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ストラスブールの街へ [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2014年12月30日(火) 午前8時30分 フランス共和国 ストラスブール

Ibisホテル
Ibisホテル

泊まるはずではなかったIbisホテルで目覚めて、銀世界の街に出る。
昼にはいったんこのIbisホテルに戻り荷物をまとめ、当初予約していたホテルへ行かねばならぬ。
昨晩、泊るはずだった"Appart’City Strasbourg Centre"のスタッフとそう約束したのである。
もう私としてはそんなことしなくてもいいのだが…。ずっとIbisホテルでいいのだが…。
でも、この約束を反故にすると、異国の地できっとまた面倒なことになるわけで…。

ストラスブールで①

ストラスブールで②

さて、まず向かったのはストラスブール大聖堂である。
ストラスブールは2010年にも訪れたことがある。その時、当然、大聖堂も当然訪れたのである。
しかし、この大聖堂にあるはずの「天文時計」を見た記憶がまったくない。
「天文時計」はキリストと使徒たちの人形が動き出す仕掛けがなされたものであるらしいのだが。
はて、どうして記憶がないのか?しばらく考えたが、何のことはないミサ中だったのである。
あれは2010年の5月2日の日曜日だった。ミサ中で教会の奥のほうに入ることができなかった。
それはそれで、ミサを興味深く見物し、満足して大聖堂から出てきてしまったのだが…。

ストラスブールで③

ストラスブールで④

4年ぶりだが、大聖堂までの道は迷うことも無い。イル川沿いに歩いて旧市街に入る。
「コロンバージュ」と呼ばれる木骨造の建築が風情のある空間である。
雪に霞んだ大聖堂の尖塔が幽かに見えてきた。とにかくそちらのほうへ行けばいい。

大聖堂前の通り
大聖堂前の通り

大聖堂前
大聖堂前で

大聖堂前の通りには、天使がラッパを吹いているイルミネーションがいくつもあった。
そこに"1000 ans"とある。「1000年」である。
きっと何かが1000周年ということなのであろう。じゃあ、何が1000周年なの?
わからなかったので、今調べた…。どうも大聖堂着工から2015年で1000年ということらしい。
ストラスブール大聖堂の高さは142メートル。それに比して大聖堂前の広場はさほど広くない。
だから大聖堂の全容をカメラでとらえようとするのは容易ではない。
特殊なレンズがあればいいのだろうが、そんなもの私は持っていないのである。

飾り付け
飾り付けがすごい

マーケット
クリスマス・マーケット

広場にはクリスマスのマーケットがきれいに並んで立っているが、まだ閉まっている。
午前9時前であるから仕方がない。カフェで朝食をとも考えたが、これもまた閉まっている。
カフェなんていうのは早朝からやっていそうなものだが…。
大聖堂自体はもう開いているので、さっそく大聖堂の中へ入ってみた。

聖堂で①

聖堂で②

大聖堂内もこの時間帯では観光客の姿もあまりない。
それに開いているとは言っても、天文時計があるエリアなどはまだ立ち入ることができない。
まあ、大聖堂には滞在中また来るつもりでいる。とりあえずはぐるりと一周して外に出てきた。
カフェはようやく開店の準備を始めている。その開店を待って、一軒のカフェに入った。

バラ窓.jpg装飾.jpg
大聖堂で

カフェ
大聖堂前のカフェ

食べたもの
本当に簡単な食事。ここは4年前も入った記憶がある

そこでかんたんな食事を済ませ外に出ると、クリスマス・マーケットはだいぶ開いてきた。
そこをひやかして回っていたところ、さっそくカエルを発見したのでこれを捕獲。
ブルーの陶器のカエルで6ユーロか7ユーロかだったと思う。
このブルーの陶器。ベッチドルフというこの地域の名産であろう。
カエルをひっくり返してみると、案の定"BETSCHDORF(ベッチドルフ)"という刻印がある。
なんで知っているかというと、前回この地を訪れた際にもこの陶器のカエルを捕獲したのである。

マーケットが開きはじめた
マーケットが開きはじめた

カエル
捕獲したカエル

ホットワイン売場
Vin Chaud(ホットワイン)売場

あとは"Vin Chaud"というこの季節ならではのホットワインを飲んだり。
そんなこんなで、午前11時近くになった。そろそろいったんホテルに戻ることにするか。
昨晩の約束通り、当初予約していたホテルに移動するために。
ああ…。めんどくさい…。

