中正紀念堂 [2011台湾一周鉄道の旅]
2011年8月21日（日）、現地時間 午前9時24分 台北 鼎泰豊本店
台湾のポスト
10個の小籠包と鶏肉麺。結局、全部平らげ鼎泰豊を後にする。朝からちょっと食べすぎである。
そんなわけで、運動も兼ねて、信義路をさらに西へ。このまま進めば中正紀念堂があるはずだ。
11年前も中正紀念堂は訪れた。紀念堂の上階に大きな蒋介石の座像があったことを憶えている。
ただ、その時はツアーで訪れたこともあり、座像がある上階を訪れたのみであった。
中正紀念堂の地階には蒋介石に関する展示があるという。今回は地階も見てみようと思う。
その地階の展示をゆっくり見ていれば、お昼近くになるだろう。となると、台北ともお別れだ。
中正紀念堂
中正紀念堂は芸文広場という大きな公園の敷地内にある。八角形の屋根が特徴的である。
私は迷わず地階のエリアに進んでいったが、そこでものすごい行列を目撃した。
この行列は蒋介石の展示に並ぶ列ではなく、「古代エジプト展」に並ぶ列なのであった。
どうやら紀念堂はいろんな特別展示の会場に利用されているらしい。
私が訪れた時は「古代エジプト文明展」の他に「手塚治虫展」！の特別展示が開催されていた。
常設の蒋介石に関する展示というのは無料で見学できるし、並ばずに入場可能である。
「古代エジプト展」並ぶ人々
「手塚治虫展」チケット売場
その蒋介石に関する展示を見てみる前に、中正紀念堂のお土産屋さんを覗いてみる。
まず、印象的なのはテレヴィにテレサ・テンが歌唱する映像がずっと流れていたことである。
この人は台湾の英雄である。その葬儀も国葬に近いものであったと聞いたことがある。
実はこの日、私はテレサ・テンの墓参をしようかとも考えていた。
テレサ・テンの墓所は台北からバスで1時間半程の金山というところにある。
ただ、この日は帰国の日。やはり、遠出する時間の余裕がない。今回は断念した。
蒋介石の胸像
他にお土産屋では2頭身の蒋介石人形が売られていたりする。その横に2頭身の毛沢東人形…。
蒋介石、毛沢東、ともに笑顔であるから奇妙である。台湾の人はこれを見てどう思うのだろう？
この2人の人形が並んであるのは、中国との関係を重視する馬英九政権下だからなのだろうか？
余談だが馬英九の前の陳水扁時代、中正紀念堂は「台湾民主紀念館」という名に変えられていた。
陳水扁の民進党は蒋介石に批判的であるため「中正（蒋介石のこと）」の名を外したのだった。
今年の台湾総統選挙では馬英九が再選したから、しばらくは「中正紀念堂」の名前のままだろう。
日本語の案内。「永遠に我が元首を懐かしもう！」なんだかすごい…
展示室
蒋介石が乗っていたキャデラック
さて、蒋介石に関する展示であるが、これは予想以上に見ごたえがある。
蒋介石の手紙や衣服、各国からの勲章、乗車していたキャデラックなどなど。
そういった展示物も興味深いのだが、各国首脳と会見している時の写真パネルが面白い。
1943年のカイロ会談でフランクリン・ルーズベルト、チャーチルと一緒に写っている写真。
戦後、吉田茂や佐藤栄作と仲良く？写っている写真。1970年代初め、レーガンといっしょの写真。
これらの写真のちょっと後に、ニクソンの北京電撃訪問、日本との国交断絶があったはずなのだ…。
フランクリン・ルーズベルト、チャーチルと蒋介石
佐藤栄作と蒋介石
執務室の再現
蒋介石に関する展示を一通り見て、11年前も訪れた大きな蒋介石像が鎮座する上階へ。
ここでの人気者は蒋介石像よりも、台座の上に微動だにせず立っている衛兵であると思われる。
衛兵は1時間ごとに交替する。交替するということは交替式があるはずである。
時刻は午前11時になる15分程前で、15分待てば交替式が始まるものだと思われる。
しかし、交替式を取材できる程の時間の余裕が私にはもう無いのだった。
結局、瞬きもせずに直立不動でいる衛兵の写真を数枚撮り満足し、私は中正紀念堂を後にした…。
蒋介石の座像
衛兵は直立不動である
大きな芸文広場を移動し、中正紀念堂駅に着くともう午前11時を回っている。
