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新たな取材のはじまり [2013東南アジア3ヶ国の旅]

2013年1月1日(火) 午後9時18分 羽田空港 国際線ターミナル

時刻表
最初はまた時刻表…

ボストーク号で行くロシアの旅」も終わり、今回から今年の正月に行った取材の記事である。
出発したのは元日で、取材期間は6日間。年末からであればもっと長い取材も可能だった。
しかし、私は日本で年を越さなければなんだか落ち着かないのであった…。
元旦、めでたいめでたいとビールを飲み、地元の神社へ初詣。帰宅してまたビールを飲み…。
午後7時頃だったであろうか。私はようやく羽田空港へ向かったのである…。

羽田空港①
羽田空港で

前回の「ボストーク号で行くロシアの旅」も出発は羽田空港からであった。今回も羽田である。
行き先はというと…。シンガポールである。搭乗するのはJL35便で午後11時40分のフライトである。
だから、元日自宅でへらへらとビールを飲み、初詣へ出かける余裕があったわけである。
シンガポール到着は翌日の午前6時20分の予定。これなら朝から行動することが可能である。

羽田空港②
羽田空港で

さて、なぜシンガポールなのか?ということになる。シンガポールは2009年に訪れたことがあった。
この時は「ユーラシア大陸最南端への旅」という我ながら阿呆な取材であった。
ユーラシア大陸の最南端はマレーシアのタンジュン・ピアイという岬。
そのタンジュン・ピアイまでシンガポールからバスとタクシーに乗って日帰りしたのである。
この時の取材期間は4日間。短くて阿呆な取材であったが、とても印象深い旅であった。

羽田空港③
羽田空港で

とはいっても、私はもう一度タンジュン・ピアイに行こうとしているわけではなかった。
鉄道に乗りたかったのである。前回はシベリア鉄道だったが、今回もどこか鉄道に乗ってみたい…。
すると「マレー鉄道」という名が思い浮かんだのだった。マレー鉄道。いいじゃない。
しかし、マレー鉄道がどこを走る鉄道なのかすら私はよく知らないのだった…。
まあ、マレー半島を走る鉄道だというくらいは何となくわかるのだが…。

搭乗開始
搭乗開始

調べてみて、マレー鉄道はシンガポールとタイのバンコクとをつなぐ路線であると知った。
ただ、この路線を完全乗車しようとするならば、何回か乗り換えねばならないらしい。
シベリア鉄道(ボストーク号)の場合は北京からモスクワまで乗りっぱなしでよかったが…。
私は乗り換えることにやぶさかではなかったが、このルートの完全乗車はつまらなく思えてきた。
というのも、マレー鉄道が走るシンガポール、マレーシア、タイの3ヶ国は訪問済みであったからだ。
訪問国数を増やすことが旅の全てではないが、どうせなら、行ったことが無い国にも行ってみたい。

そういうことを考えた時、クアラルンプールという地名が大きくクローズアップされるのだった。
クアラルンプールはアジア最大のLCC(格安航空会社)であるエアアジアの本拠地ではないか。
となれば、クアラルンプールからエアアジアに乗ってどこか未訪問の国へ行くことも簡単であろう。
ならば、マレー鉄道乗車はシンガポールからクアラルンプールまでで充分である。

機内食
機内食。夜中だから寝たいのだが…

じゃあ、クアラルンプールからエアアジアでどこの国へ行こうか…。
私はエアアジアのホームページや地図を見て、いろいろルートを考えてみた。
その結果、ブルネイ・ダルサラーム国という小さな国を訪れることに決めたのだった…。
こうして面白いようにするすると今回の取材ルートは出来上がっていった…。
さて、今回の取材日程を簡単に示すと、次のようになる。

1月1日(火) 夜、羽田発 機内泊
1月2日(水) 早朝、シンガポール着 マレー鉄道でクアラルンプールへ クアラルンプール泊
1月3日(木) クアラルンプールからエアアジアでブルネイへ ブルネイ泊
1月4日(金) ブルネイからエアアジアでクアラルンプールへ クアラルンプール泊
1月5日(土) 夜、クアラルンプール発 機内泊
1月6日(日) 早朝、成田着

というわけで、今回は「東南アジア3ヶ国の旅」である。
ルートは簡単に出来上がったが、これはなかなかハードな取材だった…。
この過酷な日程に起因する?阿呆な場面も登場することになる。まだ先のお話であるが…。

シンガポール到着
1月2日の早朝、シンガポール・チャンギ国際空港に到着
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シンガポールといえば [2013東南アジア3ヶ国の旅]

