア (2013-10-30 10:01) 

katakiyo

狛犬には驚きました。
by katakiyo (2013-10-30 11:33) 

pandan

狛犬なんですか〜
ほんとちょっと怖いですね。
by pandan (2013-10-31 09:00) 

まめ

狛犬www
かなり大口ですねぇ~
二度見しそうです
by まめ (2013-10-31 09:25) 

coco030705

こんにちは。
ラオスの国花「チャンパー」がとてもきれいですね。なんか暑い国の花という感じもするし、清楚なところもあり素敵な花です。
托鉢見学の注意書、なるほどと思いました。これこそ、修行を見守る姿勢でしょうね。ちょっと行ってみたい気がしています。
by coco030705 (2013-10-31 11:09) 

かささぎ

托鉢見学にもルールがいろいろとあるのですね。
食料を売り子から云々とわざわざ注意書きにあるのは、その辺りの事で観光客とのトラブルが多いって事なのかも。
こういうのは実情が分からない観光客には難しい部分もありますよね…。

by かささぎ (2013-10-31 21:58) 

momiji

オカマの文化?風土?ですか(^^)
東南アジアは結構多いですよね。
by momiji (2013-11-04 16:42) 

りんこう

mimimomo さん、こんばんは!
まだ若い男性でした。オカマ文化と言っていいのか…。
よくわかりませんが、ちょっとびっくりしましたね。

orange さん、こんばんは!
ラオスは内陸国ということもあるし、まだ変な風に染まっていないのかな。
それでも、この町は今や人気の観光地です。
観光業で発展している面もあるから難しいところなのです。

サンダーソニアさん、こんばんは!
そうですね。現地の人はどうなんでしょうか…。
いちいち入場料を払うんでしょうか…。お布施ということなのかな…。

katakiyo さん、こんばんは!
犬には見えませんが、たぶん狛犬のようなものだと思います。
別のお寺でも「狛犬」を撮りました。後日載せたいと思います…。

pandan さん、こんばんは!
まあ、日本の狛犬もこわいですけれど、これは別の意味でこわいですね…。

まめさん、こんばんは!
この口…。真っ赤で何か食ったあと何でしょうか…。
あんまり変なこと言うと食べられてしまいそうです…。

coco030705 さん、こんばんは!
ラオス航空の飛行機の尾翼にもこのチャンパーがデザインされていました。
ラオスは暑かったですが、疲れた時はカフェでのんびりと…。
まあ、例によってビールばかり飲んでいたわけですが…。
この托鉢の注意書きは取材の前に見ておきたかったですね。

かささぎさん、こんばんは!
売り子から購入してしまったのは、この私でしたね…。
これを読みながら、あー…。買っちゃったよオレ…と。
まあ、非常に軽率な行動だったと反省しております…。

momiji さん、こんばんは!
文化?風土?という表現が適切なのかどうか…。
でも、やっぱり真っ先にタイのオカマが頭に浮かんだんですね…。
by りんこう (2013-11-05 22:06) 

palette

こんばんは!
ラオスだと、メコン川ってこういう感じなんですね。上流なんだわ〜。
狛犬は、一体何を食べたんだ、という口ですね。
上の方も書かれてますが、ちょっと怖いです(^^;
by palette (2013-11-07 21:39) 

りんこう

palette さん、こんばんは!
ラオスで生まれて初めてメコン川を目にしました。
ただ、ここは上流というわけではありません。
メコンはチベットに源を発する大河なのであります。
メコン川のことは後々出てきますのでお楽しみに!
by りんこう (2013-11-09 22:33) 

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