私は午後0時ジャストに台北駅を出る高速鉄道で桃園駅に向かう予定でいた…。
つまり、高速鉄道に乗るまで1時間を切っているのだった…。
この間に宿に戻り、部屋から荷物を取り出してきて、チェックアウトして、台北駅へ…。
中正紀念堂駅から宿の最寄りの台北駅へはわずか2駅。宿から台北駅までも数分で着く。
まあ、そんなに急がなくても良かったのかもしれないが、落ち着かない。私は小走りである…。
中正紀念堂
台湾のポスト
10個の小籠包と鶏肉麺。結局、全部平らげ鼎泰豊を後にする。朝からちょっと食べすぎである。
そんなわけで、運動も兼ねて、信義路をさらに西へ。このまま進めば中正紀念堂があるはずだ。
11年前も中正紀念堂は訪れた。紀念堂の上階に大きな蒋介石の座像があったことを憶えている。
ただ、その時はツアーで訪れたこともあり、座像がある上階を訪れたのみであった。
中正紀念堂の地階には蒋介石に関する展示があるという。今回は地階も見てみようと思う。
その地階の展示をゆっくり見ていれば、お昼近くになるだろう。となると、台北ともお別れだ。
中正紀念堂
中正紀念堂は芸文広場という大きな公園の敷地内にある。八角形の屋根が特徴的である。
私は迷わず地階のエリアに進んでいったが、そこでものすごい行列を目撃した。
この行列は蒋介石の展示に並ぶ列ではなく、「古代エジプト展」に並ぶ列なのであった。
どうやら紀念堂はいろんな特別展示の会場に利用されているらしい。
私が訪れた時は「古代エジプト文明展」の他に「手塚治虫展」！の特別展示が開催されていた。
常設の蒋介石に関する展示というのは無料で見学できるし、並ばずに入場可能である。
「古代エジプト展」並ぶ人々
「手塚治虫展」チケット売場
その蒋介石に関する展示を見てみる前に、中正紀念堂のお土産屋さんを覗いてみる。
まず、印象的なのはテレヴィにテレサ・テンが歌唱する映像がずっと流れていたことである。
この人は台湾の英雄である。その葬儀も国葬に近いものであったと聞いたことがある。
実はこの日、私はテレサ・テンの墓参をしようかとも考えていた。
テレサ・テンの墓所は台北からバスで1時間半程の金山というところにある。
ただ、この日は帰国の日。やはり、遠出する時間の余裕がない。今回は断念した。
他にお土産屋では2頭身の蒋介石人形が売られていたりする。その横に2頭身の毛沢東人形…。
蒋介石、毛沢東、ともに笑顔であるから奇妙である。台湾の人はこれを見てどう思うのだろう？
この2人の人形が並んであるのは、中国との関係を重視する馬英九政権下だからなのだろうか？
余談だが馬英九の前の陳水扁時代、中正紀念堂は「台湾民主紀念館」という名に変えられていた。
陳水扁の民進党は蒋介石に批判的であるため「中正（蒋介石のこと）」の名を外したのだった。
今年の台湾総統選挙では馬英九が再選したから、しばらくは「中正紀念堂」の名前のままだろう。
展示室
蒋介石が乗っていたキャデラック
さて、蒋介石に関する展示であるが、これは予想以上に見ごたえがある。
蒋介石の手紙や衣服、各国からの勲章、乗車していたキャデラックなどなど。
そういった展示物も興味深いのだが、各国首脳と会見している時の写真パネルが面白い。
1943年のカイロ会談でフランクリン・ルーズベルト、チャーチルと一緒に写っている写真。
戦後、吉田茂や佐藤栄作と仲良く？写っている写真。1970年代初め、レーガンといっしょの写真。
これらの写真のちょっと後に、ニクソンの北京電撃訪問、日本との国交断絶があったはずなのだ…。
フランクリン・ルーズベルト、チャーチルと蒋介石
佐藤栄作と蒋介石
執務室の再現
蒋介石に関する展示を一通り見て、11年前も訪れた大きな蒋介石像が鎮座する上階へ。
ここでの人気者は蒋介石像よりも、台座の上に微動だにせず立っている衛兵であると思われる。
衛兵は1時間ごとに交替する。交替するということは交替式があるはずである。
時刻は午前11時になる15分程前で、15分待てば交替式が始まるものだと思われる。
しかし、交替式を取材できる程の時間の余裕が私にはもう無いのだった。
