SSブログ

サン・ジェルマン・デ・プレで [2014パリの旅]

2014年1月2日(木)現地時間 午前9時22分 パリ サン・ジェルマン・デ・プレ

カフェ・ド・フロール
カフェ・ド・フロール

はい。サン・ジェルマン・デ・プレ界隈にやってきました。
この界隈のシンボル、ロマネスク様式のサン・ジェルマン・デ・プレ教会。
その前にレ・ドゥー・マゴ。ちょっと先にカフェ・ド・フロール。どちらも老舗のカフェである。
サン・マルタン運河でパンを食べていて、コーヒーを飲みたくなってここに来たのだが…。
まあ、コーヒーを飲みたいだけならば、わざわざこのあたりに来なくてもいいのだが…。
とにかく、ちょっとサン・ジェルマン・デ・プレの雰囲気を確認したかったのだろう。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会コンサートの予告
(左)サン・ジェルマン・デ・プレ教会
(右)コンサート予告のポスター

で、この2つの老舗カフェ。レ・ドゥー・マゴ、カフェ・ド・フロールの間を私はウロウロしていた。
実にあやしげであるが、どうもひとりで入るには敷居が高いような気がしたのである。
気にせずに入ってしまえばよいのである。有名なカフェだから観光客もいっぱい来るはずなのだ。
しかし、小心者であるところの私は、結局どちらにも入らず。未だにこういうのが苦手なのである。
でも、このあともこのあたりには何回も来ます。今回の取材でいちばん訪れたあたりである…。
というわけで、今後の展開をお楽しみに…。

サン・ジェルマン・デ・プレで
サン・ジェルマン・デ・プレで

さて、ウロウロしていたのは、カフェに入るか入らまいか思い悩んでいたからだけではない。
街角のキオスクで「パリスコープ」なる情報誌を購入しようとしていたからでもある。
「パリスコープ」は週刊誌。パリで上演、上映されている演劇、映画の情報などが掲載されている。
毎週水曜日の刊行だというから、昨日刊行されたはずである。昨日は1月1日だったが…。
実は昨日パリに到着した時から、内々この情報誌を購入しようと私は気にかけていたのである。
それが、どこにも見つからない。ここサン・ジェルマン・デ・プレのキオスクでも見つからない。
まあ、見つからないのならそれでいい。探し方が悪いのかもしれないが、執着はしていない…。

風立ちぬ

"CAHIERS DU CINEMA"誌の表紙が「風立ちぬ」だった

そもそも、なぜこの「パリスコープ」の購入を考えたのか。実は映画を観ようと思ったのである。
私は海外の映画館で映画を観たことはないが、海外で映画を観たいという気持ちは常にあった。
あれは2006年のことだった。パリ市庁舎で"PARIS AU CINEMA"という催し物があった。
この催し物は入場無料。入ってみると、パリを舞台にした映画に関する展示がなされていた。
大きなスクリーンにパリを舞台にした名作映画の数々を編集したものが上映されていたりした。
これが面白かったのである。何が面白いって、スクリーンを見つめる人たちの反応である。
笑い声を上げたり、驚きの声を上げたり。黙って観ている日本とは大違いなのである。

PARIS AU CINEMA

2006年の"PARIS AU CINEMA"の小冊子

この雰囲気をまた味わってみたいと私は思っていたのである。
もちろん、海外で映画を観るというのは言葉がわからないときついのであるが…。
とにかく、それよりも私は海外の映画館の雰囲気というものを味わってみたかった。
だから「パリスコープ」を求めたのだが…。それもない…。
というわけで、サン・ジェルマン・デ・プレに来た私はどうしよう?

サン・シュルピス教会
サン・シュルピス教会

仕方がないので…。仕方がないということもないが、ちょっと歩いてサン・シュルピス教会へ。
ガイドブックには「パリ屈指のネオ・クラシック様式の教会」とある。
しかし、映画好きの私にとって、ここは「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台という印象が強い。
教会内にあるオベリスクの下に「キーストーン」なるものが隠されているんでしたっけね…。
もうだいぶ忘れてしまっていますが…。「ダ・ヴィンチ・コード」は8年前の映画なんですね…。
8年前…。いやあ!怖い!時が経つのはほんとうに早い!