2013年1月2日(水) 現地時間 午前6時58分 シンガポール チャンギ国際空港

チャンギ国際空港
チャンギ国際空港

今回はマレー鉄道に乗車するべく、シンガポールにやってきた私なのであったが、
ほんとうのことを言うと、シンガポールから鉄道に乗ったわけではなかった。
シンガポールからバスでマレーシアのジョホール・バルまで行って、そこから乗車したのである。
シンガポールからの乗車だと、ウッドランズ・トレイン・チェックポイントという駅からになる。
この駅はその名の通り、国境検問所のすぐそばにある。ここから乗車してもよかったのだが…。
ただ、バスでジョホール・バルまで行ってしまうほうが私としてはわかりやすかった。
2009年の取材でもジョホール・バルまでバスで移動しており、経験済みのルートだったからである。

MRTで移動
MRTに乗って空港から移動

よって、私はジョホール・バルからクアラルンプールまでマレー鉄道で移動したということである。
乗車券は満席の場合もあると聞いていたので、予め日本でインターネットを通じて購入していた。
マレー鉄道はクレジットカードさえあれば個人で簡単に乗車券を購入できてしまう。
旅行代理店を通じて何とか乗車券を確保してもらったボストーク号の旅とは大違いである。
ジョホール・バルから列車が出るのは午後2時18分。約6時間かけてクアラルンプールへ向う。
というわけで、まあ遅くとも午後2時くらいまでにはジョホール・バルの駅にいるべきであろう。
今はまだ午前7時台でシンガポールである。さて、どこに行こうか…。

高層ビル
高層ビル

シンガポールというと…。やはりマーライオンなのであった…。
2009年にシンガポールを取材した際にもマーライオンは訪れている。
ただ、それから4年経った今は新たな名所もできている。マリーナ・ベイ・サンズである。
まるで船が空中に浮いているかのような奇抜な外観のリゾートホテル。2010年に開業した。
私が2009年に訪れた際にはこんなものは影も形もなかったと思ったが…。
マリーナ・ベイ・サンズにはカジノもあるというから、旅の初めに一勝負というのもいいだろう。

マリーナ・ベイ・サンズ
マリーナ・ベイ・サンズが見えた

私は空港からMRTという電車に乗車し、マーライオン最寄りのラッフルズ・プレイス駅を目指した。
大混雑というわけではないが、乗車客はけっこういる。みんなマナーがよくとても静かである。
日本とさほど変わらず、異国に来た気がしないが、窓の外には確かに熱帯の植物が茂っている。
ラッフルズ・プレイス駅には午前8時にならないうちに到着。スーツケースを引きずり歩いていく。
スーツケースがじゃまであった…。どこかに預けることができればいいのだがそれができない。
治安対策上、荷物預りやコインロッカーなどは無いようだった。さすがはシンガポールである…。

カベナ橋
シンガポール川にかかるカベナ橋

子供たち
元気な子供たち

まだ朝早いから、そんなに人は歩いていない。そこをスーツケースを引きずりとぼとぼと…。
早くもあの奇抜な建物が姿を現した。あとは記憶を頼りにマーライオンの方へ。
4年前も見た銅像やら記念碑が次々と現れた。そして階段を降りて行って、マーライオンパークへ。
また来てしまった。もうマーライオンを見ても「がっかり」だとかそういう感情すら湧かない。
ただ、記念写真は撮ってしまった。マーライオンをバックに、マリーナ・ベイ・サンズをバックに。
人がいないから取り放題である。小さな三脚をスーツケースの上にバランスよく立てタイマー撮影。
正月の2日からこんなことをしている私はいったい何なんだろう…。

マーライオン
マーライオン

午前8時を回ると、朝の散歩ということだろうか、団体の観光客が姿を現わしはじめた。
私は…。どうしようか…。マリーナ・ベイ・サンズに行ってやはりカジノであろうか。
しかし、マーライオンパークから見るマリーナ・ベイ・サンズは意外と遠そうであった。
わざわざあそこまで行ってカジノをすることもあるまい…。もうジョホール・バルに行ってしまおうか。
なんだか落ち着かないのである。まだ時間はたっぷりあるのだが、マレーシアに入国してしまえ。
したがって、私のシンガポール取材はマーライオンパークのみで終了ということになった…。

徐々に観光客が
徐々に観光客が…

注意書き
注意書き

冒頭にも記したとおり、ジョホール・バルまではバスで移動した。
ラッフルズ・プレイス駅からブギス駅まで移動して、あとは歩いてクイーン・ストリート・ターミナルへ。
ここクイーン・ストリート・ターミナルからジョホール・バル行きのバスが発車するのである。
4年前に1度訪れた場所だから、やはりここにも迷わずにたどり着くことができた。
ターミナルに着くとちょうどバスが出るところだったのでこれに飛び乗り、乗降口で乗車券を購入。
ジョホール・バルまでは2.40シンガポールドル(約170円)。30分もしないで国境検問所に着いた。
その間、私はずっと眠くてうつらうつらしていた。深夜のフライトでちっとも眠れなかったからな…。

