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鉄道乗車券の購入 [2017ベトナムの旅]

2017年5月5日(金) 午後1時43分 ベトナム社会主義共和国 ニャチャン

ホテルの部屋から
ホテルの部屋から

ホテルの部屋でしばし休憩した後、ニャチャンの町に出た。
まず最初にしなければならないことは、ホーチミンまでの鉄道乗車券を購入することである。
私は先ほど、ホーチミンからニャチャンに到着したばかりなのだが…。
まあ、ベトナムの鉄道に乗ることが今回の取材の大きな目的のひとつであるから仕方が無い。

ニャチャンで①

鉄道の乗車券については、渡航前、インターネットを利用して事前購入することも考えた。
最初はどこか適当な旅行代理店を見つけ、ネットを介して購入しようとしたのである。
だが、その適当なところを私は見つけることができなかった。
まあ、検索の仕方が悪いだけであるかもしれない…。
しかしその後、ベトナム国鉄のホームページから乗車券を購入できることが判明。
これで一安心。ホームページを見る限り、席にはまだまだ余裕があった。
善は急げ。私はベトナム国鉄のホームページで、乗車券購入の手続きをじゃんじゃん進めた。

じゃんじゃん進めたのであるが、結果的に私は現地で乗車券を購入することとなった…。
ネットから購入するには、ベトナムで発行されたクレジットカードが必要なのだという…。
んなもん持っているわけがない!
そのようなカードがない場合、後払いにすることも可能であるらしい。
これはベトナムの郵便局で支払いをするのだという。
ただし、その支払いは予約完了から48時間以内にする必要があるとのこと!
これでは、乗車券を得るためだけに、一度ベトナムに渡航する必要があるではないか。
何というナンセンス!

ニャチャンで②
ニャチャンで。ちょっと特徴があるんですが、わかりますか?

そんなわけなのである。私はニャチャン駅で直接購入することにしたのである。
以来、渡航の日まで、ベトナム国鉄のホームページで空席を確認することが私の日課となった。
先ほど、ノボテル・ニャチャンの部屋でもスマートフォンを操作して、空席の有無を確認した。
まだ空席はあるようだった。ただ、明日の乗車直前に購入できる保証はない。
まずは駅で乗車券を購入して安心したい!というのは、そういうことなのである…。

ニャチャンで③
いかにもベトナムな風景

地図を見ると、駅へは徒歩圏内のようであった。
駅までの道は複雑ではなさそうだ。私はルートを頭の中にインプットして町歩きを開始した。
ガイドブックの地図を見ながらうろうろ歩くのは、なんだか好ましくないのでそうしたのである。
そうしたら、見事に駅まで辿り着くことが出来なかった…。
暑い。もう汗だらだらである。ニャチャンに到着していきなり体力を消耗しているではないか。
結局、カバンからガサゴソとガイドブックを取り出し、現在位置を確認して歩き出した…。

ニャチャン駅
ニャチャン駅

"GA NHA TRANG(ニャチャン駅)に到着したのは午後2時30分頃だった。
"GA"がベトナム語で「駅」の意である。フランス語の"GARE(駅)"に由来する語だろうか。
(帰国後に調べたら、やはりフランス語に由来する語であるらしい)
切符売り場の窓口には、時刻表がでかでかと掲示されていてわかりやすい。
列車番号、ニャチャン出発時刻、サイゴン(ホーチミン)到着時刻が表示されていた。
私はパスポートを提示し、列車番号SE5、ソフトシート(エアコン付き)の座席を購入した。
これはニャチャンを午前11時23分に出発し、サイゴンに午後7時11分に到着する列車である。
明日は約8時間列車に乗りっぱなしとなる。運賃は213000ドン。1000円ほどであった。

切符売り場
切符売り場
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ニャチャン町歩き [2017ベトナムの旅]

