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旅のプロローグ② [2012ボストーク号で行くロシアの旅]

2012年7月14日(土) JL023便 羽田から北京に向かう機内

時刻表
時刻表。午前9時10分のJL023便で北京へ

今度は北京に向かうJL023便の機内である。前回の記事で述べたように行きはビジネスクラス。
客室乗務員がいろいろ気にかけてくれて、出てきた機内食もやはり手がこんでいる。
食器がプラスチックではなくてガラスや陶器であることにビジネスクラスにいることを実感する。
だが、こういうのに慣れていない私はなんだか落ち着かない。そんな状態で北京が近づいてくる…。
さて、ここで今回の取材における持ち物についてまとめてみようと思う。
今回の取材。私は次のようなものを持っていくことにした。

~今回の持ちもの~
 パスポート(ロシアのビザが貼られている)
 バウチャー(ロシアにおけるホテル、交通機関の予約証明書)
 航空券
 シベリア鉄道の乗車券
 クレジットカード
 現金
 タオル
 ハブラシ
 ひげそり
 変圧器
 衣類
 サンダル
 常備薬(点鼻薬、酔い止め、下痢止め、かゆみ止め、頭痛薬、胃薬)
 デジタルカメラ
 デジタルカメラのバッテリー(3個)
 三脚
 筆記用具
 ipod
 携帯電話
 腕時計
 ウェットティッシュ
 ボディパウダーシート
 消臭剤
 トイレットペーパー
 爪切り
 ガイドブック
 ロシア語会話帳
 ポータブルDVDプレイヤー
 食糧(カップラーメンなど、もちろん列車内で食べる)
 マグカップ
 文庫本

持ち物はだいたいこんなところだろうか。説明が必要なものがいくつかあると思われるが。
・ボディパウダーシート:シベリア鉄道の車中は風呂に入れない。これでからだを拭いて済ませる。
・ポータブルDVDプレイヤー:シベリア鉄道乗車中はヒマらしい。これでDVDでも見ようかと。
・デジタルカメラのバッテリー(3個):シベリア鉄道乗車中の充電に不安があったので、予備として。
・トイレットペーパー:シベリア鉄道のトイレはペーパーが切れていることが多いらしい…。
その他のものについては、また追々…。

機内で一杯
機内でまずは一杯

機内食
機内食

食後のコーヒー
食後のコーヒー
 
肝心のシベリア鉄道(ボストーク号)の乗車券に関しては、実際手にするまで少々不安であった。
当初は北京に到着して、自分で北京の旅行会社(CITSという)に行って直接受け取る予定でいた。
ただ、旅行代理店の情報によると、私が北京に到着する土曜日はその会社が休みであるらしい。
この場合、その中国の旅行会社のスタッフに北京の空港まで乗車券を届けてもらうか、
あるいは、日本に送付してもらうかどちらかの方法で乗車券を入手する必要がある。
ならば、渡航前に乗車券を手にしていたほうがよい。私は乗車券を日本に送付するよう依頼した。
しかし、乗車券を送付することに中国の旅行会社は難色を示したのであった…。

今回、ロシア旅行を手配した旅行代理店、JIC旅行センターさんの説明によると、
ボストーク号の乗車券は再発行できないので、送付するのは好ましくないとのことであった。
どういうことかというと、ボストーク号の乗車券はeチケットではないので再発行できないのである。
つまり、送付して紛失してしまったら、高い銭を出して購入した乗車券も水の泡というわけである。
なるほど。それは確かにリスキーである。私は今更ながらeチケットのありがたさを知るのだった。
しかし、どうだろう。そんなに紛失するということもないだろう。
DHLとかで送ってもらえば追跡もできるはず。私は構わないので日本に送ってもらうよう依頼した。
結果、私がボストーク号の乗車券を手にしたのは出発の8日前、7月6日のことだった。

ボストーク号乗車券
これがボストーク号乗車券(5枚綴りになっている)

あと、お金に関してであるが、中国は人民元、ロシアはルーブルである。
人民元に関しては、北京に着いてから両替するからいいとして、ルーブルはどうするか…。
今回のルートだと、中国の満州里からロシアのザバイカリスクという町に入ることになる。
そのザバイカリスクがどんな町かよくわからない。ザバイカリスクでちゃんと両替できるだろうか…。
不安なので、私は羽田空港内にある両替所、トラべレックスでルーブルの両替をすることにした。
だが、実際行ってみると、ルーブルの在庫は僅少であった。全部で11210ルーブルしかないという。
私はそのあるだけのルーブルを買うことにした。34000円程とこれを両替。

