マラッカ町歩き③

2013年1月5日（土）　現地時間　午後2時58分　マレーシア　マラッカ


チャイナタウン

チャイナタウンのほうへまた戻ってきた。何かお土産を探そうと思う。
チャイナタウンにはハン・ジュバッ通り、トゥン・タン・チェン・ロック通りという2つの通りがある。
このあたりにはアンティーク店が点在しているのだが、どこかへ入ってみよう。
ジョンカー・ストリートともいわれるハン・ジュバッ通りは観光客でいっぱい。
一方、一本奥に入ったトゥン・タン・チェン・ロック通りはさほど混雑していない。
私はこの通りにあるマラッカ・ハウスという店に入ってみることにした。


マラッカ・ハウス

この店もアンティークを扱っているわけであるが、建物自体も歴史ある邸宅を利用したもの。
アンティークに限らず、プラナカン文化を伝えるような雑貨がいろいろ置いてある。
店は奥行きがあって、長く向こうまで続いている。ちょっとした博物館的な趣もあるところだ。
そこをひと通りどんなものがあるか見て回る。すると発見！思わず手にとってしまったものが！
カエルである！木でできたなんとも素朴なカエルくん。一目で気に入ってしまった。即捕獲！
このカエルはちょうど右手足のところが木目の境となっていて、そこが白くなっているのが面白い。
25マレーシア・リンギット(RM)ということで700円くらいのカエルだろうか。いいカエルだな。


捕獲したカエル

もう一点、家族へのお土産ということでプラナカン食器を購入した。
ピンクやペパーミントグリーンの華やかな色付けが印象的なプラナカン食器。
アンティークの物はむちゃくちゃ高価であるから、私はお土産用と思われる器を購入した。
器とレンゲのセットで180RM。5000円くらいである。手作りだから、このくらいはするのかな。
もう一回り大きい器だと280RMだったが、あんまり大きいと持ち帰るのがたいへんである…。
プラナカン食器は食器として使用すると成分が溶けだすものもあるという。
だが、店の人によると、この食器は実際に使用しても問題ないとのことであった。
まあ、もったいなくて、今はただ観賞用となってしまっていますけれど…。


プラナカン食器

落ち着いた空間であったマラッカ・ハウスを出て、また観光客でいっぱいのオランダ広場へ。
時刻は午後3時半になろうとしている。観るべきところは観たので、そろそろ帰るとするか…。
以前の記事にも記したとおり、私は午後5時に出るクアラルンプール行きのバスチケットを購入済。
ちょうどいい時間ではなかろうか。さて帰りのバス乗り場はどこだろう…。
すると、トライショーのおっさんに声を掛けられた。乗ってマラッカを回らないかと…。
乗ってみたい気もしたが、もう時間が無い。もう帰りますと断ると、バス乗り場を教えてくれた。


オランダ広場で


オランダ広場の塔にヴィクトリア女王の横顔が。イギリス統治時代の名残

バス乗り場は来た時と同じところであった。帰るのだから反対車線に乗り場があるのではないのか？
不思議に思っているとバスが来た。トライショーのおっさんに言われるがままバスに乗り込んだ。
私は気になって、運転手にこのバスはマラッカのバスターミナルに行くのかどうか訊ねてみた。
すると、運転手は指を宙でぐるぐるさせ、このバスは巡回バスだと教えてくれるのであった…。
なるほど、ならばこのバスに黙って座っていれば、おのずと終点のバスターミナルだな…。


マラッカ・バスターミナルへ戻るバスの中から


商業エリア

世界遺産の空間を離れたバスは、にわかにマラッカの今現在の商業エリアに通りかかった。
そこはまさに今マラッカの地元の人々が生活している空間であった。
ついさっきまでの世界遺産の空間から、がらりと様子が変わる。
ここまで雰囲気が変わると、世界遺産の空間は一種のテーマパークであるような気がしてくる。
バスに揺られて車窓からの景色をのんびりと。50分ほどかけてバスはターミナルに戻ってきた。


海辺を走る


なんだかうちの近所みたいです…

マラッカからクアラルンプールへ向かうバスは、午後5時、定刻通りに発車した。
バスのチケットには座席番号が刻印されているが、どこに座っても問題はない。
チケットがいったん回収され、戻ってくると違う座席番号のチケットになっていたくらいだから…。
なんだかゆるゆるなのであるが、このくらいゆるいほうが心地よいかもしれない…。
バスの中は異常に冷房が効いていた。寒さに弱い人は要注意である…。
クアラルンプールが近づいてくる。今回の取材もそろそろ終了ということである…。


マラッカ・バスターミナルに戻ってきた


クアラルンプールへ

コメント 17

おはようございます＾＾
また後ほど伺います。
by mimimomo (2013-09-10 06:44) 

常に砂が舞っている感は否めません。如何でしたでしょうか？
ではまた、ありがとうございました。
by PopLife (2013-09-10 07:15) 

お早うございます。
木のカエルさん、愛嬌がありますね。
イオンにビックリ(@_@;)
by yakko (2013-09-10 08:28) 