2017年5月5日(金) 午後2時59分 ベトナム社会主義共和国 ニャチャン

ニャチャン大聖堂①
ニャチャン大聖堂

ニャチャン駅の近くには、この町の見所のひとつであるニャチャン大聖堂がある。
駅からの帰りにちょっと寄ってみることにした。
ニャチャン大聖堂は1934年に建てられたゴシック式の教会である。
聖堂に向かって左側の緩やかな坂から聖堂内敷地に入っていく。
(右側の階段の方から入ろうとしたらおじさんに違うと言われた)。
坂道の壁面には、正方形の石板がいくつも埋め込まれている。お墓のようである。
没年は様々だったが、中には戦争で亡くなった人のお墓も当然あるだろう。

坂を上がっていく
坂を上がっていく

聖人の像もたくさんあり、まるでヨーロッパに来たよう…だとは思わない。
それは、やはり暑いからということがある。
それに、聖人像の向こうの建物に目をやると、ホーおじさんの写真が飾られていたりする。
聖堂内部に入るとひんやりとする。ステンドグラスがきれいである。
しかし、設えられた扇風機などを見ると、ここはやっぱり東南アジアである。

聖人の像ホーおじさん
(左)聖人の像
(右)左の画像の拡大。ホー・チ・ミンの写真が

聖堂内
聖堂内

ニャチャン大聖堂②
ニャチャン大聖堂

聖堂敷地内の木陰に腰掛け、ぼんやりと休んだ後、町歩きを再開。
レタントン通りから海岸沿いのチャンフー通りに出て、ずっと歩いて行く。
どこに向かって歩いているのかというと、ルイジアナ・ブリューハウスというブリュワリーである。
大聖堂からゆっくり40分ほど歩いただろうか。ブリュワリーに到着。
ブリュワリーというからには、ビールを醸造しているのだが、その内のピルスナーを飲んだ。
さすがにリゾート地にあるだけあって、店内にはプールがあり、生演奏の準備をしていた。
昼飯も食べていないので、何か食べてもよかったのだがここではビールだけ。

海岸
ニャチャンの海岸

ビール
ルイジアナ・ブリューハウスで飲んだビール。80000ドン(380円ほど)

ほろ酔い気分でチャンフー通りを渡ろうとしたが、交通量(バイク)がものすごい。
このベトナムのバイクの洪水を渡りきるコツは、一定のスピードで歩くことである。
バイクを避けようと下手に歩くスピードを緩めたり速めたりするとかえって危険である。
一定のスピードで横断していれば、バイクの方から歩行者のことを避けて走行してくれる。
頭ではわかっているのだが、やっぱりこの洪水は…。こわい…。

チャンフー通り
チャンフー通り

躊躇していると、背後から誰かが私の左手をつかんできた。
ビックリして振り返ったら、おばちゃんがほほえんで通りの反対側を指さしている。
どうやら、私を道の向こう側まで誘導してくれるらしい。
そんなわけで、私とおばちゃんは仲良く手をつなぎながらチャンフー通りを横断したのでした…。
ありがとうございました。

床屋さん
床屋さん

その後、チャンフー通りから1本、2本入った辺りの通りを当てもなく歩いた。
何か面白そうなお土産があったら購入しようと思っていたが、特に何も買わず。
夕刻から開催されているナイト・マーケットにも行ってみたが、心惹かれるものはなかった。
歩き疲れた…。空も暗くなってきた。そろそろ適当なレストランで食事をすることにしよう。

ナイト・マーケット
ナイト・マーケット

ランタン
ランタン

ベトナム料理を食べたかったので、それらしいところを探して入った。
入ったのは"LANTERNS"というところで、その名の通りランタンがたくさんぶら下がっている。
だいぶ賑わっていたが、ひとりの私はすぐに席を確保できた。
食べたのはフォーと生春巻き。あとビール。これで127000ドン(600円ちょっと)。
ひじょうに美味しかったが、フォーは今日2度目である。
それに生春巻き。なんともベタなチョイスであった…。

食べたもの
食べたもの
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ニャチャンの朝 [2017ベトナムの旅]

