水上人形劇の劇場へ

2012年5月4日（金）、現地時間　午後4時19分　ホテル・ニッコー・ハノイ


バスの床に水を思いっきりぶちまけて…掃除…

バチャン村からハノイ旧市街に戻ってきた私は、タクシーをつかまえるとホテルに直行。
今日の夜はハノイの名物、水上人形劇を見る予定でいるが、それまではまだ時間がある。
時間があるのだから、旧市街をもうちょっとぶらりとしてみてもよさそうなものだが限界であった。
暑すぎるのである。私はどうやらベトナムに訪れる季節を間違えてしまったようだった。
涼しいホテルのベッドで横になり、数時間ボーッとしていた。外は相変わらずのバイクの群れ。
ゆっくり休んだ後、午後7時30分頃にホテルのロビーに向った。


ホテルの部屋の窓から。相変わらずのバイクの量

ホテルのロビーに向かったのは、ここでガイド君と待ち合わせをすることになっていたからである。
ハロン湾の時もツアー参加だったが、水上人形劇もツアーに参加して鑑賞することにしていた。
水上人形劇は大人気で、当日劇場に出向いてもチケットが買えないことがあると聞いていた。
ツアーに参加してしまえばそんな心配もないわけで、私は渡航前にツアーを予約したのであった。
人形劇は1日に何回か公演があるが、私は午後9時15分からの公演を予約していた。
午後9時からなのに午後7時30分の集合とは早いが、これは夕食もツアーに含まれているから。


ニッコー・ハノイのロビー

ロビーで待機していると、ひょろっとした男性が近づいてきてりんこうさんですか？と訊ねてきた。
そうである。と答えるとよろしくお願いします。とガイド君。たどたどしい日本語である。
なんだか頼りないが、そのまま2人で外に待機しているバンに乗り込んだ。
ガイド君によると、今回のツアーには私の他に3人の若い女性（もちろん日本人）が参加するという。
私はどんな女の子が参加してくるのだろうか？わくわく。と期待したことを否定しない…。
バンはこれからその3人の若い女性をピックアップするために他のホテルに向かった…。


ニッコー・ハノイの前

バンはハノイ市内を北上し、旧市街の外をぐるっと回り、旧市街の北側から小路に入りこんだ。
その間、ガイド君はうまくない日本語で話しかけてくる。一生懸命だから私も聴き取ろうと努力する。
そうこうしているうち、とある宿の前でバンは停車。ガイド君は女性を迎えに宿のロビーへ。
バンから窓の外を見ていると、ガイド君に連れられて、誰かがバンに向かってくるのが見えた。
数秒後。私の隣に座していた水上人形劇ツアー参加者はひとりの若い男性であった…。
女の子じゃないじゃん…。しかし、ガイド君によると残る2人はほんとうに女の子であるらしい…。

その残りの女の子2人をピックアップするためにまた別の宿へバンは向かう。
その宿は、やはり旧市街にある宿であった。ガイド君はまたバンを降りその宿のロビーに向かう。
私は隣に座した「女の子」であるはずだった若い男性と会話をしながら、ガイド君が戻るのを待った。
ちなみに、この若い男性はなんと種子島からやってきたという猛者であった。
さて、ガイド君は2人を連れて戻ってきたが、連れてきたのが女の子でないことは明らかであった…。
彼が連れていたのは40代暗いと思われる1組の夫婦なのであった…。女の子じゃないじゃん…。


旧市街にて

はたして若い女の子が参加するという情報はいったい何だったのであろうか…。
解せないでぼんやりしていると、ガイド君が私の耳元でそっとこう囁いた。
ごめん。女の子じゃなかった！見ればわかるよ！でも、何だかにくめないガイドである。
このガイド君。ハノイ大学で日本語を勉強したとのことであるが、日本に来たことは無いという。
彼の口調からは日本に行くのは夢のまた夢。といったニュアンスが感じられた。
彼にとってはベトナムを出て海外に行くことはたいへんなことなのかもしれなかった。