ホットワイン
ホットワインはいっぱい飲みましたなあ…
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ストラスブールでの昼食 [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2014年12月30日(火) 午前11時49分 ストラスブール駅

ストラスブールで
ストラスブールで

1泊した"Ibisホテル"をチェックアウトし、"Appart’City Strasbourg Centre"へ移動。
ようやくほっとした私であるが、外に出るとホテルの前であるおっさんに話しかけられた。
どこから来たの?というので、日本から来た旨伝えると、「私はカラテをやっていた」と言う。
変なポーズをして、カラテ経験者であると主張するのだが、どうみてもこれはウソだろう…。
別れ際、「駅はどっちですか」と訊ねると、さみしそうに「知らない」と答えたおっさん。
いったい何がしたかったのであろうか…。

ストラスブール駅
ストラスブール駅

さて、私はストラスブール駅にやってきたのである。
今日の午後はちょっとコルマールという町をぶらぶらしてみようと思うのだ。
ストラスブールからパリに移動するのは明日(12月31日)の夕刻である。
だから、ストラスブールに関しては明日もまだ取材はできる。
今日は違う町に行ってみようということで選んだのがコルマール。
ここもクリスマス・マーケットが有名な町ということだ。

駅の中
駅の中

コルマールはストラスブールから列車で30分ほどであるという。
駅に行ってみると、どうもコルマール行きの列車はまたもや遅れているらしい…。
私はコルマールに行ってから昼食をとろうと考えていたのだが…。
仕方がないので、今のうちにストラスブールで昼食をとってしまうことにした。
前回(2010年)にストラスブールを訪れた際は、駅でクロワッサンを買って食べた。
別にそれでもいいのだけれど、今回はちょっとお店に入って何かを食してみたかった。

駅前
駅前

とは言え、毎度のことだけれど、ひとり旅では食事が困るのである。
どこかお店に入って…というのはひとりではなかなか入りづらいものである。
特にヨーロッパではそうである。東南アジアとかではそんなでも無いのだが。
結局、駅前広場からキュヌ通りに入り、そこで見つけた一軒のレストランに入った。
"S'Zwilling Stuebel"という伝統料理のレストラン。入りやすかったのでここにした。
店頭に掲げられた黒板を見ても、割とお手頃価格のようであった。

S'Zwilling Stuebel
食べたところ

入ってみると、おっさんが何人かひとりで食事を楽しんでいた。
地元の人ばかりのようで、外国から来たと思しき人間は私一人である。
店のマダムは中国系の人のようで、その息子と思しきハーフ顔の青年が手伝っている。
マダムがメニューを持ってきたが、よくわからぬので適当にアントレを注文。
メインはシュークルートである。シュークルートであればわかる。
数種のソーセージ、豚肉、そしてザワークラウトが煮込まれたこのあたりの伝統料理である。
これとグラスワインを注文して、締めて28.50ユーロ。これは良心的な値段だろう。
このレストランは「当り」だったと思う。今回の取材の中でもおいしかったところだと思う。

前菜
前菜 8ユーロ

マダムは食事中の地元のおっさん達と親しげに話をしている。常連の客であろう。
私にも話しかけてくる。どこから来たの?だとかフランス語で話しかけてくる。
この旅に至るまでの1年半の間、私は少々フランス語をかじったこともあって、何とかわかった。
日本から来たと答えると、今度はマダム。東京の人口はどれくらいなのかと訊ねてきた…。
これはいきなり高度な質問ではないか…。この質問に私は答えを詰まらせてしまった…。
何万人いるかということをフランス語で表現できなかったということもある…。
しかし、それ以前に東京はどれくらいの人口だったか…。それが既に不確かなのであった…。
私はマダムのこの質問を適当にはぐらかすことになったが、楽しい食事ができた。

シュークルート
シュークルート 18ユーロ

上機嫌で駅に戻り、電光掲示を見ると、もうすぐコルマール行きの列車が出るようだ。
クレジットカードを使って券売機で乗車券を購入し、ホームへ向かう。万事順調である。
やってきた列車も雪景色の中を何事も無く走り、コルマールには40分弱で到着した。
ではでは、コルマールのクリスマス・マーケットに向うことにする。

車窓から
コルマールに向かう車窓から
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コルマールの町で [2014-15欧州3ヶ国の旅]

