ストックホルム市庁舎 [2011バルト海沿岸5ヶ国の旅]
2011年4月29日(金)、現地時間 午前9時42分、ストックホルム ストックホルム市庁舎
洞窟のような地下鉄駅構内
地下鉄でRadhuset 駅に移動し、地上をずんずん進んでいくと優美なレンガ造りの建物が現れた。
アスプルンドの作品を観た後だから、このストックホルム市庁舎の建築についても触れておくと、
ストックホルム市庁舎はラグナル・エストベリという人の設計により、1923年に完成したとのこと。
なんだかもっと古い建物のようにも見えるのだけれど、まだ建てられてから100年経っていない。
早稲田の大隈講堂に影響を与えたというが真偽の程はわからない。まあ、似ているかもしれない。
この市庁舎はノーベル賞受賞者の晩餐会の会場ということで、来てみたかったところである。
ストックホルム市庁舎
市庁舎内の見学はガイド付きのツアーに参加することで可能となる。
これから先、私がノーベル賞を受賞するということは、天地がひっくりかえってもないことなので、
ツアーに参加することで、会場の雰囲気を味わってみようじゃないの。と考えていたのである。
ツアーは1日何回かあるが、私は一番早い時間の午前10時からの英語ガイドのツアーに参加した。
料金は90スウェーデン・クローナ。これを支払い、簡単な案内とツアー参加シールをもらう。
というわけで、いよいよツアー開始。ガイドはクリスティさんという女性。参加者は30人程であった。
ノーベル賞晩餐会の会場「青の間」
ツアーは「青の間」と呼ばれる空間からスタートであるが、実はここがノーベル賞晩餐会の会場。
いきなり私のお目当ての空間であり少々驚いたが、確かにこの空間はニュースで見た記憶がある。
昨年、ノーベル化学賞を受賞した根岸さんはここでスピーチをしていたのだな。
しかし、ヘンである。この「青の間」。ちっとも青くないではないか!
なんでも、最初は青くする予定だったが、レンガの赤が美しいので、赤いまま残したとのこと。
ガイドさんはゆっくりと説明してくれるので、語学が駄目な私でも何となくは理解できる。
晩餐会はここに約1300人が集まる。ひとりに与えられるスペースはわずか幅60cmらしい…
「青の間」の階段を上り、次に案内されるのが「市議会室」である。
ノーベル賞の晩餐会のことばかり頭にあったけれど、ここは市庁舎なのであって、市議会がある。
天井が剥き出しになっているが、これはヴァイキング時代の建物をイメージしているそう。
自分が住む市の市議会がどんなかも知らないが、この市議会は落ち着かない感じがするなあ。
そんなストックホルム市議会の議員定数は101。現在、その内の54人が女性とのことである。
過半数を超えているのだ。ガイドさんによると、過去20年間は男女半々の状態が続いているという。
市議会室
市議会室の天井
毎週土曜日に結婚式が行われるという「オバーレン」という小部屋を抜け
(17世紀のフランスのタペストリーが掛けられているためか、ここはフラッシュ撮影禁止)、
「プリンスのギャラリー」という鏡の間へ。ここは表敬訪問があった際に使われる空間らしい。
この部屋の壁にはフレスコ画があるが、この絵はこの国の王子が5年かけて描いたものである。
窓からは湖を望むことができ、とても優雅である。宮殿にいるかのような錯覚に陥ってしまう。
そんな私に追い打ちをかけるように最後の空間、その名も「黄金の間」が待ち受ける。
プリンスのギャラリー
しかし、ヘンである。この「黄金の間」。ちっとも黄金ではないではないか!