食べたもの

今回のツアー参加者全員そろったところで、旧市街をぶらぶらと散策しながらレストランへ。
夕食にはいろいろ登場したが、私はあまり食欲が無く、味もあまり印象に残っていない。
種子島の男性やご夫婦はけっこうおいしく召し上がっていたように見えたが…。
この食欲の無さ。今思えばその後、露となる失態の兆しであったのかもしれない…。
とにかく夕食を終え、バンに乗りホアンキエム湖のほとりで降りて、歩いて水上人形劇の劇場へ。
時刻は午後8時30分過ぎ。公園で子供たちがたくさん遊んでいる。みんな元気でうらやましい…。


リー・タイトー公園にて

コメント 12

若い女性３人のハズが、男と夫婦ですか？
そりゃまたエライ違いですねぇ。
どうしたらそんな根本的な間違いが・・(^◇^;)
by まつき (2012-08-23 09:05) 

なかなか^^。誤情報にワクワクしてしまいましたね♬
日本にいらしたこともなく、日本語を習得されたのですね。
それもなんとかお仕事ができるレベルまで？
子ども達はインラインスケートを履いていますね。
by orange (2012-08-23 12:59) 

ホテルの内と外の空気感の違いにビックリ。。
バイクや子供たちにパワーを感じますね。。
そのパワー、吸い取りたい。。(￣∇￣*)ゞ
by ゆう (2012-08-23 21:12) 

そのガイドさんの名前は「ニャン」…
ではなさそうですね(^_^;)
これからの旅、りんこうさんが
素敵な「若い女の子」と出会えますように♪
by palette (2012-08-23 22:02) 

こんにちは＾＾
え、どんな女の子かしら～　ひょっとしてうちの息子もそう言うところを旅すると
良い女性に巡り会えないかなーなんて・・・
残念でした（＿＿ﾒ　笑っちゃいました＾＾
食欲がなく、、、その後何かあったのですね～
by mimimomo (2012-08-24 12:30) 

バス掃除、すんごく大胆ですね～ｗｗ
by ぴーすけ君 (2012-08-24 20:35) 

こんばんは。
あまり暑すぎるときの観光は辛いですね(-。-;)
by yakko (2012-08-24 22:11) 

ご夫婦と男性〜女の子いて欲しかったですね。
by pandan (2012-08-25 06:41) 

期待がｗｗｗ笑えました。
by サンダーソニア (2012-08-28 23:12) 

まつきさん、こんにちは！
これからツアーで案内する人ですからね。間違わないでほしいんですが…。
こういうゆるさもまたベトナムなんでしょうかね…。

orange さん、こんにちは！
ガイドさんは正直そんなに日本語はうまくなかったですよ。
でもまあ面白いキャラクターの人ではありました。
ツアーの最中は女の子の話ばかりしていました。
彼曰く、鼻の高さを見れば田舎の出か都会の人かわかるんだそうです。
ホントかねぇ…。

ゆうさん、こんにちは！
別にお祭りがあるわけでもないのに公園はこのような状態。
このパワーに圧倒されそうになります。

palette さん、こんにちは！
ニャンさん（岡村さん似）だったら面白かったですね。
今回のガイドさんはもうちょっと背が高かったですね。
26歳だとか言ってたかなあ。早く結婚したいそうです。

mimimomo さん、こんにちは！
僕は旅先であまり出会いがないんですよ。
というか、人見知りがかなり激しいんであります。
体調は明らかにおかしかったです。帰国後もしばらく引きずってました。

ぴーすけ君さん、こんにちは！
バチャン村からハノイへのバスに座って発車を待っていました。
すると乗務員が突然バケツの水をぶちまけたのでビックリです。
これで掃除ということのようです。ブラシでこすったりとかもしません…。

yakko さん、こんにちは！
旅する時期は大事ですね。冬に訪れれば涼しかったと思います。
暑かったことも体調悪化の一因かもしれませんね。

サンダーソニアさん、こんにちは！
楽しんでいただけてうれしいです。
まあ、今となってはいいネタでありますね。
by りんこう (2012-09-02 14:12) 

水上人形劇見てないんですよね。楽しかったかなぁ？
by カエル (2012-09-28 08:35) 

カエルさん、こんばんは！
まあ、百聞は一見に如かずですからね。これで一応見たぞと。
腹痛のことばかりが思い出されますが…。
by りんこう (2012-10-01 21:54)