結局、瞬きもせずに直立不動でいる衛兵の写真を数枚撮り満足し、私は中正紀念堂を後にした…。
蒋介石の座像
衛兵は直立不動である
大きな芸文広場を移動し、中正紀念堂駅に着くともう午前11時を回っている。
私は午後0時ジャストに台北駅を出る高速鉄道で桃園駅に向かう予定でいた…。
つまり、高速鉄道に乗るまで1時間を切っているのだった…。
この間に宿に戻り、部屋から荷物を取り出してきて、チェックアウトして、台北駅へ…。
中正紀念堂駅から宿の最寄りの台北駅へはわずか2駅。宿から台北駅までも数分で着く。
まあ、そんなに急がなくても良かったのかもしれないが、落ち着かない。私は小走りである…。
中正紀念堂
Facebook コメント
りんこうが行った国
直立不動の1時間は辛いでしょうね。
by Silvermac (2012-05-11 08:09)
おはようございます＾＾
この蒋介石の部屋行きました。
車の写真も写しましたよ＾＾
ここの衛兵は凄いですよね。蝋人形かと思いましたもの。
by mimimomo (2012-05-11 09:08)
ポスト、色違いで置いてあるとカワイイですね♪
by まつき (2012-05-11 14:32)
衛兵は直立不動で辛いですね。
by mamii (2012-05-11 15:03)
高級車とくればやっぱキャディラックでしょう？
by PopLife (2012-05-11 17:33)
台湾でも手塚治さんは人気あるんですね～。
by ぴーすけ君 (2012-05-11 17:38)
ポストって日本と同じような形なんですね。
by pandan (2012-05-12 07:10)
お早うございます。
「古代エジプト文明展」と「手塚治虫展」が
同時に開催されているのが面白いですね(^｡^)
by yakko (2012-05-12 08:46)
是非はともかく、大きな政治決断があったわけだなぁ。
by 春分 (2012-05-14 21:39)
この坐像はよく覚えています。
by サンダーソニア (2012-05-16 16:42)
いつもｎｉｃｅ！ありがとうございます♪
by hirosan (2012-05-17 15:26)
Silvermac さん、こんばんは！
他のいくつかの国の衛兵も見ましたが、不動の具合は台湾、かなり上位です。
まばたきもあまりしないんですよ…。
mimimomo さん、こんばんは！
ここは人気の観光スポットですよね。
なので忘れがちなのですが、けっこう政治的なところでもありますね。
まつきさん、こんばんは！
ポストは思わず撮影してしまいました。
各国のポストの写真を撮って比べてみるのも面白そうですね。
mamii さん、こんばんは！
衛兵になる条件はかなり厳しいようです。身長とかですね。
こういう重要なところの衛兵さんですからエリートですね。
PopLife さん、こんばんは！
僕は車にはあまり興味が無いのですが、やはり写真に撮ってしまいますね。
この車の反対側にもう一台キャデラックがあるんですよ。
ぴーすけさん、こんばんは！
手塚治虫展は嬉しかったですね。賑わっていました。
「鉄腕アトム」は「原子小金剛」と言うみたいです。
pandan さん、こんばんは！
ポストはどこの国も同じ形なんですかね？
フランスのポストは黄色くてもうちょっと小さかった記憶があります。
yakko さん、こんばんは！
確かに古代エジプトと手塚治虫の組み合わせはユニークですね。
2つの特別展ができるくらいですから、かなりの敷地でしょうね。
春分さん、こんばんは！
ここは意外にも台湾の現代史についていろいろ考えさせられるところでした。
お土産屋で中華民国100年記念のトランプを買いました。
マンガチックな馬英九が図案になっていました。
サンダーソニアさん、こんばんは！
この座像は大きくてインパクトありますよね。
ずっと遠くのほうを見て座っていますが、どこを見ているんでしょうね。
hirosan さん、こんばんは！
こちらこそいつもありがとうございます！
by りんこう (2012-05-17 22:37)