ケンウッド・ハウス~大英図書館 [2008ロンドンの旅]
2008年12月28日(日)、現地時間 午後1時00分頃、ロンドン ケンウッド・ハウス内
「ギターを弾く女」はフェルメール作品にたびたび登場するイエローのガウンに身を包んでいた。
この作品はフェルメール作品の中でも完成度は高くないといわれているが、
その聞いたことは、実物を目前にしてみても覆ることはなかった。
ギターや額縁の装飾部だとか、この女性の衣服の陰影の処理がいまいちで、
こういう箇所は昔の映画の手描き看板のような印象すら受けるのである。
それに、このギターを弾いている女は顔色が悪い。薄暗い展示室だからなおさらだった。
ヨハネス・フェルメール(1632-1675)作「ギターを弾く女」
だが、私はフェルメール作品を生で鑑賞すること自体を目的としていたので、
その目的に作品の良し悪しは関係が無いことであった。
今、目の前にフェルメール作品があるというこの状態を楽しんでいたのである。
だから、作品がベストではないのは判っているけれど、お構いなしに作品の前に立ち続けた。
そして、このギターを弾く女の髪の毛のくるるんとなったところをぢっと見つめていたのである。
このヘビのようなくるるんはなんなのだろうか?
これで実物を鑑賞したフェルメール作品は18点となった。
その18点でランキングを作るとしたら、「ギターを弾く女」はかなり下位になるだろう。
それでも、その展示室を去ることには後ろ髪ひかれる想いであった。
最後にケンウッド・ハウス内のショップで記念となる品を購入することにした。
私はここで歴史上の有名な英国王が絵柄で使用されているトランプとポストカードを購入。
ポストカードは3枚購入したら、もう1枚がタダとなったので計4枚。1枚0.40ポンド也。
購入したトランプ
ケンウッド・ハウスを出ると時刻は13時10分をまわった頃で、これは少々時間が押し気味。
ここからまた地下鉄の駅まで歩いて帰るのはしんどいなあ、と考えていたら、
うまい具合にハムステッド・レーンに2階建てバスが停まっていた。
どこ行きのバスであるか分からないが、とりあえず乗車。程なくバスは動き出した。
いやあ、らくちんだ。やっぱりロンドンに来たら一度は2階建てバスに乗らんとね。
くつろぎながらも、車窓の景色を注視。わけのわからぬ方向へ向かっているのではかなわない。
すると、バスはもと来た地下鉄Archway 駅付近で停車したのでここで下車。
私はArchway 駅から地下鉄に乗り込み、次なる取材地へ向かうことにした。
その取材地とは大英図書館である。正直、ここは時間がなければパスしようかとも考えていた。
しかし、できれば観ておきたい展示がここにはなされているのであった。
(左)セント・パンクラス駅 (右)大英図書館
14時10分前にはネオ・ゴシック様式のセント・パンクラス駅に着き、構内を歩く。
スーツケースを引きながら歩いている集団がゾロゾロいた。
どうやら、ユーロスターでパリから来た連中らしい。パリかぁ…。パリにも行きたいなぁ…。
ここからユーロスターに乗ればパリなんてすぐなんだよなぁ…。行きたいなぁ…。
ではここで、私は急遽パリ取材に予定を変更。できるわけがないでしょう。今回は銭も時間もない。
うーん、それでは時間はないけれど、観ておきたい展示がある大英図書館に行ってみましょうか。
「ギターを弾く女」はフェルメール作品にたびたび登場するイエローのガウンに身を包んでいた。
この作品はフェルメール作品の中でも完成度は高くないといわれているが、
その聞いたことは、実物を目前にしてみても覆ることはなかった。
ギターや額縁の装飾部だとか、この女性の衣服の陰影の処理がいまいちで、
こういう箇所は昔の映画の手描き看板のような印象すら受けるのである。
それに、このギターを弾いている女は顔色が悪い。薄暗い展示室だからなおさらだった。
ヨハネス・フェルメール(1632-1675)作「ギターを弾く女」
だが、私はフェルメール作品を生で鑑賞すること自体を目的としていたので、
その目的に作品の良し悪しは関係が無いことであった。
今、目の前にフェルメール作品があるというこの状態を楽しんでいたのである。
だから、作品がベストではないのは判っているけれど、お構いなしに作品の前に立ち続けた。
そして、このギターを弾く女の髪の毛のくるるんとなったところをぢっと見つめていたのである。
このヘビのようなくるるんはなんなのだろうか?
