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年賀状作成

今日は12月30日であるが、未だに私は年賀状を書いていないのである。
それは年賀状を書くのが面倒であるからに他ならない。

ただ、新年のご挨拶はやはりしておいたほうが良いので、年賀状は書いたほうが良いのである。
じゃあ、ブログなぞしてないで、今すぐ年賀状作成に邁進したらどうかと思われる方もあるだろうが、
年賀状作成に邁進できないのは、年賀状作成が面白くないからである。
つまり、年賀状作成はブログ作成に負けてしまっている。これも時代の流れだろうか。
などと、嘯いていても始まらぬ。

面白くないから、面倒くさがるのである。面白ければ、面倒くさがらず、もうやっている。
じゃあ、どうしたら年賀状作成が面白くなるかと考えたのだけれども、方策が思い浮かばないのだ。
まず、ひとりひとり年賀状を出す人に対しコメントを考えなければならないのが苦痛であるのだ。
というのも、残念ながらコメントが思い浮かばないような人も確実に存在するからであって、
そのような人には年賀状なぞ出さなくても良いのではないかと思うのだけれども、
その人が毎年、年賀状をくれる人だとしたら、それは無礼である。

待てよ。コメントを思い浮かべることが出来ないのは時間が無いからであって、
慌しい師走の時期にコメントを考えているのがいけなかったのではないだろうか。
こんなことにならぬよう、正月から来年の年賀状のコメントを考えてみてはどうだろうか。
正月にコメントが思いつかなくても、ゴールデン・ウィークがあるし、夏休みがある。
この方策を実践することによって、私の年賀状作成の苦痛は飛躍的に軽減されると予想できた。

だが、ここで面白いコメントを思いついたとしても、問題が発生するのであった。
それは、正月やゴールデン・ウィークや夏休みでは年賀状が販売されていないということである。
この場合、私は面白いコメントを思いついたとしても、失念することのないようメモをせねばならない。
そのコメントを年賀状に書くのは、早くても年賀状が販売される晩秋になってしまうのだから。
これは、ちょっと時間が空いてしまうなあ。これでは駄目である。

せっかく面白いコメントが浮かんでいるのであるから、
私は早くそのコメントを年賀状に書きたくてウズウズし、年賀状作成の意欲満々のはずなのだ。
そこに年賀状が販売されていないとの現実に直面したとしたら、
私は年賀状作成の意欲を急激に失うのではないか。年賀状販売まで待てないのではないか。
手製の年賀状にすれば、年賀状が販売されるのを待たなくてすむが、
手製の年賀状を作成することは、コメントを考えるのと同じくらい面倒なことである。
それに、手製の年賀状ではお年玉のくじ番号が与えられておらず、
抽選日の1月15日にその年賀状は対象とはならないのであって、
年賀状を受け取った人も「チェッ!」と思ってしまい甚だ印象が悪いのではないか。

では、どうしたらよいかということになるが、以上のことを踏まえると、
毎年正月には、来年の年賀状が既に販売されていることが望ましいということになるが、
よくよく考えてみると、正月は箱根駅伝を見ながら酒を呑んでいる私がいるのであって、
正月から来年のコメントなぞ考えなくても良いだろう、ゴールデン・ウィークや夏休みに考えよう。
と抜かす姿が容易に想像できるのであった。
ただ、ゴールデン・ウィークや夏休みは恐らく旅に出ている私がいるのであって、
旅の最中に、わずらわしいことは考えたくない。
そして、年賀状のコメントのために旅を中止するという莫迦なことは絶対に回避するべきである。

そんなこんなで、いつも私は12月30日くらいになっても年賀状作成に動かないのだと思われた。
もはや年賀状作成は、私にとって小学校の夏休みの宿題を髣髴とさせる重荷となってしまった。
夏休みの宿題を8月31日、或いは提出日の前日に必死扱いて乱暴に終了させていた私。
そして、12月30日になって、未だ年賀状作成に動かない私。

結論:小学校時代から私は成長していないのではないか。とても残念なことであった。


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TaekoLovesParis

年賀状、タイムリーな話題ですね。
私も駆け込み組だったけど、最近は職場の人にだけちゃんと早く出しています。
by TaekoLovesParis (2005-12-31 01:10) 

TaekoLovesParis

挨拶遅くなりましたが、さっきPISA→パリから帰ってきました。
強風と雪でフィレンツェ、ピサの空港は閉鎖、乗って出発待ちしていた飛行機を
降りてエールフランスの手配してくれたホテルに泊まって、天候の回復を待ちました。りんこうさんのチャップリンのところで「アリタリアのスト」を読んでいやぁな予感がしてたんだけど(笑)
by TaekoLovesParis (2005-12-31 01:40) 

しゅん

私は年賀状はパソコンで作成します。
そして一言手書きコメントをつけるようにしています。
んがっ!!!、私も毎年コメントに苦心します。

今年作成した年賀状では「今年もよろしくお願いします」という文面が入っていませんでした。

最初は「あっ!やってもうた!!」と思いました。
しかし「今年もよろしくお願いします」という文面を入れないことで
毎年コメントに苦労する人宛の年賀状に「今年もよろしくお願いします」と
手書きコメントでつければいいということに気づきました。

次回からもこの手でいきます(笑
by しゅん (2005-12-31 01:58) 

りんこう

みなさん、ちゃんと書いていらっしゃるようで…。
Taeko さん。それは災難でしたね。旅行記ぜひブログに載せてください!
アリタリアのストというのはまさに寝耳に水で、目の前が真っ暗になりました。
今となれば、良い想い出です。

しゅんさんの手段は、なかなか賢い手段ですねえ。想いつかなかったよ。
僕は「今年もよろしくお願いします」を入れちゃったからねえ。
手書きでも「今年もよろしくお願いします」と入れようかな。
2回も頼まれちゃ、きっと皆さん諒解してくれるでしょうから。
by りんこう (2005-12-31 10:59) 

りゅう

Σ(ノ°▽°)ノハウッ!
年賀状・・・(実は、まだ書いていません(*^m^*) ムフッ)
ヤバイと思いつつ、ブログをやっている自分がいます(‐^▽^‐) オーホッホ

来年もたくさん美術鑑賞しましょう!!
りんこうさんの独特の切り口、楽しみにしています。
そうそう、サブちゃんの「赤ふん」大爆笑でした~(*^m^*) ムフッ
来年もよろしくお願いいたします♪ ぺこ <(_ _)>
by りゅう (2005-12-31 11:26) 

りんこう

りゅうさん、コメントありがとうございます!
ブログのほうが楽しいですものね。
美術鑑賞する際、りゅうさんの記事はかなり参考にさせていただいています。
僕はサブちゃんがどうだのしか書けませんが…。トホホ…。
楽しんでいただいて、ありがたいです。来年もどうぞご愛顧のほどを!
by りんこう (2005-12-31 16:02) 

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