2014年12月30日(火) 午後2時27分 コルマール駅

コルマール到着
コルマールに到着

コルマールに着いて、駅舎を振り返る。赤レンガ造りのなかなか趣きのある駅である。
旧市街に向かう前に、私は駅前にあるバス停の時刻表をチェックしてみた。
実は、私はリクヴィルという小さな村に行ってみたかったのである。
リクヴィルは「フランスの最も美しい村」に認定されているワイン造りで知られる村。
「フランスの最も美しい村」というのは、まあ「世界遺産」みたいなものなんだろう。
この「最も美しい村」がフランスにはいくつもあるらしく解せないが、まあいいところなんだろう。

コルマール駅
コルマール駅

しかし、バス停の時刻表を見るに、よい時刻のバスがなかったのである。
どうしてもリクヴィルに行きたいのであれば、タクシーで行くというのも手である。
けれども、私はひとり旅。タクシーを使うと高くついてしまうのがつらいところ。
リクヴィルには行けないことはなかったが、これは欲張りすぎかもしれない。
虻蜂取らずとなっては元も子もない。ここはコルマールの取材に徹しようではないか。
私は駅を出て左手の方角に歩きだし、コルマールの旧市街を目指したのである。

公園
公園

その途中で大きな公園を通った。
クリスマス・シーズンということで、特別の遊園地が設えられているようであった。
ジェットコースター、スケートリンクがあって子供たちが楽しそうに遊んでいる。
その様子を親と思しき大人がカメラを構え、ベストショットをものにしようとしている。
部外者の私もその光景を撮影するのである…。

ジェットコースター

スケート

あちこちに標識が出ているから、旧市街へは迷うことも無い。
小路の先に広がる旧市街。そこにはストラスブール同様に木骨組みの家が並んでいる。
同様とは言っても、ストラスブールではやっぱり大聖堂の印象が強烈である。
だから、こういう木骨組みの町並みをあらためて歩いてみるのも悪くない。
コルマールのこういう町並みは、映画「ハウルの動く城」のモデルとなったらしい。
ジブリ映画の「モデルとなった…」という形容のところ、なんだかいっぱいあるんですね…。

旧市街①

旧市街②

旧市街③
旧市街で

兎に角、そういった町並みをずんずん進んでいくと、教会に面した広場に。
クリスマス・マーケットがずらりとある。
こういったところを見て歩くのはやっぱり楽しいもので、私はまたもやカエルを発見した!
しかし、今日はまだ取材2日目であるし、今朝はストラスブールで既にカエルを捕獲済み。
カエルばかり捕獲していては、銭が無くなるし、きりがない…。
ここは各マーケットをひと通り回りし、ひやかすのみに留めたのであった。

クリスマス市①

クリスマス市②
クリスマス市

バルトルディという彫刻家がいる。ニューヨークの「自由の女神」の作者として名高い人である。
バルトルディはここコルマール出身ということで、その生家がバルトルディ記念館となっている。
ちょっとどんな風であるか入ってみたかったのだが、どうも記念館。お休みであるようであった。
門が固く閉ざされている。他の観光客も残念そうに去って行った。

バルトルディ記念館
左の星条旗が掲げられている建物が「バルトルディ記念館」

ウンターリンデン美術館というのがある。中世の修道院を改修して美術館としたところ。
ここも改修中とのことで、中に入ることは叶わなかった。
ウンターリンデン美術館の「イーゼルハイム祭壇画」という絵画は必見であるというのだが…。
ガイドブックには「イーゼルハイム祭壇画」はドミニカン教会で仮設展示中とある。
しかしながら、ドミニカン教会も開いていないようだった…。

サン・マルタン教会
ここはサン・マルタン教会というところ。ストラスブール大聖堂同様に赤いのが特徴

教会内部

教会内部②
教会内部

そんな風であるから、私はほとんどコルマールの屋外を歩いていた。
そうなるとやはり寒いのである。温まりたい…。
そこに"Vin Chaud(ホットワイン)"が売られているのでは…。これは飲むしかない。
ストラスブールでも飲んだホットワインをここコルマールでも飲んだ。
ほんとうに今回の取材ではホットワインをよく飲んだ。

観覧車
コルマールで

気になったのが、ホットワインのプラスチック製のカップである。
このカップにはいろいろバリエーションがあるようだ。もちろん毎年デザインも変わるだろう。
そう種類があるのであれば、収集癖のある私。集めたくなってしまうのだ…。
今、私の手元には今回の取材で手に入れたホットワインのカップが6種ある。
鼻を近づけてみる。あのときの香りが微かにする。旅の思い出がよみがえってくるのである。

ホットワイン
またまたホットワインを…
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