シュテーデル美術館 [2014-15欧州3ヶ国の旅]
2015年1月4日(日) 午後2時18分 ドイツ連邦共和国 フランクフルト中央駅
フランクフルト中央駅
ストラスブール、パリ、ブリュッセル、ケルン。そして、6日ぶりにフランクフルトに戻ってきた。
フランクフルト。今までは乗り継ぎで空港を利用するのみの街であった。
だが、今回はちょっとこの街の美術館へ行ってみようと思う。
シュテーデル美術館である。長い時間はいられないだろうがぜひ行ってみたい。
なぜならば、この美術館にはフェルメールが1点収蔵されているからである。
フランクフルト中央駅
フェルメールのことは私の過去の記事でも何回か出てきたように思う。
この画家の現存する作品は30数点。私はこれまで20点程は制覇してきたと思う。
もちろん作品自体も素晴らしいけれど、数が少ないから、制覇しようという気持ちが湧いてくる。
そこでシュテーデル美術館である。ここが所蔵する「地理学者」は未見の作品なのであった。
やはりここはあらたに1点フェルメールを制覇しておかねばなるまい。
コインロッカー
スーツケースをコインロッカーに預けて、マイン川方面に歩き出す。
幸いなことに、シュテーデル美術館は駅からさほど遠くないところにある。
マイン川にかかるホルバイン橋という歩行者専用の橋を渡り美術館へ。
ホルバイン橋のホルバインというのは画家のホルバインのことなのだろうか?
よくわからないが、渡ったところに美術館はある。少々並んでいる。
時刻はもう午後3時になろうとしている。
帰国の便のことを考えると、ここには1時間程しかいられないだろう。
マイン川
ホルバイン橋
入館料は14ユーロ。2000円くらいする。高いと思ったがフェルメールのためである。
急がねばならないが、展示室に入場しようとしたら、係員に制止されてしまった。
私がたすき掛けしているカバンを指さし、難色を示している。
カバンはロッカーに預けろということである。それは私だってそうしたい。
その方がゆっくり楽に鑑賞できる。でももうそういうゆっくりする時間がない。
それにそれほど大きなカバンではない。私は懇願するような表情になっていた。
すると、係員はまあいいだろうと笑って通してくれた。さあフェルメールだ。
真ん中にある肖像画2点がフランス・ハルスの作品
常設展示は2階であるようだったので、上がってみるとフランス・ハルスによる肖像画。
フランス・ハルスは好きな画家であるから、この肖像画をみつけ嬉しくなってしまった。
このように幸先はよかったが、展示室をいくら巡れどもフェルメールは見つからない。
時間はどんどんなくなるばかり。もはや鑑賞に集中できる状態ではなくなった。
そんな中でもボッティチェリの素晴らしい作品を見つけてキャメラには収めたが・・・。
ボッティチェリ作「女性理想像」
これはいったいどういうことなのか?
結局、フェルメールの「地理学者」は展示されていなかったのである!
時刻は午後4時になろうとしていた。
私はミュージアムショップでポストカードを2枚購入して外に出てきてしまった。
これからフランクフルト中央駅に戻り、空港に向かうとなると・・・。
残念ではあるが、やはりもう時間なのである。
帰国後、納得いかなかった私は、インターネットで「地理学者」の展示について調べてみた。
シュテーデル美術館のホームページを見てもいいのだが、外国語であるからよくわからない・・・。
結局、日本のフェルメール・ファンが運営するホームページに私は行き着いた。
そこの情報によると、「地理学者」はブダペスト国立西洋美術館に貸し出されていたとのこと。
やっぱり・・・。30数点と言えどもフェルメールを制覇するのは大変だ・・・。
フランクフルト中央駅に戻ります・・・
フランクフルト中央駅
ストラスブール、パリ、ブリュッセル、ケルン。そして、6日ぶりにフランクフルトに戻ってきた。
フランクフルト。今までは乗り継ぎで空港を利用するのみの街であった。
だが、今回はちょっとこの街の美術館へ行ってみようと思う。
シュテーデル美術館である。長い時間はいられないだろうがぜひ行ってみたい。
なぜならば、この美術館にはフェルメールが1点収蔵されているからである。
フランクフルト中央駅
フェルメールのことは私の過去の記事でも何回か出てきたように思う。
この画家の現存する作品は30数点。私はこれまで20点程は制覇してきたと思う。
もちろん作品自体も素晴らしいけれど、数が少ないから、制覇しようという気持ちが湧いてくる。
そこでシュテーデル美術館である。ここが所蔵する「地理学者」は未見の作品なのであった。
やはりここはあらたに1点フェルメールを制覇しておかねばなるまい。
コインロッカー
スーツケースをコインロッカーに預けて、マイン川方面に歩き出す。
幸いなことに、シュテーデル美術館は駅からさほど遠くないところにある。
マイン川にかかるホルバイン橋という歩行者専用の橋を渡り美術館へ。
ホルバイン橋のホルバインというのは画家のホルバインのことなのだろうか?
