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鉄道パスのヴァリデード [2006スペイン・フランス旅行]

せっかく旅に出たのだから、朝は早起きして街に繰り出して、
五感を鋭敏に研ぎ澄ませ、なるたけいろいろなものを感受したいものである。
そんなわけで、2日目の朝を迎えたけれども、私は8時くらいにはカタルーニャ広場に来ていたのだ。
すると、昨日の喧騒が嘘のように広場は静まり返っていた。


このように、商店のシャッターがキャンバスとなる。

昨晩と同じようにランブラス通りをずんずんと進んで行く。
途中から左折し、ゴシック地区に入り込んだ。
さらに、ライエタナ通りに出た私は海に向かって歩き出す。
何がしたいかというと、フランサ駅に行きたかったのである。
そして、フランサ駅で事前に購入していた鉄道パスをヴァリデードしようと考えたのである。
ヴァリデードとは何であるか。簡単に言うと鉄道パスを使用可能にする印を押してもらうこと。
今回は鉄道に乗ってちょいちょい移動する取材予定であったので、鉄道パスを購入していたのだ。
これで、切符を鉄道を利用するたびにいちいち購入する必要が無くなる。
こういう手続きは早めに済ませてしまったほうが安心である。


フランサ駅

フランサ駅の窓口で鉄道パスを差し出し、「ヴァリデード請う」と訴えたが、駅員は冷淡な反応。
「お前はどこまで行くのだ」と問われてしまったのだ。
いや、どこへ行くも何も。これから旅するにあたり、ヴァリデードしようと思ったまでよ。
ま、今日の午後はバルセロナから鉄道で2時間弱のフィゲラスという町を訪れる予定でいたので、
「フィゲラスです」と答えておいた。
すると、係員は「フランサ駅からフィゲラスには行けないよ」と言ってきた。
いや、そんなことは事前の調査で分かっている。
バルセロナ・サンツ駅からでなければフィゲラスには到達できない。そんなことは知っている。
だから、これから旅するにあたり、鉄道パスをヴァリデードしようと思ったまでなんだけどな。

が、この係員の言うことを集中して聴いていると、
鉄道パスは最初の乗車駅でヴァリデードしてもらう必要があるらしかった。
お前は今フランサ駅からどこかへ向かうわけではないだろう。
だから、ヴァリデードのスタンプは押してあげないよん。ということらしかった。
フィゲラスに向うとき、バルセロナ・サンツ駅でスタンプは押してもらえ。ということか。
あ、そうなの。そんなこと知らなんだ。いいじゃないか。堅いこというなよ。
そう感じつつも、私は鉄道パスをヴァリデードしてもらうことを諦め、ピカソ美術館へ向かったのだ。
鉄道パスのヴァリデードを巡っては、この後も苦労することとなる。


駅員からもらった時刻表…。だから知ってますって…。


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コメント 3

NO NAME

ハードな旅の始まりですね。
まるで時刻表のような・・・
がんばってください。
L'Histoire D'Adele H.のシートは部屋の壁に貼りました♪
by NO NAME (2006-05-18 01:21) 

TaekoLovesParis

りんこうさん、、
最後の1行、
<駅員からもらった時刻表…。だから知ってますって…。>
うんうんって、うなずきながら読んでいたけど、ここで、クスッ。
旅をすると、システムの違いを、いろんな所で経験しますよね。
相手の言うことはわかるけど、「そんなやりかたって。え~信じられない
面倒なだけじゃない」というケース。鉄道は日本とだいぶシステムが
違いますよね。改札がなくて、ポストみたいのでスタンプするだけだし。
さて、りんこうさんの旅はどうなっていくのでしょうか。
by TaekoLovesParis (2006-05-18 21:00) 

りんこう

NO NAME さん。こんばんは。
僕はあなたが誰だかわかっています。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」はイマイチとの情報があり、気になるところですね。

Taeko さん。こんばんは。
旅行記がなかなか先に進まず、自分でも驚いております。
欧州だと、車両内で検札に来ますよね。だから僕はいつも緊張しっぱなし…。
by りんこう (2006-05-18 22:53) 

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