サン・シュルピス教会内部
サン・シュルピス教会内部。左のほうにオベリスクが

パイプオルガン
立派なパイプオルガン

というわけで、結局、何しに来たのだというサン・ジェルマン・デ・プレの取材なのであった…。
パリに着いてから24時間経っていないのだもの。これから本領?発揮なんですよ…。
次の目的地はある美術館。メトロで移動する前にサン・ジェルマン・デ・プレをもう少しぶらぶら…。
映画館をいくつか見かけたが、日本映画が上映されていた。これなら言葉の問題はないか…。

そして父になる
「そして父になる」が上映されていた
nice!(185)  コメント(12) 
共通テーマ:旅行

nice! 185

コメント 12

orange

サン・ジェルマン・デ・プレ...なんてフランス語は綺麗な響きなんでしょうね^^
大丈夫!ちょっと新聞を小脇に抱えて、今度は ボンジュ〜ル!ってドアを開けてくださいよ^^
by orange (2014-04-19 17:23) 

mimimomo

こんにちは^^
小心者と言ってもわたくしから見るとかなり勇気がありますよ。わたくしはフランスはやはり駄目だわ。
言葉が分からないと、それだけでしり込みしちゃいます。
で、映画館に入られたのかしら~それとも、カフェ? かな^^
by mimimomo (2014-04-19 17:39) 

coco030705

こんばんは。
やはり老舗カフェはコーヒーも高いんでしょうね。とてもいい雰囲気ですが。それと、フランス語で書かれた日本映画のポスターってなんだか違和感がありますね。でもカンヌで色々賞をもらっているのだから、日本映画は、結構人気があるのかもしれませんね。
by coco030705 (2014-04-19 22:34) 

akipon

その昔、ドゥ•マーゴに入った事があります。
個人的には、やはり苦手な感じの店ですが、
昔の著名な画家や作家が良く訪れたカフェと聞き入ってみました。
普通に良い感じの店でしたよ(笑)
by akipon (2014-04-20 16:54) 

常武鉄道

そう言えば、昔サン・ジェルマン・デ・プレ教会前の広場に沿ったカフェで
母とコーヒーを飲んだ事を思い出しました(^^)
確か、オルセー美術館に行った帰りに寄ったんではないかと...
by 常武鉄道 (2014-04-20 21:25) 

まゆみっふぃ

サンジェルマン・デ・プレはパリの中でも
好きな場所のひとつです^^
ドゥマゴも♪
by まゆみっふぃ (2014-04-21 15:56) 

pistacci

ドキドキしながら、ドゥマゴもカフェドゥフローラも行きましたよ。
英語で通じちゃいました。
by pistacci (2014-04-21 21:27) 

youzi

こんばんは♪ いつもありがとうございます。
パリ、街もステキですね。
私も行ったのに、美術館巡りに夢中で、
あまり街中を楽しむことをしなかったです。
by youzi (2014-04-23 22:19) 

non_0101

こんにちは。
「そして父になる」を観客たちがどのような反応で観るのか気になります☆
by non_0101 (2014-04-27 09:57) 

りんこう

orange さん、こんばんは!
サン・ジェルマン・デ・プレのあたりに関してはこの後も出てきます。
どういう取材?をしたのかお楽しみに!

mimimomo さん、こんばんは!
これは断言しますが、僕は勇気ありませんよ…。
それなのに海外いろんなところに行って…。どういうことなんでしょうか…。

coco030705 さん、こんばんは!
「そして父になる」に関しては、フランスで封切られたばかりだったようです。
この映画は日本ですでに見ていたのですが…。
まあ、海外での反応は気になりますよね…。

akipon さん、こんばんは!
そうなんですよね。文化人がよく通っていたカフェなんですよね。
今は観光客でいっぱい?でも、地元の人も当然利用しているようで…。
これに関しては、今後の展開がありますのでお楽しみに。

常武鉄道さん、こんばんは!
いいですね。オルセーから歩いて行けますからね。
オルセーに関しても、後々出てくるかと…。

まゆみっふぃさん、こんばんは!
あの辺りは観光客だらけ。ということもありませんし独特ですよね。
今回、事あるごとに訪れた場所なので、今後の展開をお楽しみに。

pistacci さん、こんばんは!
そうです。パリのような大都市ならば英語で通じてしまうのです。
でも、僕は今回フランス語にこだわってみたつもりです…。

youzi さん、こんばんは!
パリはやっぱり芸術の都ですから。美術館巡り。いいですよね…。
僕も街歩きを楽しむという余裕は未だ持てていないかな…。

non_0101 さん、こんばんは!
やはり、日本人としては反応が気になりますよね。
で…。映画を観たのかどうか…。それはまた追々…。
by りんこう (2014-04-28 00:35) 

カエル

サン・ジェルマン・デ・プレって言葉がいいですよね~。
私も早朝に散歩してました~。
by カエル (2014-05-26 16:35) 

りんこう

カエルさん、こんばんは!
早朝に散歩するのもよさそうですね。
カフェも朝早いと観光客も少ないだろうし、いいだろうなあ…。
と、早起きが苦手な私なのでした…。
by りんこう (2014-06-08 21:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

取材2日目の朝ロダン美術館 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。