よくわからないが、渡ったところに美術館はある。少々並んでいる。
時刻はもう午後3時になろうとしている。
帰国の便のことを考えると、ここには1時間程しかいられないだろう。
マイン川
ホルバイン橋
入館料は14ユーロ。2000円くらいする。高いと思ったがフェルメールのためである。
急がねばならないが、展示室に入場しようとしたら、係員に制止されてしまった。
私がたすき掛けしているカバンを指さし、難色を示している。
カバンはロッカーに預けろということである。それは私だってそうしたい。
その方がゆっくり楽に鑑賞できる。でももうそういうゆっくりする時間がない。
それにそれほど大きなカバンではない。私は懇願するような表情になっていた。
すると、係員はまあいいだろうと笑って通してくれた。さあフェルメールだ。
真ん中にある肖像画2点がフランス・ハルスの作品
常設展示は2階であるようだったので、上がってみるとフランス・ハルスによる肖像画。
フランス・ハルスは好きな画家であるから、この肖像画をみつけ嬉しくなってしまった。
このように幸先はよかったが、展示室をいくら巡れどもフェルメールは見つからない。
時間はどんどんなくなるばかり。もはや鑑賞に集中できる状態ではなくなった。
そんな中でもボッティチェリの素晴らしい作品を見つけてキャメラには収めたが・・・。
これはいったいどういうことなのか?
結局、フェルメールの「地理学者」は展示されていなかったのである!
時刻は午後4時になろうとしていた。
私はミュージアムショップでポストカードを2枚購入して外に出てきてしまった。
これからフランクフルト中央駅に戻り、空港に向かうとなると・・・。
残念ではあるが、やはりもう時間なのである。
帰国後、納得いかなかった私は、インターネットで「地理学者」の展示について調べてみた。
シュテーデル美術館のホームページを見てもいいのだが、外国語であるからよくわからない・・・。
結局、日本のフェルメール・ファンが運営するホームページに私は行き着いた。
そこの情報によると、「地理学者」はブダペスト国立西洋美術館に貸し出されていたとのこと。
やっぱり・・・。30数点と言えどもフェルメールを制覇するのは大変だ・・・。
フランクフルト中央駅に戻ります・・・
おはようございます^^
残念でしたね。きっとそのうちチャンスが巡ってきますよ^^
by mimimomo (2016-08-06 06:28)
残念でしたねぇ(*_*)
でももしかしたらどこかの国で貸し出されてる「地理学者」に出会えるかも^m^
by ニッキー (2016-08-06 08:54)
海外のミュージアムなど閉める時間が早いから
気持ちに余裕がないといっぱい回れない^^;
by ぴーすけ君 (2016-08-06 15:37)
mimimomo さん、こんにちは!
こういうことはよくあるんですね。
でも、なぜかフェルメールが見られると信じて疑わなかったんです・・・。
ニッキーさん、こんばんは!
日本にいてもよくフェルメール作品はよく来日しますからね。
そういうときを狙います・・・。でも、混雑するんですよね・・・。
ぴーすけ君さん、こんにちは!
むこうのミュージアムは時間になるとぴったり閉まっちゃいますからね。
夜間開館している時を狙うと割合すいていてよいのですが。
by りんこう (2016-08-06 17:13)
写真にあるコインロッカーに私も荷物を預けました。
by schnitzer (2016-08-06 18:21)
フランクフルトは中央駅側のホテルに泊まりました。
乗り継ぎなどで3回行ってます。
by 旅爺さん (2016-08-06 19:24)
schnitzer さん、こんにちは!
ドイツの駅はこういうロッカーがあるから途中下車するには便利ですね。
フランスにはあまりないんですよ。荷物預けはあると思いますが。
旅爺さん、こんにちは!
僕も乗り継ぎでは何回か行ったことがあるのですが・・・。
フランクフルトは便利な空港ですからね。
街歩きは今回が初めてでした・・・。
by りんこう (2016-08-07 17:41)
シュテーデルはコンパクトで見やすくていいですよね。私も行ってよかった!と印象深い美術館です。私は何の前知識もなく行って、地理学者に出会ったので、得をした気分でした。割合大きな絵なので、目だっていました。ボッティチェリ作「女性理想像」、綺麗ですねー。うっとりします。
下の写真の男の人が俯く彫刻はヴィルヘルム・レームブルックかしら?頭の表現に特徴があるので。
by TaekoLovesParis (2016-08-12 09:42)
Taeko さん、こんばんは!
美術館は広すぎると疲れますからね。
シュテーデルには「カンパニアのゲーテ」という作品もあります。
ゲーテのことを描いた絵でよく見る絵なんですが・・・。
この作品も展示されていなかったようで・・・。
彫刻はレームブルックだと思います。落胆した僕を象徴するようでした。
by りんこう (2016-08-22 22:25)