再び～おはようございます＾＾
何だか町全体が華やかに感じられますね。
蛙君は、そのうちバナーに加入されるかしら＾＾
トライショーと言うのも華やかですね。
ありゃ、イオン。確かにうちの近くみたいです。
by mimimomo (2013-09-10 08:49) 

こんにちは。
アンティークショップでみつけられた「カエル」君とってもいいですね。
木彫なんですね。顔もいい顔しています。
プラナカン食器もとても美しいです。私もほしいです。
生活圏と古い街並みをうまく切り離して保存しているのがいいですね。
by coco030705 (2013-09-10 15:20) 

カエル、いい顔してますね！
ピンクのお茶碗も素敵です。これで中華粥を食べたいわ。
トライショーは華やかですね！新婚さんの乗り物みたい(^_^;)
今回も充実した旅ですね＾＾
by palette (2013-09-10 21:17) 

カエル君の表情が威厳があるように見えます。
by サンダーソニア (2013-09-10 21:18) 

カエル〜かわいいですね。
by pandan (2013-09-12 07:05) 

ご訪問ありがとうございました。
by david (2013-09-12 10:31) 

まさかイオンに出くわすとは思ってもいませんでした（笑）
木製のカエル君。時を経るごとに…りんこうさんと仲良しになりそうですね。
なかなかカラフルな街並ですね。
by orange (2013-09-13 21:51) 

シンプルだけど味わい深いカエル君ですね♪
いきなりのイオンにはビックリ。
異国の地でもちょっとほっとしたのではありませんか？
旅行気分がふっとんだかな？(^_^;)
by りゅう (2013-09-16 00:13) 

みなさま、コメントありがとうございます。
この取材記もあと１回で終わると思うのですが…。
なかなか時間が取れず更新できません…。
来週の連休中には更新できるかな…。お待ちくださいませ…。
by りんこう (2013-09-16 20:04) 

マラッカもあまり紹介されない場所ですね。
雰囲気が伝わってきます。
by momiji (2013-09-16 20:23) 

爺が行った時は華やかな輪タクは見かけませんでした。
怪しげなジプシーが沢山居た時だったせいかも？
爺もカエルは買いました、背中にギザギザがある楽器です。
by 旅爺さん (2013-09-17 06:29) 

このカエルは私でもゲットしたかも。

by あきら (2013-09-19 00:29) 

東南アジア、しばらく行っていないなあ。
by david (2013-09-20 08:53) 

mimimomo さん、こんばんは！
カエルくんはだいぶ集まってきたので、またヘッダーを変えたいのですが…。
なんだかめんどくさいのですよ…。まあ、気が向いたら変えます…。
イオンはうちの近所かと思いますが、さすがに周りの植物は違いますね。

PopLife さん、こんばんは！
ここはまったく埃っぽい感じはありませんよ。
からっと晴れていて、とてもいい天気でした。

yakko さん、こんばんは！
木のカエルさんは典型的なカエルのポーズ。お気に入りです。
カエルもだいぶ集まってきました。大きく２種類に分けられます。
リアルなカエル。擬人化されたカエル。どちらも面白いです。

coco030705 さん、こんばんは！
世界各地にカエルは生息しているのですね。
どこに行ってもたいてい捕獲することができます。
この夏も日本国内ですが、大型のカエルを２匹捕獲しました。
機会があればご紹介したいと思います…。

palette さん、こんばんは！
プラナカンの食器はちょっともったいなくて使えませんね…。
トライショーはいろんな曲をかけてくれるみたいです。
日本人には日本の曲。何かは忘れましたけど、日本の曲がかかってました。

サンダーソニアさん、こんばんは！
カエルはやっぱりカワイイ？ですから。マンガチックになるものですが。
でも、このカエルくんは本当に素朴でいいですよね。

pandan さん、こんばんは！
少しでもカエルくんの魅力をお伝えできたなら嬉しいですよ！

david さん、こんばんは！
東南アジアは格安航空会社も就航して、より近くなったと思います。
マレーシアなんかは旅しやすいところだと思いましたね。

orange さん、こんばんは！
カエルくんは年月を経て、いい味を出してくれそうです。
だいぶカエルくんも集まってきました。みんな仲良くしてくれています！？

りゅうさん、こんばんは！
イオンは思わず写真に撮ってしまいました。
店内には入らなかったのですが、waonで買い物できるのかな？
たぶん、できないですよね…。

momiji さん、こんばんは！
マラッカはクアラルンプールから簡単にアクセスできておすすめです。
マラッカ、というよりマレーシア自体が旅しやすいところだと感じました。

旅爺さん、こんばんは！
旅爺さんがおっしゃるカエルの楽器！僕もありますよ！
このカエルの楽器。「ギロ」と呼ぶものなのだそうです。
３年前、平泉の中尊寺でこれを見つけて捕獲したのですが…。
どうやらアジア一帯に生息しているもののようですね…。
これはまた後日記事にしたいと思っております…。

あきらさん、こんばんは！
やっぱり、これはゲットしたくなりますよね。
カエルくん。カワイイですもんねぇ～！？
by りんこう (2013-09-22 22:47)