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花蓮の朝食 [2019台湾東部の旅]

2019年1月4日(木) 午前9時13分 花蓮駅

花蓮駅前
花蓮駅前

花蓮に到着して1日目が終了したところで、数週間更新をサボってしまったが、今回から2日目である…。
今日は午後に台東に列車で移動する予定であるが、座席に座れなかったりするのは嫌である。
というわけで、まずは宿から駅へ向かい、乗車するつもりの列車の乗車券を購入してしまうことにした。
自動券売機を操作して、午後3時1分発の太魯閣号の乗車券を購入(343元)。これで一安心である。
タッチパネル式の券売機を操作して購入したのだが、押しボタン式の券売機もある。
私が子供の頃は日本でもこういう押しボタン式の券売機だったが、最近はあまり見なくなった。

ボタン式の券売機
ボタン式の券売機

宿はもうチェックアウトして、荷物をフロントに預かってもらい、花蓮の町歩き開始である。
時刻は午前9時半。列車が出る時間までは町歩き。
まずは朝食を食べることにした。
昨晩も夜市に向かうために歩いた中山路をひたすらまっすぐ歩いて行き、繁華街に出た。
相変わらず歩きである。バスを使うことができれば楽だし、時間も短縮となるのだろうが…。

中山路
中山路

この辺りに「公正包子店」という肉まんの有名店がある。
ここで朝食をとることにした。
しかし、どのようにオーダーしたら良いのであろうか。
しばらく外で様子を見ていたのだが、店内での食事とテイクアウトとで列が分かれているようだ。
店内には空席があったので、とりあえず店内に入り座ってみた。
その直後、困った事態が発生したのである!

公正包子店
公正包子店

まだ何もオーダーしていないのに、私のテーブルにせいろに入った水餃子がドンと置かれていった。
店員さんはとても忙しそうで絶えず動き回っている。
私は声をかける機会を逸してしまった。そもそも何と声をかければわかってもらえる?
私はこの店はどのようなシステムであるのかしばらく考え込んでしまった。
着席すると、有無を言わさず食品が提供される方式なのであろうか?わんこそば方式か?
悩んでいる間に水餃子は冷めてしまう…。

水餃子
出てきた水餃子(手をつけた後で撮影…)

しかも、箸もタレも出てこない…。
店内を観察すると、壁際に箸とタレが準備された一画があった。セルフサービスのようである。
とりあえず箸とタレを自分で準備してきて、冷めてしまうのもいやなので水餃子に手をつけた。
たぶん美味しいのだろうが、それどころではない。なぜオーダーしていない水餃子が出てきたのか。
抗議をするタイミングを逸してしまい、私はその水餃子に手をつけている…。
私は悩みながらも完食してしまった…。さて、どうする?

花蓮で
花蓮で

このまま食い逃げ…。
店員さんは皆忙しそうで、まあ食い逃げしてもバレそうにない。
しかし、それはさすがに良心が咎めるのである。
じゃあ、あれだ…。チップを置いていこう…。
店内に掲げられたメニューを見る。
どれも安い。50元(170円くらい)置いていけば十分すぎると思われた。
私はそこがパリのカフェであるかのように50元硬貨をテーブルに置き、冷や汗をかきながら店を出た。

液香扁食店
液香扁食店

この様(ざま)はいったい何なのだ…。これが朝食というのではなんともすっきりしないではないか。
私はワンタンで有名な「液香扁食店」というところに入って、食べなおすことにしたのである。
ここのメニューはワンタンのみだから迷うことはない。
店に入るとレジが有り、ここで前払いして、レシートを受け取る。
ここはどうやら、ワンタン提供時にそのレシートと引き替えるというシステムのようであった。
セロリの味がうっすら効いたスープは、セロリが苦手な私にも何ら問題はなく美味しくいただけた。
食べ終わる頃には体がポカポカになり、うっすらと冷や汗でない汗をかいて私は店を出たのだった…。

ワンタン
ワンタン
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