これで実物を鑑賞したフェルメール作品は18点となった。
その18点でランキングを作るとしたら、「ギターを弾く女」はかなり下位になるだろう。
それでも、その展示室を去ることには後ろ髪ひかれる想いであった。
最後にケンウッド・ハウス内のショップで記念となる品を購入することにした。
私はここで歴史上の有名な英国王が絵柄で使用されているトランプとポストカードを購入。
ポストカードは3枚購入したら、もう1枚がタダとなったので計4枚。1枚0.40ポンド也。
購入したトランプ
ケンウッド・ハウスを出ると時刻は13時10分をまわった頃で、これは少々時間が押し気味。
ここからまた地下鉄の駅まで歩いて帰るのはしんどいなあ、と考えていたら、
うまい具合にハムステッド・レーンに2階建てバスが停まっていた。
どこ行きのバスであるか分からないが、とりあえず乗車。程なくバスは動き出した。
いやあ、らくちんだ。やっぱりロンドンに来たら一度は2階建てバスに乗らんとね。
くつろぎながらも、車窓の景色を注視。わけのわからぬ方向へ向かっているのではかなわない。
すると、バスはもと来た地下鉄Archway 駅付近で停車したのでここで下車。
私はArchway 駅から地下鉄に乗り込み、次なる取材地へ向かうことにした。
その取材地とは大英図書館である。正直、ここは時間がなければパスしようかとも考えていた。
しかし、できれば観ておきたい展示がここにはなされているのであった。
(左)セント・パンクラス駅 (右)大英図書館
14時10分前にはネオ・ゴシック様式のセント・パンクラス駅に着き、構内を歩く。
スーツケースを引きながら歩いている集団がゾロゾロいた。
どうやら、ユーロスターでパリから来た連中らしい。パリかぁ…。パリにも行きたいなぁ…。
ここからユーロスターに乗ればパリなんてすぐなんだよなぁ…。行きたいなぁ…。
ではここで、私は急遽パリ取材に予定を変更。できるわけがないでしょう。今回は銭も時間もない。
うーん、それでは時間はないけれど、観ておきたい展示がある大英図書館に行ってみましょうか。
<それに、このギターを弾いている女は顔色が悪い>
→ ここで大笑い。でも、、フェルメール作品には、人を惹きつけるオーラがあるんでしょうね。だから、りんこうさんもじっとたたづんで対話したんでしょう。
<ヘビのようなくるるん>
→ 当時、こういう髪型がはやってたんでは?きつい縦ロールですね。
ポストカードの値段が書いてあったところで、この旅が節約旅だったことを思い出しました。
セント・パンクラス駅の建物、すてきですね。
私もユーロスター、乗ってみたいです。
by TaekoLovesParis (2009-02-01 00:25)
18点ということはちょうど折り返し地点ですね♪
完成度の高くない作品を観ると、「偉大な画家といえども・・・」って感じで親近感や人間味が感じられてちょっとホッとします。(^_^)
また、完成度の高くない作品があるからこそ、完成度の高い作品が一層引き立つのかもしれませんね!
もうすぐ上野にやってくる作品が私の11点目となります♪
((o(^-^)o))ワクワク
by りゅう (2009-02-01 16:34)
Taeko さん。こんばんは!
掲載した画像より実物はもっと顔色が悪いですよ。
健康に感じられないのです。だから心配して対話してしまうのです?
この「くるるん」はでもちょっと違和感ありますね。
今度来日する「レースを編む女」もちょっと「くるるん」してますね。
りゅうさん。こんばんは!
そうですね。折り返し地点ですね。
昨年の「フェルメール展」が大きかったですね。
あの小さな「ヴァージナルの前に座る女」が観られたのが嬉しかった。
真贋はまだ議論されているようですが。
りゅうさんも11点とはやっぱりかなり鑑賞されてますね。
by りんこう (2009-02-03 23:07)