ガルミッシュ=パルテンキルヒェンへ [2010欧州5ヶ国の旅]
2010年4月30日(金)、現地時間 午前7時00分、ミュンヒェン中央駅
3日目の朝を迎えた。私は宿で朝食もとらずにチェックアウトをし、ミュンヒェン中央駅へ向かう。
ミュンヒェンとは、もうお別れである。これから列車に乗り南へ向かうのだ。
向かう先は、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンという長い名前の町。
ミュンヒェンからは、かのノイシュヴァンシュタイン城にも容易にアクセスできるし、
もちろん、私にもノイシュヴァンシュタイン城を取材したい気持ちはあったが、今回は断念。
それよりは、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンという町に私はどうしても行きたかったのである。
ミュンヒェン中央駅
ガルミッシュ=パルテンキルヒェン行きの列車は午前7時32分発。約90分の列車の旅である。
取材時間を有効に使うためにも早い時間の列車にした。だから、宿で朝食を食べる時間も無かった。
でも、朝食抜きというのは寂しいので、乗車前に駅の売店でサンドウィッチを購入。
時刻表によると、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン行きの列車は、28番ホームから出発するようだ。
ミュンヒェン中央駅は朝から結構人の姿はあったが、その28番ホーム近辺は閑散としていた。
列車内に乗車している人も多くない。私は随意に席に腰かけ、購入したサンドウィッチを食べた。
サンドウィッチ
空いている車両内ではあったが、アルプス方面に走るこの路線は景勝路線であるらしい。
そのことが頭にあった私は、出発後、列車左右の車窓からの景色をしきりに見回すことになった。
すると、ミュンヒェン出発から数十分後、進行方向左側に湖が現れた。これは何という湖であろうか?
私は左側の窓に駆け寄り、湖を写真に収めようとしたが、すぐに木陰に隠れてしまい、撮影は失敗。
こんなのが景勝路線なのであろうか?と疑問を抱いたが、それは少々せっかちなのであった。
走り出して1時間も経つと、雪を頂いた美しい山の姿が現れたのである。
車窓からの景色
手前に広がる草原の景色が流れ流れてゆくのと対照的に、遠くに見えるどっしりとした山の姿。
その山の姿がじわじわと大きくなってくる。私は確実にアルプスに近づいているようだ。
はたして、私が今見ている雪を頂いたあの山がツークシュピッツェという山なのであろうか?
ツークシュピッツェは標高2962メートルでドイツ最高峰の山ということだ。
私が向かっているガルミッシュ=パルテンキルヒェンはそのツークシュピッツェの麓にある町。
私はしきりに山にキャメラを向けた。しかし、この雄大さを収めるのは、なかなかむつかしかった…。
現れた山
山の姿はいよいよ大きくなり、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの駅には午前9時頃到着。
この町の滞在時間は、僅か3時間程である。今日はその後、更に向かう先がある。
そんなわけで、私は駅に到着後、すぐに次の目的地へのティケットを購入した。
次に、荷物をロッカーに収納しようとしたが、ロッカー用の十分な小銭を持ち合わせていなかった。
仕方なく、売店で「ZUGSPITZE(ツークシュピッツェ)2964m」とかいう絵葉書を不本意ながら購入。
これでユーロ紙幣をコインにくずして、ロッカーに荷物を収納。身軽になって町歩き開始である。
購入したツークシュピッツェ山のポストカード
※ポストカードでは標高2964mとなっているが、ガイドブックの類だと2962m。この差は何?
さて、ツークシュピッツェであるが、登山鉄道とロープウェイを乗り継げば、ここには簡単に登頂可能。
ツークシュピッツェの山頂制覇というのも、私にはかなり魅力的なものに思えたのだが、
私はそれが目的でこの町に来たのではなかった。私はある人物に会いにこの町に来たのである。
その人物は、この町ゆかりの大作曲家。ツークシュピッツェに着想を得た曲を残している。
曲は「アルプス交響曲」。そして、作曲家の名はリヒャルト・シュトラウス、その人である。
それでは、これからそのリヒャルト・シュトラウスさんに会いに行きましょうか…。
(左)駅のコインロッカー
(右)ガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅
3日目の朝を迎えた。私は宿で朝食もとらずにチェックアウトをし、ミュンヒェン中央駅へ向かう。
ミュンヒェンとは、もうお別れである。これから列車に乗り南へ向かうのだ。
向かう先は、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンという長い名前の町。
ミュンヒェンからは、かのノイシュヴァンシュタイン城にも容易にアクセスできるし、
もちろん、私にもノイシュヴァンシュタイン城を取材したい気持ちはあったが、今回は断念。
それよりは、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンという町に私はどうしても行きたかったのである。
ミュンヒェン中央駅
ガルミッシュ=パルテンキルヒェン行きの列車は午前7時32分発。約90分の列車の旅である。
取材時間を有効に使うためにも早い時間の列車にした。だから、宿で朝食を食べる時間も無かった。
でも、朝食抜きというのは寂しいので、乗車前に駅の売店でサンドウィッチを購入。
時刻表によると、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン行きの列車は、28番ホームから出発するようだ。
ミュンヒェン中央駅は朝から結構人の姿はあったが、その28番ホーム近辺は閑散としていた。
列車内に乗車している人も多くない。私は随意に席に腰かけ、購入したサンドウィッチを食べた。
サンドウィッチ
空いている車両内ではあったが、アルプス方面に走るこの路線は景勝路線であるらしい。
そのことが頭にあった私は、出発後、列車左右の車窓からの景色をしきりに見回すことになった。
すると、ミュンヒェン出発から数十分後、進行方向左側に湖が現れた。これは何という湖であろうか?