チェックイン後にもトラべレックスがあったので、ここでもルーブルがあるか訊いてみた。
しかし、ここではルーブルの在庫は無し。まあ、11210ルーブルあれば何とかなるであろう…。
でも、まだちょっと不安であったので、10000円程と125USドルを両替した。
ロシアではUSドルなら問題なくルーブルに両替可能だという。お守りのような意味で両替した。
ベンジャミン・フランクリンの100ドル札を手にしたが、これは旅の終盤に登場することであろう。
余談だが、この時、トラべレックスの女性スタッフに声を荒げてクレームをつけている男がいた。
若い男だった。何があったのか知らないが、みっともない男だと思った。まったくの余談だが…。

さて、どうやらJL023便はそろそろ北京首都国際空港に到着するようである。
次回からは本格的に今回の取材記録の記事となるでしょう…。

北京首都国際空港到着
北京首都国際空港到着
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コメント 13

mimimomo

おはようございます^^
やはりロシアの列車の旅となると、非文明国家に近い旅支度が必要ですね~
ロシアは円よりドルのほうが流通しやすいのですね。
やはりアメリカ。大体何処の国に行ってもドルだけは間違いなく両替できますものね。
by mimimomo (2012-10-05 08:43) 

まつき

流石、機内食も上品な感じですね♪
荷物、普通の海外旅行にはない品揃えですね(^◇^;)
by まつき (2012-10-05 09:03) 

orange

ちょっと食べ過ぎ?の感もありますが、この先のことを思うと今の内にしっかりと栄養をつけて!ですね。
電池パック3個?と思いましたがそんな事情が。なるほど…始まる前から怪しい雰囲気が垣間見えています。今後の展開を楽しみにしています^^
by orange (2012-10-05 12:34) 

PopLife

尖閣問題が渦中となり前の取材で何よりでした。ではまた、
ありがとうございました。
by PopLife (2012-10-05 14:17) 

mirai

何より、
機内食のマッシュルームの原型にびっくり!!

by mirai (2012-10-05 16:51) 

めい

豪華な機内食に目が釘付けです(笑)
女性にはちょっと多いようですが
ドーンと出されると笑顔になってしまいそう♪

by めい (2012-10-05 17:47) 

みぃにゃん

ルーブルって手軽に両替できないんですね。なんだか現地へいっても大変そうですね。
by みぃにゃん (2012-10-05 22:53) 

krause

シベリア鉄道、学生の頃からいつか乗ってみたいと思いながらも実現していません。いつか乗ってみたいと思っています。
by krause (2012-10-06 09:39) 

サンダーソニア

おかげさまで勝ちました。明日も応援です。
by サンダーソニア (2012-10-06 17:23) 

pandan

機内ではまず1杯〜がいいですね。
by pandan (2012-10-07 06:50) 

りんこう

mimimomo さん、こんにちは!
やはり食事と衛生管理が不安でありました。
一週間、お風呂もシャワーも無しですからね。
どんな状態になったかはまた追々…。

まつきさん、こんにちは!
持ち物に関してはけっこう悩みました。
列車の旅を頭の中でシュミレーションして必要なものは何かと。
役立ったものもあれば、全く必要なかったものもありました。
そういったこともまた追々…。

orange さん、こんにちは!
朝もサクララウンジでけっこう食べていましたからね。
不安と期待がごちゃまぜの状態で全部平らげてしまったんですね。

PopLife さん、こんにちは!
あの反日デモの2か月前でしたからね。運がよかったかもしれません。

mirai さん、こんにちは!
マッシュルームはスライスされているイメージがありますからね。
丸ごと出てくるのもビジネスクラスだからなんでしょうかね。

めいさん、こんにちは!
僕は機内食はそんなに楽しみにしていなくて、むしろ無くてもいいんです。
でも、今回はビジネスクラスですからね、やはりちょっと期待してしまいました。

みぃにゃんさん、こんにちは!
まあ、クレジットカードがあれば何とかなるだろうと思いました。
ルーブルをめぐっては苦労することもありました。それもまた追々…。

krause さん、こんにちは!
シベリア鉄道は年々乗車料金が値上がりしているようですよ。
旅行会社の人に早めに予約するようにすすめられました。

サンダーソニアさん、こんにちは!
おめでとうございます。今日も頑張ってください!

pandan さん、こんにちは!
恒例のビールです。今回はいつにもましてビールを飲んでましたなあ…。
by りんこう (2012-10-07 12:29) 

momiji

太田裕美さんの「さらばシベリア鉄道」いいですよね(^^)
でも実際の旅行は大変そうですね(^^;)
by momiji (2012-10-08 00:05) 

りんこう

momiji さん、おはようございます!
お返事が遅くなりごめんなさい。
「さらばシベリア鉄道」乗車中にipodで聴いていました。
季節は正反対でしたが。
by りんこう (2012-11-16 08:41) 

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