いやいや、ここではそんなことはありません。ここは部屋一面が金箔のモザイクで彩られている。
正面にユニークな壁画があるが、これはストックホルムのシンボル「メーラレン湖の女王様」。
メーラレン湖とはさっき窓から望んだ湖がメーラレン湖で、そこの女王様が画の中心にいる。
その女王様に向って左側には西の国々の寓意、右側には東の国々の寓意が描かれている。
女王様の頭上に輝く太陽は白夜を表しているらしい。もっと細かく見ていくと面白いだろう。
黄金の間①
ストックホルムのシンボル「メーラレン湖の女王」
「黄金の間」を出て、階段を下りると、最初の「青の間」付近に戻って来た。これでツアー終了。
ツアーの時間は45分程である。ガイドのクリスティさんに一同拍手して解散となった。
市庁舎を出る前に、お土産売り場があったので、日本語の市庁舎ガイドブックとトランプを購入。
日本語ガイドブックは65スウェーデン・クローナ、トランプは60スウェーデン・クローナ。
トランプはどこに行ってもその土地のお土産トランプがあって、つい購入してしまう。
今回の取材でも私は計7つのトランプを購入してしまった。これ、意外と銭がかかるんだよな…。
黄金の間② 晩餐会の際にはここで舞踏会が催される
出口にツアーのシールを貼り付ける板がありカラフル。私は記念に持ち帰りました
洞窟のような地下鉄駅構内
地下鉄でRadhuset 駅に移動し、地上をずんずん進んでいくと優美なレンガ造りの建物が現れた。
アスプルンドの作品を観た後だから、このストックホルム市庁舎の建築についても触れておくと、
ストックホルム市庁舎はラグナル・エストベリという人の設計により、1923年に完成したとのこと。
なんだかもっと古い建物のようにも見えるのだけれど、まだ建てられてから100年経っていない。
早稲田の大隈講堂に影響を与えたというが真偽の程はわからない。まあ、似ているかもしれない。
この市庁舎はノーベル賞受賞者の晩餐会の会場ということで、来てみたかったところである。
ストックホルム市庁舎
市庁舎内の見学はガイド付きのツアーに参加することで可能となる。
これから先、私がノーベル賞を受賞するということは、天地がひっくりかえってもないことなので、
ツアーに参加することで、会場の雰囲気を味わってみようじゃないの。と考えていたのである。
ツアーは1日何回かあるが、私は一番早い時間の午前10時からの英語ガイドのツアーに参加した。
料金は90スウェーデン・クローナ。これを支払い、簡単な案内とツアー参加シールをもらう。
というわけで、いよいよツアー開始。ガイドはクリスティさんという女性。参加者は30人程であった。
ノーベル賞晩餐会の会場「青の間」
ツアーは「青の間」と呼ばれる空間からスタートであるが、実はここがノーベル賞晩餐会の会場。
いきなり私のお目当ての空間であり少々驚いたが、確かにこの空間はニュースで見た記憶がある。
昨年、ノーベル化学賞を受賞した根岸さんはここでスピーチをしていたのだな。
しかし、ヘンである。この「青の間」。ちっとも青くないではないか!
なんでも、最初は青くする予定だったが、レンガの赤が美しいので、赤いまま残したとのこと。
ガイドさんはゆっくりと説明してくれるので、語学が駄目な私でも何となくは理解できる。
晩餐会はここに約1300人が集まる。ひとりに与えられるスペースはわずか幅60cmらしい…
「青の間」の階段を上り、次に案内されるのが「市議会室」である。
ノーベル賞の晩餐会のことばかり頭にあったけれど、ここは市庁舎なのであって、市議会がある。
天井が剥き出しになっているが、これはヴァイキング時代の建物をイメージしているそう。
自分が住む市の市議会がどんなかも知らないが、この市議会は落ち着かない感じがするなあ。
そんなストックホルム市議会の議員定数は101。現在、その内の54人が女性とのことである。
過半数を超えているのだ。ガイドさんによると、過去20年間は男女半々の状態が続いているという。
市議会室
市議会室の天井
毎週土曜日に結婚式が行われるという「オバーレン」という小部屋を抜け
(17世紀のフランスのタペストリーが掛けられているためか、ここはフラッシュ撮影禁止)、
「プリンスのギャラリー」という鏡の間へ。ここは表敬訪問があった際に使われる空間らしい。
この部屋の壁にはフレスコ画があるが、この絵はこの国の王子が5年かけて描いたものである。
窓からは湖を望むことができ、とても優雅である。宮殿にいるかのような錯覚に陥ってしまう。
そんな私に追い打ちをかけるように最後の空間、その名も「黄金の間」が待ち受ける。
プリンスのギャラリー
しかし、ヘンである。この「黄金の間」。ちっとも黄金ではないではないか!