2017年5月6日(土) 午前5時12分 ベトナム社会主義共和国 ニャチャン

夜景
昨晩ホテルに戻って。ベランダからの夜景

土曜日。ホーチミンへ列車で戻る日になった。
前日は、フォーを食べた後、すぐにホテルへ戻り、早々に就寝した。
それは、ニャチャンの日の出を見るためである。日の出時刻は午前5時22分。
その十数分前に目を覚ます。眠い。まだ眠っていたいが、ベランダに出る。
残念ながら雲が出ている。雲の隙間から太陽が少し顔を出すのを見るだけになりそうだ。
数日ニャチャンに滞在するのならいいのだが、チャンスは今日のみである。仕方が無い…。

ベランダから
朝。ベランダから

空は赤く染まってるが、午前5時22分を過ぎても太陽は見えない。
やはり、雲に隠れてしまっている。それでも雲の隙間から何とか太陽の姿を…。
そんなのを撮影しても仕方が無いかもしれないが、私はベランダにしばらくとどまった。
日の出時刻から10分程経過しただろうか、雲の隙間から太陽が顔を出した。
そして、太陽光が海に反射され、海岸のほうまで伸びてきた。
うーん…。まあ、私がイメージしていたものに近い風景にはなった。雲が無ければなあ…。

日の出①

日の出②

それにしても、こんなに早い時間から海につかっている人がたくさんいるのが見える。
私も砂浜の辺りを歩いてみるか。
短パンにサンダル。少額の紙幣とカメラを持って砂浜に行ってみた。
するといるわいるわ、海水浴の人たち。ベトナムの人がほとんどのようだった。
そして、海岸沿いの広場ではおばさん達が音楽をかけ、何やら健康体操を行っている。
これもまたベトナムではよく見る風景である。

海岸①

海岸②

しばらく砂浜でぼけっとしている。この時間だから気温も低く、実にさわやかだ。
もうさっきまでの眠気は、とうにどこかに行ってしまっている。やっぱり早起きしてよかった。
さて、少額の紙幣を持ってきたのは、どこかで朝食を調達しようと考えていたからである。
海岸を離れ、商店エリアをぶらぶらと歩く。

海岸前の広場
海岸前の広場。向こうに見える建物は劇場。左の方に体操の集団がいる

ニャチャンの町を歩いていると、キリル文字をあちこちで見かける。
ベトナムの文字と並んで、アルファベット(英語)、そしてキリル文字がある。
なんでも、ロシア人のリゾート地としてニャチャンは人気であるらしい。
昨日、この辺りを歩いている欧米人と思しき人たちを見たが、多分ロシア人だったのだろう。
それにしてもキリル文字が多い。日本語も発見したが、これはでたらめな日本語であった…。
お寿司で"FIRE ROLL"を「火災ロール」って…。

火災ロール
ベトナム語と日本語と英語とロシア語。アラスカ州ロールというのも、すごい…

町角でバインミーを販売している屋台を見つけた。
これである。私はバインミーを朝食にしようと内々思いながら歩いていたのである。
バインミーとはバゲットにさまざまな具材を挟んだベトナムのサンドウィッチ。
近づいていくと、屋台のおばさんが手招きする。
人差し指を立てて、ひとつくださいと伝えると、手際よく具材を詰めてくれる。
私から特に指示することはない。おばさんは勝手に具材を選んで詰めていく。
ただ「チリ?」と訊かれた。辛いチリを入れるかどうかということだ。私は頷いた。
値段は30000ドン(約140円)。帰国後調べたがこれは相場より高いようである。
まあ、違ったとしても数十円だ。気にしない気にしない…。

バインミーの屋台
バインミーの屋台

つくってもらったバインミーを持って海岸に戻り、適当なところに腰掛けてこれを食べる。
トマトとチキン。そこに香草をのっけてある。バゲットもまだ温かい。美味しかった。
レストランでの食事もいいけれど、こういうローカルフードを路上で頬張るのもいい。
お金もかからないし、何よりこういうのは気が楽である。
さて、ニャチャン駅から列車が出るのは午前11時23分。まだだいぶ時間がある…。
じゃあ、ホテルに戻ってもう一眠りしますか…。
やっぱり寝るんかい…。

バインミー
バインミー
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