私は左側の窓に駆け寄り、湖を写真に収めようとしたが、すぐに木陰に隠れてしまい、撮影は失敗。
こんなのが景勝路線なのであろうか?と疑問を抱いたが、それは少々せっかちなのであった。
走り出して1時間も経つと、雪を頂いた美しい山の姿が現れたのである。
車窓からの景色
手前に広がる草原の景色が流れ流れてゆくのと対照的に、遠くに見えるどっしりとした山の姿。
その山の姿がじわじわと大きくなってくる。私は確実にアルプスに近づいているようだ。
はたして、私が今見ている雪を頂いたあの山がツークシュピッツェという山なのであろうか?
ツークシュピッツェは標高2962メートルでドイツ最高峰の山ということだ。
私が向かっているガルミッシュ=パルテンキルヒェンはそのツークシュピッツェの麓にある町。
私はしきりに山にキャメラを向けた。しかし、この雄大さを収めるのは、なかなかむつかしかった…。
現れた山
山の姿はいよいよ大きくなり、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの駅には午前9時頃到着。
この町の滞在時間は、僅か3時間程である。今日はその後、更に向かう先がある。
そんなわけで、私は駅に到着後、すぐに次の目的地へのティケットを購入した。
次に、荷物をロッカーに収納しようとしたが、ロッカー用の十分な小銭を持ち合わせていなかった。
仕方なく、売店で「ZUGSPITZE(ツークシュピッツェ)2964m」とかいう絵葉書を不本意ながら購入。
これでユーロ紙幣をコインにくずして、ロッカーに荷物を収納。身軽になって町歩き開始である。
購入したツークシュピッツェ山のポストカード
※ポストカードでは標高2964mとなっているが、ガイドブックの類だと2962m。この差は何?
さて、ツークシュピッツェであるが、登山鉄道とロープウェイを乗り継げば、ここには簡単に登頂可能。
ツークシュピッツェの山頂制覇というのも、私にはかなり魅力的なものに思えたのだが、
私はそれが目的でこの町に来たのではなかった。私はある人物に会いにこの町に来たのである。
その人物は、この町ゆかりの大作曲家。ツークシュピッツェに着想を得た曲を残している。
曲は「アルプス交響曲」。そして、作曲家の名はリヒャルト・シュトラウス、その人である。
それでは、これからそのリヒャルト・シュトラウスさんに会いに行きましょうか…。
(左)駅のコインロッカー
(右)ガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅
私もヨーロッパでよくオープンサンドを食べました。
と言うより手軽に手に入りますものね。
by nyankome (2010-07-07 01:50)
いよいよですね。
Garmisch-Partenkirchenは、次の次の冬季五輪に
立候補しましたね。雪不足と嘆いていますが、
昔からのウインタースポーツの中心地ですね。
この辺りは、氷河の爪痕とでもいうような湖が多いですね。
Starnbergersee(たぶんこの湖ですね、ご覧になったの)やAmmersee、Kochelsee、Walchenseeもあります。
山並みの彼方からR.シュトラウスの曲が流れて来くるように
思える風景が広がりますね。お天気でなにより。
by orange (2010-07-07 15:48)
このサンドウィッチはそそりますね~^^
by ritton2 (2010-07-07 20:13)
サンドイッチのパンが、すっごく美味しそう。 さすがドイツ♪
by Inatimy (2010-07-07 20:37)
肝心なときに小銭がなかったりするものですよね^^
サンドイッチ、とっても美味しそう!
by kuwachan (2010-07-08 09:15)
nyankome さん、こんにちは!
そうですね。簡単ですからね。この日は早朝からの移動。
時間に余裕がなかったので、この区間の切符は予め日本で手配しました。
orange さん、こんにちは!
2018年の冬季五輪に立候補したのはミュンヒェンですね。
他にフランスのアヌシーと韓国の平昌が候補だそうです。
今のところ、ミュンヒェンが最有力と言われているようです。
ミュンヒェンで開催されれば夏と冬、両方開催したはじめての都市となります。
開催都市は来年決まるそうで、どうなるでしょうかね。
ritton2 さん、こんにちは!
なんとなしに買ったサンドウィッチでしたが、味は憶えてません…。
多分朝で眠かったんでしょうね…。
Inatimy さん、こんにちは!
サンドウィッチ大人気ですね。
もうちょっと意識して食べて、味のご報告ができればよかったです…。
kuwachan さん、こんにちは!
コインロッカーはテロ対策とかで置いてない国とかもあるみたいですが、
ドイツの駅は小さな駅でもコインロッカーが置いてあるので助かります!
code-a さん、toshi さん、いっぷくさん、ほりけんさん、aranjues さん、
桔梗之介さん、つるりんこさん、ぷーちゃんさん、くーぷらんさん、
Mineosaurus さん、おまめさん、dora さん、nougyoujin さん、
kurakichi さん、kohtyan さん、kakasisannpo さん、yukitan さん、
塩さん、Studio-Oz さん、てんとうむしさん、haru さん、らいち。さん、
アマデウスさん、PENGUING さん、めぇさん、dorobouhige さん、
りぼんさん、hetian さん、miyoko さん、whitered さん、plot さん、
Taeko さん、江州石亭さん、くろたさん、SORI さん、
nice! ありがとうございます!
by りんこう (2010-07-10 15:45)
りゅうさん、pistacci さん、板谷薫さん、rino さん、
nice! ありがとうございます!
by りんこう (2010-07-18 10:26)