いやいや、ここではそんなことはありません。ここは部屋一面が金箔のモザイクで彩られている。
正面にユニークな壁画があるが、これはストックホルムのシンボル「メーラレン湖の女王様」。
メーラレン湖とはさっき窓から望んだ湖がメーラレン湖で、そこの女王様が画の中心にいる。
その女王様に向って左側には西の国々の寓意、右側には東の国々の寓意が描かれている。
女王様の頭上に輝く太陽は白夜を表しているらしい。もっと細かく見ていくと面白いだろう。
黄金の間①
ストックホルムのシンボル「メーラレン湖の女王」
「黄金の間」を出て、階段を下りると、最初の「青の間」付近に戻って来た。これでツアー終了。
ツアーの時間は45分程である。ガイドのクリスティさんに一同拍手して解散となった。
市庁舎を出る前に、お土産売り場があったので、日本語の市庁舎ガイドブックとトランプを購入。
日本語ガイドブックは65スウェーデン・クローナ、トランプは60スウェーデン・クローナ。
トランプはどこに行ってもその土地のお土産トランプがあって、つい購入してしまう。
今回の取材でも私は計7つのトランプを購入してしまった。これ、意外と銭がかかるんだよな…。
黄金の間② 晩餐会の際にはここで舞踏会が催される
出口にツアーのシールを貼り付ける板がありカラフル。私は記念に持ち帰りました
こんにちは^^
ここは私も見学しましたよ~~~
by mimimomo (2011-05-28 15:25)
これで晩餐会の下見はバッチリですね!
ノーベル賞目指してがんばりましょう♪
さて、何で目指しますか???(^_-)
by りゅう (2011-05-28 17:10)
mimimomo さん、こんにちは!
mimimomo さんも行かれましたか。
雰囲気思い出していただけましたでしょうか?
りゅうさん、こんにちは!
まあ、下見はしたんですが、幅60cm の狭いところで食事するの嫌なんで…。
申し訳ないですが、僕は遠慮しておきます。申し訳ないんですが…。
by りんこう (2011-05-28 17:33)
メラーレン湖の女王、迫力ありましたね!
私のデジカメでは、全部がはいらなくて、細切れに写した写真に
なってるんです。
ヴァイキングを彷彿する市議会室の天井の写真も
ダメでした。りんこうさん、広い範囲がよく撮れていますね。
窓の外にメラーレン湖が見えて、夏だったので、爽快でした。
by TaekoLovesParis (2011-05-28 20:45)
Taeko さん、こんばんは!
僕のデジキャメはそんなに高いものではありません。
今までは説明書を読まずに撮影していたのですが、
今回はパラパラと読んでいたから割合よく撮れているのかもしれません。
取材記事はまだまだ続きます。いつ終わるのか気が遠くなりますなあ…。
by りんこう (2011-05-28 22:16)
市議会室の天井が、とても印象的です。
木造船を作る技術が天井作りにも活かされているのでしょうか?
ツアー参加のシール、なにか抽象画のようですね^^
by orange (2011-05-28 23:15)
orange さん、こんばんは!
天井はヴァイキング時代のイメージ。といっても何だそれは?となりますよね。
でも、仰る通り、これはまさしく船のようでもあります。
ヴァイキング船の船底をイメージしたものなのだそうですよ。
by りんこう (2011-05-28 23:45)
北欧の文化は西欧とは少し違いますね。
by Silvermac (2011-05-29 19:12)
Silvermac さん、こんばんは!
そうですね。やはり、北欧は他のヨーロッパ諸国とはちょっと違いますね。
市議会議員の男女比が半々というのも、さすが北欧だなあと思いましたよ。
他のヨーロッパ諸国の議員の男女比の割合は知らないですけれどもね…。
by りんこう (2011-05-29 22:26)
コメントありがとうございました。
ストックホルムも一度行ってみたいです。
by toshi (2011-05-30 02:37)
歴史を感じる建物ですね
by bee-15 (2011-05-30 04:41)
テーブルが並んだ写真などを見てると狭いなぁって思ってたんですが、
思ったより広い間なんですね。
ノーベル賞授賞式の晩餐会にでるアイスが食べられるって場所も、
市内にあるとか。
どんな味かしら。
by Inatimy (2011-05-30 19:54)
toshi さん、こんばんは!
toshi さんはアジアのイメージですが、ストックホルムもご関心ありますか?
きれいな街でした。物価は高いですが…。
bee-15 さん、こんばんは!
古そうに見える建物なんですが、意外と新しい建物なんです。
ただ、ノーベル賞受賞者がたくさん来たとを思うと、やはり歴史を感じます。
Inatimy さん、こんばんは!
広いんですけれど、ここに1300人が集まるので、やはり狭くなるようです。
ノーベル賞のアイス!Inatimy さん、鋭いです!次の記事に出てくるかも?
by りんこう (2011-05-31 20:16)