寿司の広告
ブギス駅で見た寿司の広告

フォアグう
フォアグう…。おしい…
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ジョホール・バルで [2013東南アジア3ヶ国の旅]

2013年1月2日(水) 午前10時45分 マレーシア ジョホール・バル

ジョホール・バル①
ジョホール・バル

無事にマレーシアに入国。ジョホール・バルにやってきた。今回の取材、早くも2ヶ国目である。
ジョホール・バルというと、やはり1997年の「ジョホール・バルの歓喜」が想いだされる…。
ジョホール・バルは日本が初めてサッカー・ワールドカップへの切符を手に入れた地である。
私もその様子を夜中テレビの前で興奮しながら観ていたことを想い出す…。
その12年後、私ははじめてこの地を訪れたのだが、その時は大失態をしでかしてしまった…。

ジョホール・バル②
ジョホール・バル

その大失態の時も今回同様、シンガポールからバスでジョホール・バルに入った。
さらにジョホール・バルのイミグレーションからラーキン・バスターミナルへ向かう予定だった。
ジョホール・バルには無事に着いたが、ラーキン・バスターミナルまでがたいへんだった…。
私はラーキンへ向かうバスの乗り場がわからず、適当なバスに乗ってしまったのだった…。
「適当」とはいえ、乗る際に一応ラーキンへ向かうかどうかの確認を運転手にした。
運転手は無言でうなずいたので安心して乗りこんだのだが、バスはシンガポールへと戻っていく…。
つまり…。私はマレーシアに入国はしたが、出国手続きもしないままシンガポールへ戻ることに!

密出国!?どうしてこんなことが…。イミグレーションにどこか構造上の欠陥があったのだろうか…。
その際は、国境の警察官に事情を説明し、無事にマレーシアに「再入国」することができた。
私は英語すらろくにできないのだが…。今思えばどうやって事情を説明したのか…。不思議である。
その忌まわしのジョホール・バルのイミグレーション。今回は何もない…。あったらイヤだが…。

ショッピング・センター
ショッピング・センター

ジョホール・バルのイミグレーションにはショッピング・センターが隣接していたはずである。
そちらの方へ歩いていったところ、ジョホール・バルの駅に出た。JBセントラル駅である。
JBセントラル駅は2010年に開業した駅で、前回私がこの地を訪れた時は存在していなかった。
それまではジョホール・バル駅という駅があった。JBセントラル駅とほぼ同じ場所だったようだ。
そういえば、2009年にこのあたりを訪れた際にはなにやら工事をしていたと記憶している。
その工事に混乱し、どさくさシンガポールへ逆行してしまったのか…。今となってはわからない。

JBセントラル駅
JBセントラル駅

ともかく、駅の場所もわかり一安心。私はショッピング・センターを目指した。
スーツケースは持ったまま。ショッピング・センターにスーツケース。好ましいことではないが…。
書店に入ってみた。海外に行った時、余裕があるときには書店に入ってみることにしている。
そしてマンガコーナーを探すのだ。私は普段マンガはほとんど読まない人間なのだが…。
すると、日本のマンガが置いてあることがある。現地の言葉に訳されて置いてある。
読めやしないのに、私はそういうのを買ってしまう…。
今回もマレー語のドラえもん第1巻を買ってしまった。4.90マレーシア・リンギット(約140円)。
私の部屋にはどういうわけかフランス語、ハングルのドラえもん第1巻も置いてある…。

書店
書店

さて、ちょうどお昼時。このショッピング・センターなら食べることには困らない。
せっかくだから、マレーシアっぽい料理を提供してくれそうなところへ入ってみた。
"OLD TOWN"という店で、注文する際は、料理の番号を注文用紙に自分で書いてするようだった。
よくわからなかったので、店員に直接メニューを指差し"Prawn Meehoon Mee"というのを注文。
"Prawn"はエビ、"Meehoon"はビーフン、"Mee"は麵の意。これらがごっちゃになっている。
ピリ辛であったが、辛すぎもせずおいしくいただいた。まずはよい選択だったと思う。
あとはオレンジジュース…。ビールは…?ビールは置いてない。イスラム圏だから仕方が無い。

食べたもの
Prawn Meehoon Mee 7.90マレーシア・リンギット(約220円)

昼食後、駅に戻り、ベンチに腰掛け列車に乗車できるまで待つ。発車までまだ2時間以上あった。
ホームにすら入ることができない。暇であった。そして、また眠くなってきてしまうのであった。
仕方が無い。羽田からの深夜のフライトで眠ることができればよかったのだが…。
それが、夜中に機内食を供されたりするから眠れないのだ…。
時折、駅の電光掲示板に目をやる。どういうわけか発車時間が表示されていない。
これがどうにも不安であったのだが…。まあ、無事に列車は定刻通りに出た…。それはまた次回。

電光掲示
JBセントラル駅の電光掲示。発車時間の表示がない。"0630"とは何なんだろうか…
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